人新世の「資本論」 (集英社新書)
斎藤幸平
集英社
2020-10-16



正月にこんなの読むとか、馬鹿だろと自分に突っ込みを入れつつw
ネットメデイアにあったこの方の書いてるのを読んでいるとたいした人物とは思えなかったのだが、この本読んで考えを改めました。
内容的には、マルクスが資本論の一巻を書いた後、成長とエコロジーの問題にぶつかったことに気がついて二巻以降を進められなかった。それがMEGAプロジェクトでマルクスの草稿などを分析しているとわかったということで、このあたりはゾクゾクする出来。ヴェーダ・ザスリーチってやっぱオレの嫁だけのことはある(なこと書くと槇村香にどつかれるw)

それはともかく、そこからは、低成長を提案するのは良いとして、組織論はちょっとキツイかな?というより触れるべきじゃなかったかも。

ま、それでも読む価値は充分にあるね。