しんぶん赤旗

大門氏は、安倍内閣の発足後の2013年から急増した銀行の個人向けカードローンの貸付残高が2016年には5兆4377億円で、サラ金など貸金業者の貸し付け2兆5544億円を大きく引き離していること(グラフ参照)を指摘。

 個人の自己破産申請件数が同年に6万4637件と13年ぶりに増加に転じるなど「今は銀行カードローンの高金利、過剰貸し付けが横行し、『第2のサラ金問題』になっている」とただしました。 

サラ金の融資残高が減って銀行のカードローンが増えているのは、単に銀行系にサラ金などが負けているってことで、貸し出しで貸しちゃいけないとでも言うのだろうか?というのは前フリ。

銀行系の貸し出しが増えているのは、銀行系の方が金利が安いことが多い事と、サラ金のイメージ悪化によるものであるなら、別に問題はないと思われる。しかし個人的には最近あっちこっちで勧められる「リボ払い」が影響しているような気がする。

リボ 払いは返済が定額になる反面、けっこうな金利もとられる支払い方法だが、そのあたりの説明をせずに(してもわざと不十分にして)リボ払いを勧める会社が多い。なのでリボ払いの知識を持たずに、たとえば5000ポイント欲しさにリボ払いに申し込んでしまって結局5000円以上の金利を支払うことになっている人はけっこう多いはず。

本来突っ込んでいくのは、こういう詐欺的なリボ払いセールスではないかな?