いやはや、ショックでしばらく沈黙するのかと思ったら、てっちゃんてっちゃん不破哲っちゃんの著作をベースに、幹部たちの知的水準の衰弱を語る・・・

新しい事態、新しい情勢が起きているのに、従来の成功体験にしがみついて、思想の飛躍、ブレイクスルーを起こさない。——

 マルクスは、『資本論』の中で、生産的労働においてかつては頭脳と手足は一体のものであったが、階級社会、そして資本主義(とりわけ「独自の資本主義的生産様式」たる機械制大工業)において「頭脳」と「手足(言いなりで黙々と作業するだけの人たち)」の分離が起きると指摘したが、そのような乖離は左翼運動の中でも起きうることを、不破の著作は警告として示している。
そしてそれが専制の基盤となるとまで解明しているのである。
中略
戦略的な行き詰まり・戦略的な見通せなさ、という現実を直視できず、手近な戦術的前進を勝ち取ろうとするこの思考、この態度! なんか「進んでるわ〜」という小さな満足感だけを脳内報酬で受け取りながら、その実は、一歩も前に進んでおらず、状況はただただ悪化していくだけなのに。
これぞ「知的水準の衰弱」の見事な形象化ですわ。 
中略
これは、すべての政治的判断をスターリンに任せきってきた旧コミンテルン幹部たちが、どんな政治的、知的実態におちいっていたかを、もっともあからさまな形で示したものではないでしょうか。(不破前掲p.174-175)
 ここで、マルクスの『資本論』*1で引用されている、ホラティウスの『諷刺詩』の一節をご紹介。
名前を変えれば、これはみなおまえのことを言っているのだぞ! 

ぼくちんの感想
おっしゃる通りだと思うけどね、なんで全学連委員長だった時代に気がつかなかったの?
全角連委員長だった当時も一緒だったでしょ?