紙屋高雪さすがの「シン・日本共産党宣言」書評

いやぁ、この書評はすごいわ。
どうやって査問を回避するのか、とてもよく考えられていると思うw

まぁ、松竹たんも紙屋たんも査問→除名除籍にはならんと思うよ。今は昔と違い、ネットがあるから下手に処分したら何が起きるかわからない。そんな時代の変化がわからないほど中央委員会もバカではない。 

Comments

[1. 太宰ファン＠自民党を見習え]

ご紹介の紙屋氏の論評、読みました。さすがに頭が柔軟ですね。こういう人が党首になれば変わるかも。本人も党首選に出ていいと言ってるし。

紙屋氏が「党大会」にむけた議論をとても大事にし、実践していて、その過程を経て選ばれる党指導部に信頼を置いていることもよくわかった。

ただ、その党大会の決議案の内容は、結局、指導部が作るわけで、意見を上げてもその採否も党指導部が握っているわけで。。中央委員候補の人選も現党指導部が行う点も考えると、問題もあるわけで。

党首選より党大会を重視するなら、そこでの議案の提出権を全党員に平等に認めるとか、指導部案と対等に議論するとかもあっていいし。

で、そういう問題を考えていくと、むしろ、自民党のように、派閥があって、各派閥が、綱領の範囲でvarietyのある案を出し合って、みんなで方針を議論するような党大会にして、その結果で党首も決まる、というような「自民党のシステム」こそ、時代に合わせていろんな声を取り入れる政治勢力として、最強ではないのか！と思ってしまうのだが。。。もちろん、日常の活動では派閥禁止で。

[2. ワーストトリオ]

神谷氏の意見で、特筆すべきは以下の部分です

＞「現在のような役員（中央委員、幹部会）による互選で党首を選んだって、派閥や分派ができるときにはできるんじゃないんですか？」ということである。

　古参の共産党員は労働組合の役員選挙で繰り返しみてきた光景のはずだ。組合では代議員という代理人による間接選挙が多く、同盟系だの総評系だの統一労組懇系だの、激しい票の奪い合いがあった。

　代議員や役員による互選というシステムは、現在の共産党の幹部選出と同じシステムである。＞


共産党の委員長選出は、「党大会で193人の中央委員を選ぶ→その193人が合議で委員長を選ぶ」形式。　党大会代議員でも、合議まで誰が委員長になるか不明（形式上は）。

　これ、共産系なら皆そうだというわけでは無い。
　私の関わる労働組合も、役員選出は「委員長：Ａさん　書記長：Bさん　執行委員：Cさん、・・・」のように、最初から投票用紙に役職まで明記された上での投票です。定数通りなら（たいてい定数通り）信任投票、超えれば決戦投票。

　ですから「えっ、Ａさんが次期委員長なの？」みたいな事が選挙前にわかります。Ａさんが委員長にふさわしくないなら、落選はしなくても×票が多くなるので、一定の影響あり。共産党もせめて「委員長：志位」と事前に公示し○×投票にしては？
　大半の代議員は○でしょうから「圧倒的多数の支持で選出」されますよ！

規約でも選挙方法は事細かに決まっていないので、「中央委員を選出」だけでなく「委員長には誰、副には誰」と明記された用紙で投票する方法なら、すぐにでも実現出来るはずでは？

　おそらく、公明党はこの形式です。
　松竹氏の本では「党首公選していないのは共産と公明」とありますが、公明党は代表への立候補も選挙活動も出来ます。投票権は党大会代議員約400人のみですが、それでも選べるだけマシです。
https://www.komei.or.jp/komeinews/p9509/

[3. エトピリカ改めナキウサギ]

私も紙屋氏の意見に賛成です。

＞一例を上げると赤旗の日曜版はそのまま紙で維持するが、日刊紙は紙を廃止し全面デジタルにして価格を抜本的に下げ、毎日の配達をなくす。

私は現在、赤旗日刊紙（月3497円）と日曜版（月930円）を購読しているので、月4427円の支出です。日刊紙を全面デジタルにして、価格を下げてもらいたいです。

[4. ラスティ・ネイル]

うまいこと書くなあ、神谷天皇。元全学連委員長が元全学連委員長の書評をするって、なかなかオモロい。

[5. さがのひと]

赤旗の藤田次長の「松竹批判」論文を読みましたが、
紙屋氏のような意見に対しては、どう対応するのでしょうね。

紙屋氏の書評は、松竹氏の本にきちんと噛み合ったもので、
党員の中でも共感する人も結構いるのではないかと思われます。

本当は、これくらいの水準でやり取りすべきなのに、藤田論文はまるで「反党分子」扱いになっているあたりが、相変わらずの共産党ぶりで、この先も停滞しそうだと見られるのがわかってないのでしょうね。

[6. KM生＠さがのひと様]

誤　この先も停滞しそうだ
正　この先も凋落し続ける

[7. TAMO2]

色々あって、共産党から自民党までお付き合いがありますが、一番「民主的」なのは自民党なんですよね。ここ、報告会や懇親会を一杯やってて、非党員も結構歓迎してくれます。

そして、個人的に一番驚いたのは、転職の挨拶で某国会議員（当時）に行った時、仕事にまつわる見えてきた日本の諸課題について話した時、「僕には分かりかねる部分がありますが、分かる議員に伝えておきます」と言い、実際、そうだったと思うことがありました。

情報を共有する、課題を共有するというのは今、企業ではとても大事なことだとされ、DXだのAIだのでそのためのシステムを作っていますが、自民党は既にそういうのに取り組んでいるのではないかな。共産党は、かつての歴史ゆえにまだまだ横のつながりを、「分派の芽」と見ていて抑圧しているような話は聞きますし、横のつながりを分派と見るならば、意見レベルの分派は大事にしなくてはならないのではないか、と思います。実際、フランスの左翼業界では、分派を禁止していたフランス共産党は見事なまでに凋落し、分派を認めている第四インターのほうが、今や左翼の代表格になってますし。

[8. KM生@TAMO2様へ質問]

話の本筋でないところで申訳ありませんが、
１）第4インターは分派を認めているんですか？（フランス共産党よりましなのは事実ですが）
かつての連合赤軍事件など、（ある意味日共以上に彼等は上意下達的で）「下級は上級に無条件に従う」の組織原則を盾に凄惨なリンチ殺人が行われ、しかも誰も異議を唱えなかった（自ら殺人に手を貸し、挙句の果てには自ら殺されていった）と記憶しています。この点「新左翼の方がむしろ日共以上に官僚的民主集中的だ」と思ったものですたが。
２）フランス共産党の眼を覆うばかりの凋落は事実ですが、しかしこの反省から現在では「民主集中制廃止」したのではなかったですか（むろん凋落に歯止めはかからないが）？

[9. 太宰ファン]

>>7
TAMO2様

自民党がいろんなものを吸収できるというのは、私は安倍元首相のアベノミクス（リフレ策、反緊縮、金融緩和と財政出動による景気浮揚・失業減らし、賃上げによる経済循環）で実感しました。これは、クルーグマン、バーナンキほか最近のノーベル経済学賞受賞者の理論とも合致するもので、先進国でも早くからを先取りして実践し、失業率の大幅改善など、成果がありました（財務省圧力の消費増税で成果が棄損されましたが）。

それまでの民主党政権が、財務省の奴隷で、緊縮財政、消費増税、仕分けや震災に伴う公務員給与減、円高放置、企業の海外移転促進などなど、「不況下でやってはダメな政策」を全部やってるという惨状でした。共産党も国債反対を言うだけでなんの策もない。

左派に言わせると、改憲や軍拡を実行するために経済政策で国民の歓心を買おうとしたのだということになりますが、苦しんでいる国民を救ったのは、事実であり、評価されて当然です。共産党のように、国民を救うための現実的な政策を様々な情報や研究、方策を練って提案する努力を放棄して、政府への批判だけやって、党勢拡大だけ策す、利己的な政党は、国民にとって意味がありません。原子力関係でも、同じことやってますね。

[10. TAMO2@KM生様]

第四インターが分派を認めているのは、第四インターの構成員から聞いています。そして、第四インターは新左翼というよりも、社民左派という理解です。

モスクワの長女は、今は民主集中制を廃止しているようですが、廃止したのはまさに第四インターに抜かれたから、という理解です。

[11. KM生＠TAMO2様]

ご回答有難うございますた。

[12. 国道134号鎌倉]

皆さん、今晩は。

紙屋高雪氏のウェブログ、拝読しました。

細かい問題についても触れていますが、日本共産党が党内民主化を進めるうえで避けて通れないはずの問題である、政党助成金受け取り拒否の県に触れていないことに疑問を覚えます。

政党助成金受け取り拒否問題は、日本共産党最大のタブーなのでしょうか。

[13. busayo_dic@管理人]

>>12
政党助成金の受け取りと民主化は関係ないでしょ？

[14. 共産党改革派@12. 国道134号鎌倉]

>政党助成金受け取り拒否問題は、日本共産党最大のタブーなのでしょうか。

趣旨を推察するに、政党助成金は受け取るべきだと思っている党員もいるから、その意見も党内で民主的に検討してほしい、ということでしょうか。

[15. 国道134号鎌倉＠管理人様、共産党改革派様]

　皆さん、今晩は。

＞政党助成金の受け取りと民主化は関係ないでしょ？

　管理人様、受け取り拒否に至った詳しい事情について、私はよくは知りません。ただ、現在の党財政を考えれば、党員の負担を和らげるためにも政党助成金受け取り拒否を続けることができるか、という問題はあると思います。

＞政党助成金は受け取るべきだと思っている党員もいるから、その意見も党内で民主的に検討してほしい、ということでしょうか。

　共産党改革派様、おっしゃる通りの趣旨です。