一八世紀の秘密外交史 ロシア専制の起源 [ カール・マルクス ]
一八世紀の秘密外交史 ロシア専制の起源 [ カール・マルクス ]

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TAMO2ちんおすすめ
速攻購入して、ざざっと目通ししましたが、ポイントと思うところを二つくらい。プレハーノフ(ロシアマルクス主義の父)は、レーニンの危険性を指摘していたそうですが、ロシアの風土はそれを受け入れなかったということだと思います。(編集した?カール・アウグスト・ウィットフォーゲルの序文です) 

----p53 
一八五六年から五七年にかけて書かれた一連の論文において、マルクスは近代資本主義がよりよいかつ自由な世界(彼が社会主義または共産主義と呼んだ社会)に発展していくより、新しい形のアジア的専制によって浸透されるリスクがあると最も明確に述べている。


レーニンが『一八世紀の秘密外交史』を矮小化しようとしたのは、彼がその議論を恐れていたことを示している。さらに、アジア的復古論に対する彼のアンビバレントな態度は、これらの論点が自分の革命が引き起こした危機と関連づけられるのを恐れていたことを示している。独裁的に中央集権化されたロシアは国家制度における管制高地を占領するだけでなく(TAMO2註:10月革命直後の『さしせまる破局、それとどうたたかうか』は、管制高地だけの支配を言っていた)、国の最も重要な二つの経済部門、つまり、工業と農業を独占的かつ専制的に支配することとなったのである。

この本は、専制主義国家として、中国にも言及しています。言及しているのは「解説」の中で、福本勝清氏によって、です
。 

この本、未読だが思い出したのがこの2動画。
 


 根本には、コンプレックスがあると思うのね・・・。
だから何だといわれるかもだけど。