大手芸能プロダクション「ジャニーズ事務所」の創業者、ジャニー喜多川前社長(2019年死去)による所属タレントへの性虐待問題について日本共産党国会議員団は22日、プロジェクトチーム(PT)を立ち上げ、会合を開きました。元『週刊文春』記者で1999年から同問題を追及してきた中村竜太郎氏を招き、意見交換しました。

中村氏は「自分たちの子どもがこんな性被害に遭っていたことに対し、きちんと向き合うべき社会的問題だ」と強調。また、この問題を大手メディアが報じてこなかったことも指摘しました。

 また、中村氏は「23年間絶望したままだ。(同誌が報じた後も)何も変わらなかった。世の中に知らしめることができていれば、その後の被害がなかったのではと自責の念がある」と述べ「メディアが報じてくれていれば。悔しい気持ちがある」と強調。「国会で真剣に取り組んで追及し、同じことを繰り返さないようにしてほしい。それが政治の力だと思う」と語りました。

 PT責任者の吉良よし子参院議員は「子どもたちが被害者になっていたにもかかわらず、社会で重大問題と認識されてこなかった。二度と繰り返さないための対策やどう救済していくべきかを議論していく」と述べました。 

タブーはないと自慢する赤旗も報道してこなかったことを中村氏は胸におさめつつ、共産党にも協力を要請しているわけだが、吉良佳子には理解できないようである。