1972年、日本共産党内部で起こった「新日和見主義」事件。党トップの「分派だ」の一言により、青年幹部をはじめ多くの党員が党により拘束、査問を受け、身分を剥奪された。 32歳で分派とされた著者が、当時の出来事を振り返ると同時に、本来の革新政党の在り方を問う。

人生の終焉を前にして50年前の事件を見つめ直し革新政党の未来へ向け新たな社会へ希望を託す。
 

なんと今ごろ、新日和見主義事件の新証言が出てきた。シンヒヨ事件からもう五十年近くなるので、おそらくこれが最後の証言となるのだろう。著者の方も、死ぬ前にこれだけは残したいとがんばられたのだと思う・・・。