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「共産党 立憲民主・社民と合流し党名変更のラストチャンスか」というタイトルの記事だが、それはあり得ませんw

日本共産党の志位和夫・委員長は選挙後の首班指名で「(立憲民主党の)枝野幸男・首相」に投票する可能性を示唆したことで驚かれた。
中略
志位氏は2年前、「国民連合政府」構想を掲げて当時の民主党に共闘をもちかけたことがある。
 本誌・週刊ポストはその当時、共産党支持者の間から、党名を変更して「国民政党」への脱皮を求める声があがっていることを報じた(2016年1月8日号)。しかし、共産党の運動員には党名への誇りが強く、志位氏ら指導部は踏み切れなかった。

 立憲民主党の結党は共産党にとって党名変更の最後のチャンスかもしれない。西欧の共産党は党名を変えて現実路線に転換している。ドイツでは東西統一後、共産党メンバーが左派政党に合流、「左翼党」という名で野党第一党となり、イタリア共産党は1990年代に「左翼民主党」と名を変えて左翼連合「オリーブの木」の一角として政権に加わった。

「選挙後に枝野氏の首班指名をきっかけにドイツのように左派政党と合流し、日本労働党など新しい党を結成すれば、事実上、共産党の指導部がコントロールする国民政党になることができる」(共産党関係者)

 
そもそも共産党の党名を変更したらという話は毎年のように出てきていますが、共産党は一切検討しません。旧社会党時代、さらに言えば戦前の労農派の時代からの対立もあります。社民党や立憲民主党と共産党が合併することなどあり得ません。

もしあるとすれば、共産党がこれまでの民主集中制体質を改めて民主的政党に変わることですが、そんなことが出来る頃には、共産党は今の社民党なみの勢力に落ちているでしょう。そうなると合併も意味がなくなります。

新しい自民党の対抗馬となりうる左翼政党が日本に生まれるとすれば、それは既存政治の文脈とは全く違ったところから出てくるんじゃやないですかね?