国際政治学者の篠田英朗とおっしゃる方が共産党について語っている。 何か語りたかっただけのようで、どうでもよい文章が多いが、国際政治学者らしいところが1ヶ所

だが何と言ってももったいないのは、共産党の外交政策観だ。
しかしひとたび改憲がなされてしまったら、どうだろうか。自衛隊の合憲性のみならず、日米安保体制の合憲性も明確になる改憲がなされてしまったら、どうだろうか。共産党も、改憲の暁には、新憲法に従うしかないのではないだろうか。その時は、共産党にも、新しい時代が訪れるだろう。
 あやふやな憲法学通説の怪しい権威に訴えて自らの政治勢力の温存を図る勢力によって、日本の政治は停滞している。改憲が果たされれば、国政に新しい構図がもたらされるだろう。 

ぼくちん的には、共産党の新しい時代とは、今の60代以降の党員がいなくなり、社民党なみの存在感しかない政党になるくらいしか思いつかないのだが・・・。 
憲法学の病 (新潮新書)
篠田 英朗
新潮社
2019-07-12