武器としての「資本論」 / 白井聡 【本】
未完の時代 1960年代の記録 [ 平田 勝 ]
KM生たんのおすすめ
1)白井聡の新著「武器としての資本論」(東洋経済新報社刊)読みますた。正直言って、「志位なんぞよりは余程資本論精読してるな。ただし第1巻だけ」と言ふところですた(^^)。
以下に内容を要約すれば、
2)資本主義の本質は、利潤追求。これは制度に内在するものであるから、個々の資本家を責めたところで解決しない。余裕のあるうちは、フォーディズム・トリクルダウンなど「経済成長→資本も労働者も共に豊かになる→労働者の購買力の向上→資本にも利益をもたらす」と言ふ正のスパイラルだった。
3)しかし余裕のなくなった現在では、「新自由主義による労働者の非正規化→富の偏在と格差社会の進行→労働者階級の購買力低下による資本の利潤の低下」と言ふ負のスパイラルである。
4)「資本を党患部、非正規化した労働者を下部党員に置換えれば、そのまま現在の日共に該当する」と言ふ気がします。さふいふ意味では、「党の矛盾は党に内在的なものであるから、党患部個々を責めても解決しない」と言ふきもします。資本主義は、利潤の法則から抜出せず、最早高度成長時代のフォーディズムが全く期待できない現在においてさえ、新自由主義・格差社会と言ふ形でしか利潤を追求できない。
日共は、高度成長時代の党勢拡大の夢が忘れられず、まったく党勢拡大の条件がなくなった現在においてさえ、党勢拡大しか方針が出せない。
かつてのフォーディズムに匹敵するテクノロジーは情報通信関係で出現していますが、今のところ情報通信関係の「一部」しか豊かにしていない。そのあたりは私も勉強しないといけないのだが。。。
太宰ファン未完の時代たんのおすすめ
かつてのフォーディズムに匹敵するテクノロジーは情報通信関係で出現していますが、今のところ情報通信関係の「一部」しか豊かにしていない。そのあたりは私も勉強しないといけないのだが。。。
標記本は2020年4月5日に花伝社から発行されています。著者は発行社・社長御自身です。副題は「1960年代の記録」、帯には「そして志だけが残った」とあります。あたかもメモ書きの整理(実際著者もそう書いている)のごとく、淡々とした著述ですが、本のタイトルと帯に著者の万感の思いがこもっていると私は感じました。
著者の年齢的に最後の証言といったところのようですが、版元ドットコムのプロフィールによれば
典型的な民青エリートだったようですが、おそらく今は党から離れておられるのでしょう。どういういきさつで党を離れたのか、興味がわいてきます。
著者の年齢的に最後の証言といったところのようですが、版元ドットコムのプロフィールによれば
1941年 岐阜県に生まれる。
1961年4月 東京大学教養学部入学。
駒場寮委員長、全寮連委員長、東大学生自治会中央委員会議長、第一回日中青年交流会で学生団体団長、全学連委員長などを務め、東大紛争における文学部の解決のために水面下で交渉にあたるなど、8年間にわたって1960年代の学生運動に従事。
1969年6月 東京大学文学部卒業。
出版社勤務を経て、1985年に花伝社を創立し代表取締役、現在に至る。典型的な民青エリートだったようですが、おそらく今は党から離れておられるのでしょう。どういういきさつで党を離れたのか、興味がわいてきます。