2025年09月11日

神谷高雪、これは面白そうwww

正典で殴る読書術: 「日本共産党独習指定文献」再読のすすめ

紙屋高雪

かもがわ出版

2025-10-08

読書は、再起の武器になる。

日本共産党が党員のために指定してきた独習文献群を、いまの社会課題に立ち向かう〝知のツール〞として読み直す。ネット論争からジェンダー、地方政治、文学、自然科学——ジャンルを横断しながら、「読む力＝考える力＝殴る力」を鍛える一冊。

考えることをあきらめないすべての人へ。　ふたたび立ち上がり、踏み出すための読書ガイド。

いやぁ、誰を殴るんでしょw？(^^)
おそらく、ちまちまジリジリ真綿で首を締めるようにやるのでしょうねw

本人のblogも貼っとこう。

コメント一覧 (18)

- 1. KM生＠かもがわ出版では電子版は無理か
- 2025年09月13日 04:48
- 神谷氏の生活の為にも、是非購読普及したい。敢て苦言を言えば、今の時代やはり電子版が欲しい。しかしかもがわ出版では無理なのかにゃ～？
- 2. けろりん@お久しぶり
- 2025年09月14日 08:03
- 予約いたしました。最近は毎日3～400kmを、クルマ(カローラフィールダー)にて走る仕事をしており身体も大分ガタがきました。はたして読みきれるか否かは不明ですが近頃の共産党の廃れっぷりをみていますと経典で殴るどころか引導を渡す段階が近い気もしますな。
- 3. ワーストトリオ＠独習指定文献の歴史　その１
- 2025年09月14日 20:49
- 私が知っている、独習指定文献の歴史を述べます。
  　※90年代入党なので、それ以前についてはご容赦ください。
  
  独習指定文献
  https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8B%AC%E7%BF%92%E6%8C%87%E5%AE%9A%E6%96%87%E7%8C%AE
  
  Wikipediaの説明で大体合っていますが、さらに補足いたします。
  
  ①95年頃の大幅改定（文献数の削減）
  
  ラスティ・ネイル様が述べられていましたが、95年頃の改定で、指定文献の数が大幅に減りました。それまでは50～100冊くらいあったようですが（中身は資本論のような大著から、パンフ程度の薄い本まで様々）、改定で20冊程度に。Wikipediaで紹介されている文献で、合っていると思います。
  
  大きな特長は、『共産党宣言』が指定文献から外れたことです。共産党なのに共産党宣言を読まなくていいって？と少し話題になった気がします。
  
  ②「知は力」「科学の目」の学習推進
  
  不破が言い始めたと思いますが、いかにも知的な魅力を醸しだし、指定文献の読了を言うようになってきました。ソ連崩壊後の社会主義への信頼崩壊や、その後の政治不安（自民→非自民細川→自社村山、等の政局の激動）もあり、「確かな羅針盤を掴もう」みたいな呼びかけだったと記憶しています。
  
  とは言っても、高齢者中心の居住支部ではろくに受け入れられず、もっぱら学生支部への指導だったと思います。私の学生支部でも、読了指導が強化され、寸暇を惜しんで読まされました。それでも全文献読了者はわずかで、私の支部でも私ともう１名だけでした。
  
  結局、指定文献を真剣に学習しているのは、ごく一部の学生支部（その多くは民青の拠点大学とか、共産系全学連がある大学等）にとどまりました。指定文献って何？という支部がほとんど。　制度自体が形骸化しました。　（続く）
- 4. ワーストトリオ＠独習指定文献の歴史　その2
- 2025年09月14日 20:53
- （続き）
  ③指定文献の廃止へ
  
  2002年か03年に伊豆学習会館で行われた青年党員の研修会？だったかで、指定文献という語が久々に出て、参加者のうち「全文献読了者」が紹介されました。ただ、読了者はせいぜい3名くらいでした。そこには民青の幹部とか、専従もいた気がしますが、未読了が珍しくなかった。その報告者は坂井和歌子氏（現在比例候補）だった気がしますが、今の党幹部だって未読了は少なくないことでしょう。特に『資本論』は半端なく長いし難しいですから。
  
  04年に、志位の一方的報告で廃止されました。通告のみ、党内議論ゼロです。
  https://www.jcp.or.jp/akahata/aik3/2004-08-28/17_00.html
  
  「学習に役立つ文献については、適切な時々に、さまざまな形で、全党に紹介する」と言っておきながら、特に古典はほとんど紹介されることがなく、突然「資本論」を紹介しまくる異常さ。資本論は最高難易度で、最初に読んでも挫折しますよ。
  
  ④東京での読了推進体制（90年代後半）
  
  ちなみに私の学生時代、都党青年学生部は、指定文献読了にかなり力を入れていました。自ら学習会講師を務めた専従もたくさんいます。
  
  当時、講師として教わった事がある、都青学部のメンバー４名です（敬称略）
  ・田辺良彦（現、都委員長）
  ・田川豊　（現、都副委員長）
  ・宮本徹　（元衆院議員）
  そして、
  ・神谷貴行（党相手に正論で闘っています！）
  
  蒼々たるメンバーですね。これだけの逸材が、狭い都党事務所の４階（５階だったかも）にひしめき合っていました。昔の都党事務所は、JR代々木駅の駅ビルかと思うほど駅に隣接しており、敷地がとても狭かったです。
  
  同じ釜の飯を食った仲間、神谷さんの話に少しでも耳を傾けるなら、共産党再生の芽もあるかも知れないのにね
- 5. KM生＠ワーストトリオ様
- 2025年09月14日 21:17
- ＞狭い都党事務所の４階（５階だったかも）
  87年都党患部が（病を苦に）飛降り自殺した件を思い出しました。
- 6. とーぼ
- 2025年09月14日 22:34
- 神谷さんの本を機に、日本を代表する哲学者が言っているこの話はもっと知られてほしい。共産党だけでなく、観念論には広く誤解がありますよね。
  
  「非常に素朴に言って、こうした観念なるものの最大の問題点だとおそらく思われるのは、世界のすべては心の中の観念として「ある」としか言えないのであって、自分の外側や外部にあるはずの世界を議論の対象にできないのではないか、という疑問だ。哲学の教師を長年している経験からすると、観念論の話をして、どうも受け入れがたいと思っている学生に理由を聞くと、たいてい、それは心の中の話にすぎなくて、それだけだと外部世界が扱えないと思うからだ、と述べることが多い。なるほど、そういう風に捉えるのか。私は、こういう反応を聞いたとき、目からうろこが落ちるような気持ちがした。観念論を説明するための急所がどこにあるか、飲み込めたんだ。　外部。これが問題なんだ。私たちの外側に、物質とか物体とか自然現象とか、そういう物理的な何かが「ある」ということ、それが観念論だと扱えないと、そんな風に人は思うようなんだね。こりゃいかんですよ。哲学者たちが、そんなことに気づかずに観念論を展開していたとしたら、そいつらは大間抜けだ。でも、歴史の審判を甘く見てはいけない。何千年、何百年と生き残ってきた哲学や思想というのは、想像以上に強靱だ。」
  
  一ノ瀬正樹. 英米哲学入門　──「である」と「べき」の交差する世界 (ちくま新書) (pp.55-56). 筑摩書房. Kindle 版.
- 7. とーぼ
- 2025年09月14日 22:39
- >>6
  自己の感情や思考を一歩引いて客観的にとらえることで（反省）、外部の世界をより正確に認識できるんだと思いますよ。共産党見れば、反面教師でよくわかるじゃないですか。
- 8. 頴娃＠KM生様
- 2025年09月15日 23:15
- 都委員会幹部の飛び降り自殺、私も覚えています。その報告を受けた宮本顕治議長は「自殺をするような奴は共産主義者とは言えない！」と斬って捨てたと伝え聞いています。特高警察の暴行に耐えて獄中で12年闘った宮本氏からすれば、命ある限り闘うのが共産主義者なのでしょうけど、私の知人は「これが、日頃から同志愛とか暖かい党風と言っていた宮本さんの言葉か？」と半ば怒り、半ば失望してましたね。そのころとは時代も変わりましたが、地方議員や青年党員との間に、「同志愛」という厳格なものでなくても、悩みや苦労を共有できる党風があれば、離党を止められるのではないかと思いますね。
- 9. チエガネーゼ
- 2025年09月15日 23:36
- 面白そうな本ですね。
  目次をみていて有島武郎『カインの末裔』が載っているのに驚きました。
  この小説が独習指定文献だった時代っていつなのでしょう。
  なにを独習することを狙っていたのか。
  有島武郎って科学的社会主義とは違うと思うし。
  謎がつきません。気になって仕方ありません。早く読みたいです！
- 10. あの～
- 2025年09月16日 06:20
- 『なにをなすべきか？』
  レーニンによる前衛党主義、職業革命家集団形成の書ですが、、、
  論敵トロツキーの指摘が的を得ていた。
  
  賢明な共産党市区町村議員は『なにをなすべきか？』十分に検討された方がいいですね。
  ポスト日本共産党、あるいは日本共産党亡き議員活動を十分に検討すべきと思います。
  
  共産党国会議員、都道府県会議員の多くは指導力なき職業議員ですから党中央と一蓮托生、一緒に没でやむなしと思います。
- 11. 松竹伸幸
- 2025年09月18日 15:08
- ＞1. KM生＠かもがわ出版では電子版は無理か
  KM生様、みなさま。まだ表示されていませんが、アマゾンでは紙版とキンドル版が同時発売されます。弱小出版社であり、過去の書籍を電子化する財政的余裕はありませんが、新刊書籍はアマゾンの計らいもあって、特別の事情がない限り電子化しております。よろしくお願いします。
- 12. KM生＠松竹様
- 2025年09月18日 15:36
- わざわざご丁寧に回答有難うございました。では、神谷様の新刊発売次第電子版で購入します。
  尚神谷さんも明後日名古屋には来られるんですね。私も12時まで京都で仕事ですが、大急ぎ参加するつもりです。
- 13. ラスティ・ネイル
- 2025年09月18日 19:51
- 共産党除籍・解雇の元党員「志位議長の本を読み直した方が良いのでは」地位確認訴訟で党側主張に反発
  https://news.yahoo.co.jp/articles/e5256cd7cfb50c4ce70f8b87827093e84a801c9b?page=1
  
  「これは現在志位議長を筆頭に党幹部から党員へ、学習のために読むよう勧められている本です。同書では労働者の定義について『企業または事業所に労働を提供し、賃金を支払われてる人は全て労働者になります』『現行法では労働者として扱われていない働き方をされている人も全て労働者です』と説明しています。ですが、裁判で党は私の労働者性を否定するような内容の書面を提出しており、『本の内容を読み直した方がいいのではないか』と言いたくなりましたし、あきれました」
  
  「私の労働者性を否定するのであれば、労基署から就業規則について、問い合わせや指摘が入った時にも堂々と労働者性を否定すれば良かったはずです。
  そうであるにもかかわらず、お上（行政）が出てきたら『もちろん私どもは党職員を労働者として預かっております』と言いながら、裁判や内部向けの説明などでは『お前たちは労働者じゃない』と主張しています。
  加えて『とにかく共産党だけは、この資本主義社会の中で特別な存在だから特別に扱ってくれ』という態度を、今日の期日全体を通して被告側から感じましたが、これらは到底許せるものではありません」
  
  どちらに理があるか、誰が見てもハッキリしてるけどねえ。
  しかし「志位議長の本を読み直した方が良いのでは」てのは、
  なかなか皮肉が効いてますな。
- 14. KM生＠松竹様（追伸）
- 2025年09月19日 21:44
- 早速後先生の「民主集中制」かもがわ出版電子版購入読破しました。明日の良い予習に成りました。10月には、明日の司会の神谷さんの新刊電子版で購入します。
- 15. KM生＠早速書店で紙版購入しますタ
- 2025年10月09日 08:07
- 昨日勤め帰りに発売日思い出して、紙版書店で購入。一気に読破しますタ。昔は党も民青も「独習指定文献」などというのがありますタ。神谷氏がリストアップされたのを見て、改めて当時が思い出されますタ。わたすが活動してた70年代も、神谷氏が活動されてた90年代も、そして現在も、「時代は変れど党は変らない」というのが感想ですた。
- 16. 松竹伸幸
- 2025年10月09日 10:06
- ＞15. KM生さま
  ご購入をありがとうございます。「時代は変れど党は変らない」ですけれど、神谷さん自身は党のあらゆる縛りから自由になって、指定文献の読み解き方も豊かになったと感じます。11月14日の夕方から東京堂書店（神保町）で、斉藤美奈子さんとの対談があるそうです。
- 17. KM生＠松竹伸幸様
- 2025年10月09日 10:17
- 速攻のレス有難うございますタ。
  11月14日（金）是非WEB視聴したいです。
- 18. 松竹伸幸
- 2025年10月09日 11:13
- ＞17. KM生さま
  対談相手のご意向もあり、残念ながらWEB放映はしないとのことです。私は現地で参加予定ですので、そのうちお伝えできる機会もあろうかと思います。