リンク先はフェイスブックだが、最後の会議での蛭子氏の発言が載っている。

魂の言葉とは、こういう言葉をさす。以下全文引用。
注・ここで出てくる「菅さんと言う方は私の先輩議員で今年4月に94歳で亡くなった方です」
とのこと。
 
明日、菅さんの49日法要があります。菅さんには菅さんが現職の時から様々なアドバイスを受けて来ました。常に語っていたのは党の総括の甘さ、安全保障論、社会主義論、政党助成金問題、多面的多角的に党を批判し、何度も何度も中央に電話をかけ、意見を言い、党を思い孤軍奮闘し少しでも党を変えようと努力して来た方でした。

会うたびにそれらの事を私に話され、時には自分は日本共産党ではなく自由共産党だとも自負していました。自由な討論や議論を愛し、中央がどう言おうが私は私の考えだと常日頃からよく話してくれました。中央委員会に電話しても木で鼻をくくったようなことばかり言うと、よく怒っていました。私が党の中で一番話しをして来たのは菅さんです。一番影響を受けた方かもしれません。私は私なりに菅さんの思いを全面的に受け止め、党を変えねばと思って来ました。
 
最初は党の中で1人で28大会議案や綱領への疑問、意見を中央に言い始め、いくら言っても何も変わらない。支部で様々な学習会や議論をふかめると少しずつ賛同も増え、政党助成金や党首の長期化、選挙総括の仕方などへの疑問がやがて支部の総意に変わってきたと思います。でも地区委員会を始めとして上は何も変わらない。アンケートをとったり、学習会を深めたりする機会もなく、他支部の党員と議論を深める場もない、横も変わらない。ならばとSNSで公然と多角的に発信すると遠くから共感が増え私は力を得ました。
 
 菅さんはSNSなど何も知らない世代です。ですから、話す、電話をするというやり方で、常に党への叱咤激励をしてきました。私は、遅ればせながらのSNS世代です。その使い方、影響力、持つ力についてはある程度の知識はあります。そしてその持つ大切さをも思います。
 
中央委員会は、SNSで異論を唱えることを禁止しています。古い体質です。この古い体質の表現が私への処分です。SNSを発信し続けると処分が待っていました。処分があろうがなかろうが、思い切って心の丈を発信し続けることで少しずつ党内で賛同者が増えてると感じます。ここにお集まりの地区委員の皆様は、党内で民主的な議論を行えば党外に議論をオープンしなくても国民から理解が深まり、党の支持者や党員が増えるとお考えなのでしょうが、成功していますか。今が大事です。党が変わるチャンスです。党がもっと変わらないと国民は苦しむばかりです。

何故変わろうとしないのか?マインドコントロールされて、変わることへの恐れに取り憑かれてるとしたら、まさにカルトの悲劇です。党は変わらなければなりません。開かれた党に、柔らかでしなやかな党に、多様な発想と自由な議論ができる党に、上部に異論を唱えて党外の人に知られようが許される党に、少数意見も尊重される党に、中北氏が語っておられるような党にすなわち「もっと開かれた、緩やかで、オープンで人々が参加しやすい、人々の自発性で党を大きくしていく、そういったあり方にかわって行くのが共産党が再生する第一歩」となるように変わらねばなりません。中央委員会が総懺悔する中央委員会総会を期待します。
 
 私への処分は規約上の正しい解釈と説明されるのでしょう。しかしその規約に問題があることを強く指摘したいと考えます。力の弱い党員、発信力を持たない党員が異論を唱え、一人の声でも小さな支部の声でもそれが多数の声になれる機会を党として民主的に保障するシステムを作る事、自由な議論の場をオープンにする事、少数意見でも国民の視点から見てなるほどと共感される意見なら多数になれる事、それらを地道に進めなければ党は前進できないでしょう。ジリジリと後退し、やがて朝日に照らされた朝露のようになくなってしまうと確信します。どうかその事に早く気づいていただきたいと切に願っています。大改革をしなければ党は必ずなくなります。これが私の党への最後のメッセージです。 


試され済みの負け戦ばっかりしてるんだから、反論できないよね。