らんらん氏から、こんなコメントがあって、ふと考えた……。

売れるビデオ作ったらいいのに!

実録その1『赤い貴族不破哲三 24時間密着取材』
       監修:筆坂秀世 解説:有田芳生


実録その2『現代のマルクス不破哲三 24時間密着取材』
      監修:日本共産党中央委員会
         日本共産党社会科学研究所
      解説:志位和夫

 どちらのビデオが売れるでしょうかね。その1は、それなりに売れるでしょうけどその2は??

 特報!『宮本顕治物語』(監督山田洋次 脚本井上やすし)これならもしかしたらグー^^
例のリンチ殺人事件をどう描くか興味深々。でも検閲ありだろうな^^

うんにゃ!山田洋次と井上ひさしじゃ、駄作確実。だってどちらもこんなテーマに向くとは思えないし、なによりもう終わった人だもんw

実際問題として、日本共産党をテーマとした映画では、そのむかし深作欣二監督で「実録日本共産党」を撮ろうとした試みがあって共産党が大反対して潰したと聞くが、ぶっちゃけ実現していたとしても深作では難しいと思う。当時の「実録」の名のごとく、ヤクザ映画の亜流程度のものしか作れなかったろう。

実際問題として、いい映画にしようとするなら日本共産党の歴史を概観するようなのは連続ドラマ型式でないと難しかろう。映画なら重要なトピックに的を絞った方がいい。たとえばオリヴァー・ヒルシュピーゲルの「ヒトラー〜最期の12日間」みたいな感じ。

となると、宮本顕治なら宮本百合子との結婚から小畑虐殺を経て6全協までという日本共産党が隠したい部分の中でも最も重要なのは、6全協のあたりだろう。コミンフォルム批判を受け入れるべきだとしていたはずの国際派だった宮本が、いかにしてコミンフォルムなんぼのもんじゃいの自主独立路線に至ったのか?このあたり、実はぼくちんさっぱり分からんのである。だからそういう映画を見たいwww

とはいえ、こんなテーマを撮れる今の映画監督って誰だろう?
いないこともないとは思うのだが……。