KM生氏のコメント
 スレとは関係ないが、先日NHKTVで紹介された話題の訳本早速購入、読破しますた。
ファクトフルネス 
ロスリング(在スウェーデン)一家著
関美和杏林大准教授他訳
日経BP社発行
我々は思い込みで行動していないか?先ずは冒頭から衝撃(笑劇)的クイズ
現在低所得国女子の初等教育修了率は?
A20% B40% C60%
筆者は(日本を含む)先進11ヶ国でアンケートを取り、正答率は(筆者が頻繁にメディアに登場するスウェーデンの)11%が最高で、軒並み10%以下であった(日本は7%に過ぎなかった)。しかも国際政治に詳しい筈の国連機関職員やジャーナリストでさえ、一般人と同等かそれ以下であった。念の為正解はC。即ち現在の問題点は、「初等教育すら受けられない」ではなく、「初等教育修了率を如何に高めるか」である。その後も衝撃的クイズは続くが、(読者の皆さんに御購入頂く為)敢て紹介しない。

わたすが何故この新刊を紹介するか、賢明な掲示板読者なら立ち所にご理解頂けるであろう(^^)。
そう!全くその通-------- り!
わたすが問題にするのは、「現代社会の様々の事象を勝手に自分に都合よく合理化解釈して、機械的に(我が党は伸びる情勢にあり、伸びないのは下部の怠慢であると)ワンパターンの自己保身を繰返す何処かの党の最高患部」である。思い込みからではなく、客観的データからこそ「現代社会の真の姿とその抱える問題点の解決法」が見えてくるのである。(むろんこれは、個人のみならず政党にも該当する)。
なぬっ?「日共党最高患部が自党の真の姿を客観視できるようになったら、自己嫌悪に陥って人格破産する」だって?大いに結構!それでこそ下部党員支持者は、「多年に渡る呪縛から解放されて、(患部の保身のためでない)真に日本人民の幸福の為の社会の建設に邁進できる」のだ!

肝心の値段忘れてますた。税抜き1800円です(^^)。
原著発行が2018年、訳本発行が2019年。よって本書の引用統計は、2017年度である。執筆時点から3年を経て起った今回のコロナ騒動。しかし本書の記述は、恰も今回の騒動を予測していたかのようである。日共云々は今更どうでもよいとして、本書で示された視点は、我々にとって「今後コロナへどう対処すべきか」大いに参考になること間違いない。むしろこの意味から、一読をお勧めする
。 

1年くらい前からベストセラー街道をばく進中の本だが、ぼくちんも買おう買おうと思っていてまだ未読である。世評を見てみても、いい本なのは間違いないです。