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タグ:党生活者

蟹工船・党生活者 (新潮文庫)
が前年の百倍のペースで売れていると言う記事。通常だと年間2500部の本が25万ペースと言うから半端ではない。

ワーキングプアの現実に対して怒りを増幅させたり、勇気をあたえてくれる本を求めていたのではないか」との新潮社文庫編集部の佐々木勉氏の感想。あるいは元フリーターのブックエキスプレス・ディラ上野店の店員が、売れ行きに火をつけたと言うのもその通りなのだろうが、実は数年前から蟹工船がハードボイルド小説として本好きの間で再評価されていたのが背景にあるんだよね。

それはそれとして、共産党員の、「いまがチャンスだ!」なんて気合いが聞こえてきそうだが、「今話題の小林多喜二の日本共産党」みたいな宣伝を真に受けて党に入った人は「こんなはずじゃなかった!」と驚く人が多いだろうねぇ。

実際問題として、ワーキングプアに対して熱心に相談、対応、自立の援助をしているのは、共産党よりも専門のNPOの方だと、実際に共産党の援助を受けてみた方からも報告が上がってきている。


当blogの常連でない方は、ついでにここも読んでね。より理解が深まると思う。



たけし先生、相変わらず不破タンヨイショに余念がありません。不破タンが一体何を言っていたのか分かりませんが、たけし先生の無知と革命的読解力がないのだけはわかります。だいたい不破タンが

「党生活者」には続編が予定されていたことを明らかにする

だなんて、不破タンもたけし先生も「党生活者」を最後まで読んだことがないのですね。それとも作品の最後に「(前編終わり)」と書いてあるの見えなかったのでしょうかwww

と、ここからはまじめに書きます。ここで触れられている民文で論争となる笠原問題というのがなんだかよくわかりませんが、関連するあらすじを書いておきましょう。主人公は倉田工業でストライキをさせようと頑張っていましたが、仲間が捕まったことをきっかけに逃亡します。

しかし、逃亡先のあてがなかったために笠原なる商事会社に勤めるタイピストのところに転がり込み、その後もアジトを作れなかったので笠原と夫婦の体裁を整えて某所に潜伏しつつ、ストライキを指揮しようとするのです。

で、この笠原タン、共産党に協力はしていたけども、主人公と同棲してから私生活の全くない党生活に疲れてしまいます。おそらくは主人公とホントに夫婦となる決心をしていたのでしょう。

しかし一緒に外を歩くことができない。自分は昼に働き夜に寝るのに、主人公は昼に寝て夜に党活動に出て行く。そんな夫婦として生活できないことに不満を募らせていたのでつ。

しかし、それでも笠タンは職場でアカとばれて解雇されてからも、生活のために女給に出るなどして主人公の党生活を支えます。しかし、主人公はそんな笠タンよりも自分が指揮する闘争にまい進してきた伊藤に心引かれる自分を見てしまうのでつ。 続きを読む

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