志位和夫・日本共産党委員長(67)の「有事の際には自衛隊を活用する」という発言が波紋を呼んでいる。「自衛隊は違憲」と言い続けてきた共産党は、都合の良いときだけ利用するのか、というわけである。ところが志位委員長は「急に言い出したことではない。2000年の党大会で決定し、綱領に書き込んでいる方針だ」と反論した。実際、日本共産党綱領を読んでみると……。
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志位委員長は、自衛隊活用論を「綱領に書き込んでいる方針」と言うけれど、綱領にあるのは「自衛隊はアメリカの戦争計画の一翼を担っている。そんな自衛隊は憲法9条に違反しているのだから解消する」と言っているに過ぎない。自衛隊活用など、読み取ることはできない。
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――ところで志位さん、何で「綱領にある」なんて言っちゃったのだろう。
筆坂:ちゃんと読んでないのかもね。そう言われても仕方がないでしょう。 

筆たんは、かつて志位委員長を衆議院屈指の論客の一人として高く評価していた。数字に強く、論理的に考える能力に優れ、非常に緻密な分析をする人と評価していた。

しかしそんな人でも、どうにもごまかせないほど党の政策がダメになっていると見るべきなんだろうね。