タイトル 記者会見にあたって
全文掲載する。読み易く開業処理。鈴木氏のメールアドレスと FAX番号、携帯場号も載っているのだが、メールアドレスのみ掲載にする(いたずら防止のため)

3月17日、記者会見にあたって 鈴木元 (国際ジャーナリスト)
 3月16日夜、外出先での夕食中、私の携帯電話に京都府委員会から電話があり「鈴木さんの除名処分が決まりましたので文書を自宅に届けます」との連絡が入った。帰宅して郵便受けを見ると、日本共産党京都府員会常任委員会の名において「鈴木元氏の除名処分について」という文書が届いていた(別紙資料)。
 
  除名の理由は主として私の本を巡っての問題である。つまり私の本が「事実無根の党攻撃を書き連ねています」と言う主張と、出版を巡って松竹伸幸氏と「党攻撃の分派活動の一翼をになった」というものである。
 
 昨年末から今年の2月にかけて共産党にかかわって4冊の本が出版された。いずれも反共でも財界をスポーンサーとした共産党を陥れる類の本ではない。反動化する日本の政治状況下、共産党がこれ以上後退しないように、その改革を願った物である。その著者の一人である私・鈴木元を松竹伸幸氏に続いて除名処分したのである。私は強く抗議するとともに、その撤回を求める。

またこの除名処分は一斉地方選挙を前に国民から強い批判を受け、選挙で共産党は新たな後退の危険を自らもたらすことになるだろう。志位和夫幹部会委員長をはじめとする党指導部は、このような判断を行った責任が問われなくてはならない。
 
 私は高校3年生の18歳の時に入党した党歴60年の古参党員であり、拙著「志位和夫委員長への手紙」(かもがわ出版)で書いているように様々な闘いを行なってきた。その経験から共産党の新生のための具体的提案を行った。しかしそれに対する 答えは乱暴で拙速な除名処分である。到底許されないので急遽東京で記者会見をおこなうことにした。
 
 私は、志位委員長や小池書記長が、調査も処分もされていない党員である私にたいして、公開された記者会見において「鈴木なにがしの処分は検討中」などと党内問題を乱暴に党外で語るなど明らかに規約違反の言動を行ってきた。

しかし私は、3月9日の規律違反の調査のための会議の出席、続く3月15日の処分を決定するとの常任委員会に出席し、処分は間違いであるとの反論を行った(別紙資料)ことについて一切明らかにしてがなかった。誰が規約違反し、誰が規約を守ってきたかは、この経過でも明らかである。
 
 そして昨日16日、志位氏の記者会見(鈴木の処分は検討中と発言)の後に府委員会名で除名処分決定の文書が届けられた。処分は決定した組織の一級上級が承認して確定する。松竹氏の場合、南地区が決定し京都府委員会が承認し、中央へ報告した。しかし私の場合は京都府委員会(実際は常任委員会)が決定し、一級上級の中央委員会が承認しなけれはならない。つまり中央委員会が直接に責任を問われる問題なのである。
 
 ところが私の除名処分文書(資料 17日付「赤旗」の四面の左下に掲載)では「京都府委員会常任委員会は3月15日、鈴木元氏の除名処分を決定し、16日中央委員会が承認し確定しました」と書かれてある。つまりこの場合、中央委員会とは何を指しているのかということである。まさか中央委員会総会を開催して承認したわけではないだろう。通常は良くないが常任幹部会が代行している。ところがここでは常任幹部会と言う名前はない。

常任幹部会は月曜日に定期的に開催されている。そこで私は20日の月曜日に常任幹部会が承認決定し、21日の「赤旗」で発表するのだろうと予測していた。しかし「16日に承認確定した」と書いてある。臨時の常任幹部会が開催された気配はない。

 それでは中央委員会とは何を指しているのであろうか。中央委員会は明らかにする責任がある。私の周りでは規律委員会ではないかという人がいた。たしかに規約第26条に中央委員会は規律委員会を任命する。規律委員会は、次のことをする。(一)党員の規律違反について調査し、審査する。(二)除名その他の処分についての各級機関の決定に対する党員の訴えを審査する。と書かれている。

もしも規律委員会が私の除名処分を承認したのであれば、そう明記すればいいが書かれていない。また志位和夫幹部会委員長や小池晃書記局等は度々「鈴木なにがしの処分は検討されている」と発言してきたが、今回の除名処分について一切の言及がない。自分たちは係わっていない、規律委員会が決めたことだと言うのだろうか。
 
 いずれにしても私は、9日の私への調査も、15日の除名処分決定のための府委員会常任委員会に出席し反論したことも党内問題と考え明らかにして来なかった。しかし除名処分が「赤旗」で発表されたのだから、私の反論を含めて社会的に明らかにするため記者会見を開くことにした。よろしくお願いいたします。以上。

鈴木元のプロフィールと連絡先
1944年8月8日生まれ。立命館大学一部(昼間部)経済学部卒業。在学中日本共産党立命館大学一部学生党委員会委員長として学園紛争を闘う(「もう一つの大学紛争」(かもがわ出版)として出版)。大学卒業後、共産党の専従職員として京都北地区ならびに京都府委員会の常任委員を務める。その中で現在共産党の国対委員長の穀田恵二が京都市会議員から衆議院議員になるときの本部長も行う。

その後、家庭の事情で専従を辞め、かもがわ出版編集長代理、立命館大学総長理事長室室長、大阪初芝学園副理事長などを務める。1997年以来、中国・モンゴル・ベトナムなどアジア各国で国際協力事業に従事。現在JICAからの委託事業としてベトナム戦争中に米軍が撒いたダイオキシン入りの枯葉剤被害二世三世障害青年が農業を通じて社会参加・自立を促すプログラムを実施中。

日本ペンクラブ会員・日本ジャーナリスト会議会員として著作活動にも取り組む。最近の作品として「異文化理解・協力の旅」(文理閣)「コロナ後の世界」(かもがわ出版)「ポスト資本主義はマルクスを乗り越えて」(かもがわ出版)の文明論三部作がある。
 
連絡先。Eメール shagime@mtf.biglobe.ne.jp