河北新報
任期満了に伴う秋田県湯沢市長選(4月2日告示、9日投開票)は26日、告示まで1週間となる。2期務めた斉藤光喜市長(70)の引退を受け、いずれも無所属の前市長と3新人が立候補を表明。前哨戦では政治家としての実績や世代交代論に加え、同市出身の菅義偉官房長官との近さが取り上げられ、舌戦は早くも激しさを増す。

 鈴木俊夫氏は2002年の旧湯沢市長選で初当選。市町村合併後の05年の市長選では4人による激戦を制した。09、13年は斉藤氏に小差で敗れた。
 共産党県議も務め、党籍を持ったまま市長を務めたが、13年に離党。今回は市長時代に撮った菅氏や安倍晋三首相らとの写真をチラシに使い「市長時代の実績を前面に出す」と話す 


いやぁ、ぼくちんが知らないだけかも知れないが、浅沼稲次郎など共産党出身で転向して政治家として大成した人は何人かいるけど、共産党首長として首長になってから転向する人はこの方が初めてではないかと思う。

それはそれとして近年は筆坂問題で叩かれたせいか、共産党もむかしよりはおとなしくなって赤旗紙上で鈴木氏を叩くようなことはなくなったが、それはそれで共産党の弱体化を意味する。

昔なら吉田嘉清など有名党員を除名したりしてマスコミから叩かれても屁とも思わない党だったが、筆坂問題の頃にはマスコミから叩かれるとビクビクして首長が二転三転する党になった。この変化は、けっこう大きい。

 で、これは昔の共産党がどれほどえげつなかったかを知るのに良い。