中印首脳会談の記事。ポイントはここ

 首脳会談の事前報道では、サプライズ(驚き)はないとされてきました。しかし、民生用の核技術協力で予想外の合意がありました。共同宣言は、「国際的な民生用核協力は国際的不拡散の原則を守って進められるべきだ」(共同宣言)と強調しました。

 インドは核不拡散条約(NPT)に加盟せず、核兵器保有国となりました。このため原子力供給グループ(NSG=四十五カ国)は、ウランなどの核燃料、原発などの核技術のインドへの輸出を制限しています。

 インドはNSGの制限措置の解除を求めていますが、国際的な同意はまだ得られていません。地元紙は「中国はインドの行く道をさえぎらない」(英字紙ヒンズー)などと、中国が制限解除を事実上認めたととらえています。

要は、これ、中国のNPT体制に対する挑戦だよな?中国はインドにNPTの締結を要求しなかった。すなわち核不拡散や核軍縮への協力を外交カードにしなかった。

これは核廃絶をうたい、そしてパキスタンとの友好関係をうたう日本共産党に対する重大な裏切り行為ではないのか?