井戸まさえblog
総選挙で落選した井戸まさえたんの総選挙分析第三弾で、今回の選挙は共産党にとっては言われるほど悪くは なかったのではないかとする分析。理由は

 結果的に、共産党は議席を減らし、東京では比例代表では2議席に留まった。

ただ、これは共産党にとって「後退」ではないと思う。
前回も書いたが、「選挙協力」をするかいなかで、実質、他党の比例順位を左右できること、また、他党幹部のところで共産党を立たない決断をしたことは、ひとつのポイントである。
今回「共闘」により実質1対1の対決となり議席を得たという成功体験は、次回の選挙に対して、候補者心理、政党心理のどちらに対しても影響を与える、ことは押さえておかなければならない。
つまりは、特に勝利をした選挙区においては共産党抜きでの選挙は難しくなる。

そうしたことを鑑みれば、共産党にとっては今回の選挙はそうわるい結果ではなかったのだと思う。

そして
全ての選挙区で共闘をなさず、いくつかの選挙区ではバラバラに闘うことによって力の可視化をするという戦略的な判断があったのだとすれば、今後の政局を考えた上でも、政党としては正しい行動だったのではないかと思う 

戦略的判断ではなかったろうと思うが、自民党にとっての公明党のように、立憲にとっての共産ポジションが大きな影響力を持つようになるだろうことは以前からも当blog他、いろんな人が言ってきたことだ。

ただ、SEALDsが注目されていた時期、左翼は基本的に高齢者であることが可視化されたわけだけど、支持者が高齢者であると言うことは、10年、15年後には支持者はいなくなるってことだ。その意味では、 立憲も共産党同様、そう先は長くないかも知れない。