小池晃、山本太郎の演説を聞きに行く。

2019/8/1 山本太郎 新宿街宣

聴衆に混じって遠くから演説を聞く共産党小池晃さんの手に、れいわ新選組リーフレット『山本太郎が総理大臣だったら何をする?！』が…。

道行くなか、街頭にいる配布ボランティアスタッフから、普通に受け取ったんだろう。

小池さんのこういう姿勢、本当に素晴らしい。 pic.twitter.com/S623lmPkcD

— さよなら昨日の私 (@ZAWKiCj9uwb70u0) August 2, 2019

昨日から、山本太郎の演説を聞いていた小池晃絶賛ツイートがよく流れてくるのだが、これもその一つ。
これが安倍晋三だったら絶対こいつら絶賛しないよなと思って微笑ましく読んでいたが、それはそれとして、なぜ小池晃が聞いているのかは興味津々ではある。

敵情視察か、演説手法を学びにきたのか、それとも単に散歩の途中に出くわしたのか・・・一応、本人はこう言っている。

 

れいわ新撰組の新宿西口街宣、行ってきました。山本太郎さんが訴えていた政策は、共感できる点多々あり。あの熱量と本気度が野党共闘に加われば大きな力が発揮できるだろうなと。異論を唱える質問者をしっかり受け止め「そういう意見こそ聞かせてほしい」と対応されている度量にも学びたいと思います！ https://t.co/9NNyUZEKhA

— 小池晃 (@koike_akira) August 1, 2019

Comments

[1. 太宰ファン]

山本太郎の演説、マジにグッときます。良い。反緊縮の経済政策（松尾匡師の忠実な弟子）に絞って、右でも左でも貧民救済で一致しようというスタンス。共産党も、自衛隊ヘイトとか憲法９条教とかとりあえず引き出しにしまって、反緊縮だけ訴えていけば伸びると思うぞ。

[2. ハスカップ]

日本共産党にしてみれば山本太郎なんてただのアジテーターでしかないと思うのですが、こういう事情があるみたいですね。

澤藤統一郎の憲法日記「れいわ」だけがやった「ワクワクした参院選」
http://article9.jp/wordpress/?p=13041
＞前回は共産党に投票していたと思われる何人かが、「今回は、山本太郎に期日前投票した」と呟いたのを聞いた。山本太郎が、老舗の政党を蚕食したのだ。はるかに精緻な理論と強固な組織を持つ政党を、である。
（中略）
＞この点に限れば、実は共産党もほぼ同じことを言っている。ただ、共産党はあちこちに配慮しつつ品よくものを言い、「れいわ」は乱暴なまでにストレートに語った。今回の選挙、「れいわ」の方が有権者に訴える力で勝っていたということになる。「れいわ旋風」しばらく目が離せない。

それとこれ発見。
https://twitter.com/Zoukers/status/1157536662072598528
リンク先より。
＞福岡県警小倉南署は３日、器物損壊の疑いで、北九州市議会の柳井誠議員（６３）を福岡地検小倉支部に書類送検したと明らかにした。７月１９日付。柳井議員は日本共産党の北九州市議団に所属。

[3. 金徳球]

フクシマはホーシャノーでメロリンキュー！w
コージョーセンもホーシャノーで鼻血ブー！www

[4. 太宰ファン＠澤藤氏ブログ]

ハスカップ様ご紹介の澤藤氏のコメント、ちょっとおかしいなこと書いてますね。いまの共産党のどこに「精緻な理論」があるんでしょう。

リフレ派や修正ケインズ理論、MMTなど最新の経済学のエッセンスを知り、自信を持って精緻な政策を出しているのは、松尾氏界隈をブレーンにした山本氏の方であって、共産党ではない。

日本共産党、財務省のデマ「赤字国債を出し続けると国家が破綻する、財政均衡が大事、日銀に国債買わせるなんてもってのほか云々」から脱却できず、財務省と同じ観点でアベノミクスを批判してたし、すっきりした政策がだせなくなってたぞ。

山本氏が支持されたのは、財務省のデマをきっぱりと否定したから。共産、立憲、自民、あらゆる政党が財務省のデマを否定できなかったのだぞ。

[5. けろりん]

おい、小池！お前みたいなブサ男が「アッチョンブリケ〜」とかやるんじゃない！やって良いのは昭和時代の幼児だけだ
、と故手塚治虫に怒られるで(笑)

[6. 広太郎]

山本太郎の演説は、小泉元総理に似てますね。ワンフレーズを多用し、既成政党をぶっ壊すてきな感じで。橋下徹、小泉進次郎、山本太郎、いまのアジテーター　ビック３です。
共産党もたつみコータローを育てましょう。ぜんぜん負けてないですよ。東の吉良、西のコータロー、愛知でデビュー待ちの西山、これは楽しみです。敵情視察で度量を学んできたんだから。

[7. KF]

共産党が、何についてであれ、他党派から「学びたい」と言ったことに注目したいと思います。

共産党は、マルクス・エンゲルスが作り出した「科学的社会主義」という「真理」に基いている唯一の党を自認しているのだから、他党から「学ぶ」ということは、基本的にあり得ません。他党から「学ぶ」と言ったとたん、その部分については真理でなかったと認めたということになり、それが党の存立基盤崩壊への「アリの一穴」となり得るのだから。

そんな共産党の幹部である小池氏が「学びたい」と言ったのは、異論を唱える質問者をしっかりと受け止め、そういう異論こそ聞かせて欲しいとさえ言う山本氏の姿勢に、何か感じるもの（おそらくは、党への批判を本能的・脊髄反射的に「反共攻撃」」「共産党アレルギー」などと言って拒絶してしまう、自分たち自身のメンタリティーへの『気付き』）があったからかも知れません。

これは戦術論の範囲であり、当面は科学的社会主義への確信を揺るがす問題ではありませんが、それでも、党の改革への最初の小さな一歩になるかも知れない、という淡い期待を抱かずにはいられません。

[8. KF@7.の続き]

なお、山本太郎氏は、野党共闘に参加する条件として、消費税を5%に戻すことを挙げています。他党が容易に同意しないことを見越して、あえて議論を巻き起こすのが、彼の作戦でしょう。松尾匡氏の理論やMMT（現代貨幣理論）など、彼が学んできた経済理論を、野党の共通認識にまで高めるための戦略の一環だと思います。

まずは、これに対して共産党がどういう態度を取るかが、同党が山本太郎から「学ぶ」姿勢が本物かどうかが問われる、最初の試金石となるでしょう。

マクロ経済という本質論まで議論が及び、そこで共産党が山本太郎が如き青二才の言うことに説得されてしまうことは、「資本主義を知り尽くしているのは、科学的社会主義に立つ我々だけだ」という確信を揺るがす事態なので、得意の「大異を横に置く」論を持ち出して、本質的議論から逃げようとするかも知れません。あるいは、「5%という自党の主張にこだわるのは、共闘の破壊行為だ」「『一致点で行動』という原則に従え」などと、高飛車な態度で潰しに掛かるかも知れません。

今後の成り行きに注目したいと思います。