佐賀新聞
本日より「抑圧の記録・治安維持法下の佐賀」の連載を開始した。

■乱用(上) 捜査側の恣意的運用可能に

 条文の曖昧さに、多くの政治家は危うさを感じ取った。

 「乱用の恐れはないのか」「言論の自由が脅かされないか」。1925(大正14)年2月、加藤高明内閣が帝国議会に提出した治安維持法案には、与党の一部からも懸念する声が上がった。新聞各紙は反対の論陣を張り、佐賀新聞も1面のコラムで「コンナ国民を網にするような愚案は否決し去るべしだ」と訴えた。

 しかし、法案はわずかな修正だけで成立し、4月に公布される。政党政治の下で誕生したこの法律は、終戦で廃止されるまで20年にわたって運用され、国民生活に影を落としていく。

ということで、 なかなか興味深い連載が始まったようだ。
共謀罪を現在の治安維持法とするのはぼくちん少々抵抗があるというより、これって国際的要請でしょという感じなのだが、だからといって過去の歴史を無視するわけではないし、こういう歴史に学ぶところは大きいと思っているので、今後に注目である。 


 8日追記
2回目から有料会員でないと読めなくなってるorz