日本共産党の地区委員長が岸和田署に痴漢で逮捕されたニュースが流れた直後と言うのに、わざわざ撒き餌をしてくれるたけし先生でつ。

在日米軍軍人の犯罪が立て続けに報道されていますが、同じ民青仲間の人の書いた本を挙げて、こんなことを書いておられます。

日本政府は「綱紀粛正」と「再発防止」を米軍に「お願いする」ばかりで、主権国家としての立場さえ放棄しています。

 だいたいそんなことで再発を防止できるはずがないことを日本共産党の月刊誌「前衛」5月号に掲載された日本平和委員会理事の川田忠明さんの論文「米兵の性犯罪はなぜ繰り返されるのか」を読んで、あらためて実感しました。

中略

川田さんは米兵による残虐な犯罪は米軍の中の「不心得者」が起こすといったものではなく、実は米軍のシステムが生み出す本質問題であることを指摘しています。

この論文ぼくちん未読なのでつが、著者がやったのか、たけし先生が勘違いしているのか知りませんが、「性犯罪」と「残虐な犯罪」を混同させる文章ですね。そうするとたけし先生の地元岸和田署に逮捕された地区委員長は「残虐な犯罪」をやったわけですねw

それにしても、米軍の犯罪は米軍のシステムが生み出すとはむちゃなことをおっしゃられますな……。

普通の人間は「目の前で人を殺す」ということに大きな心理的な抵抗感があります。それを訓練によって「殺人の抵抗感」を払拭し、平気で人を殺せる人間をつ くりあげるというのが米軍の訓練の目的であって、そうならば「綱紀粛正」や「再教育」などで問題が解決しないのははっきりしています。

……軍隊は敵と戦う時、相手殺して、そして自分が殺されないようにしてなんぼでしょw。もちろん普通の人は何の恨みもない人を殺すことには抵抗はあるでしょう。しかしそこに利害や人種や宗教、イデオロギーがからめば、人は平気で人殺しをする。

ボクちんがすぐに思いつくだけでも十字軍やフランス革命、20世紀では文化大革命やユーゴ紛争。そして今でもイラク以外でもそんな殺し合いは行われているのが現状です。だいたいそうした訓練を受けていない人がほとんどである今の日本で年間何件殺人事件が起きているのですかw?

とまで書いて、そもそも在日米軍の犯罪が多いのは、米軍の募集形態に問題があるのではないかと考えて、米軍が徴兵制を敷いていた時期と、志願制を敷いていた時期で犯罪発生率は違うのではないかと思って検索してみるとビックリ!

日本共産党の赤嶺議員が防衛施設庁に提出させた資料によれば、米軍犯罪は96年くらいまで一貫して減少傾向にあるが、ここ十年くらい減少傾向が足踏み状態というか増加傾向になっている。

96年あたりを境にしたこの変化は何を意味するのか?すぐに思いつくのは、95年、日本を揺るがした沖縄の米兵による少女暴行事件だ。この事件による米軍の綱紀粛正、再発防止努力が逆に米軍犯罪を増やした可能性があるのではないか?

これは調べてみる価値のありそうなテーマである。かといってぼくちんにはその余裕がないので誰か調べてホスィところだが、いずれにせよたけし先生は、赤嶺議員の調査によって、大恥をかいたのは間違いないところのようでつ。

でもぼくちんは、とっても勉強になりましたwww