共闘効果はあったにしても限定的で、議席を減らしたことは間違いない。ただ、ぼくちん的に同情するのは
志位氏は「前向きの解決がはかられるべき課題も明確になりました」と指摘。野党が力をあわせて、共闘の大義、新しい政治の魅力を、さまざまな攻撃を打ち破って広い国民に伝えきる点で十分とは言えなかったこと、激しい共闘攻撃に共同の反撃の論陣を張るまでには至らなかったこと、共闘態勢の構築が選挙間際まで遅れたことなどをあげました。
もうね、これに尽きると思う。
6年前から共産党は野党共闘を提唱して、民主党→立憲民主党にアプローチしてきたのに、相手の腰が全く据わらなかった。共産の票は欲しいができたら相手にしたくないというわがままで都合の良い状態でいようとして何年も無駄な時間を使った。立憲が共産を相手にしないと言うならそれはそれでよいが、共産票欲しさにずるずると時間を引き伸ばしてきた。
これに共産も相当な譲歩をしたのにもかかわらず、最後まで態度は共闘するともしないとも明確化しなかった。もしこれが(あり得ないにしても)維新や公明みたいな態度を明確にする党とやることになっていたら、おそらく大勝できていただろう。組もうとした相手があまりにも悪かった。
次に日本共産党の結果についてです。志位氏は、選挙戦で訴えた、コロナから命と暮らしを守る政策的提案、自公政治からの「四つのチェンジ」について、「国民の利益にかない、訴えが届いたところでは大きな共感が広がりました」と報告。にもかかわらず、残念な結果になったことについて、「最後の1週間にわが党の政治的勢いの失速が起こりました」と指摘し、(1)支配勢力の必死の共闘攻撃、共産党攻撃に対して、それを上回る必死さで反撃する点で弱点があった(2)早い段階、とくに選挙戦公示日までに、日本共産党躍進の力強い流れをつくりだすことに成功しなかった(3)2017年総選挙の教訓である、積極的支持者を日常的に増やすこと、党の自力をつけることを総選挙のたたかいに生かしきれなかった―という3点の反省点を挙げました。
これは大変興味深いところで、確かに選挙前半は小選挙区で赤嶺以外も当選しそうな勢いだった。穀田恵二や池内さおりも小選挙区当選はあり得たくらいだったのに、後半失速した。実動部隊の高齢化が著しく、二週間の長丁場に耐えられなかったと言うのが実際のところだろう。
参院選勝利・躍進にむけて、次の3本柱の活動にただちにとりくむよう提起しました。
第一は、3月末までを節に、広い有権者を対象にした参院選勝利・躍進の政治的・組織的とりくみ、「赤旗」読者拡大の前進をつくり、4月以降の活動でさらに発展させることです。そのために「第1次全国遊説」や「第1次折り入って作戦」にとりくむことを提起。「赤旗」読者では日刊紙1万1千人以上、日曜版では4万6500人以上を増やそうとよびかけました。
今日、特別月間か、党勢拡大の大運動が提起されるのでしょう。
第一は、3月末までを節に、広い有権者を対象にした参院選勝利・躍進の政治的・組織的とりくみ、「赤旗」読者拡大の前進をつくり、4月以降の活動でさらに発展させることです。そのために「第1次全国遊説」や「第1次折り入って作戦」にとりくむことを提起。「赤旗」読者では日刊紙1万1千人以上、日曜版では4万6500人以上を増やそうとよびかけました。
今日、特別月間か、党勢拡大の大運動が提起されるのでしょう。
第二は、支配勢力の反共攻撃にかみあって、日本共産党の綱領と理念、歴史を伝えて、積極的支持者を増やすとりくみを大戦略に位置づけて、やり抜くことです。とくに、支配勢力が日本共産党が政権に参加することへの不安をあおりたてるもとで、「日本共産党が政権に加わることこそ日本の政治をよくする道だ」と攻勢的に訴えていく活動をよびかけました。
そう思うなら、香西とか池内とか、炎上しやすい連中の指導を徹底することですね。吉良の沈静化に成功した藤井さんに指導させるのが吉だろうが、人数多いから大変だ。
第三は、世代的継承のとりくみを全党の力を総結集して前進させることを中軸にすえて、党員拡大のための独自追求を抜本的に強めることです。とくに世代的継承は、緊急・死活的な課題と述べ、公示までに青年・学生、労働者、30〜50代の真ん中世代で1万人の党員を増やすことを提起。世代的継承のとりくみを、3本柱の活動のすべてで太く貫くことをよびかけました。
若者の入党を促したいなら、共産党の党名どころか、もう党の政策に根本からメスを入れなきゃならない。今若者が最も支持しているのは自民党なのだから。そこまでできますかね?
若者の入党を促したいなら、共産党の党名どころか、もう党の政策に根本からメスを入れなきゃならない。今若者が最も支持しているのは自民党なのだから。そこまでできますかね?