毎日新聞
自由党の小沢一郎共同代表は8日、毎日新聞のインタビューに応じ、夏の東京都議選について「今の状況なら共産党以外の野党は全滅に近い。その前に何らかのケリをつけないといけない」と述べた。都議選前に次期衆院選に向けた民進党を中心とする野党の選挙協力態勢構築が必要との認識を示したものだ。 

小池新党旋風で、共産党以外の野党が全滅する可能性に言及したとは、それだけ危機感を持っているのだろう。

もともと共産党は反自民としてもともと何年も「自共対決」をキャッチフレーズに掲げていて、野党共闘を叫ぶようになってから言わなくなった。しかし民進党が煮えきらぬ中、このまま都議選なだれ込んで、本当に共産党除く野党が全滅すれば、野党共闘自体が成立しなくなるだろう。そうなると、都政レベルでは本当に「自共対決」の時代になってしまうのだが、共産党も大幅に議席を減らすと見られるから、共産党も喜ぶわけには行かない。

都議選共闘を至急成立させる必要があるというか、もうそれしか選択肢がないが、間に合うか?間に合っても、壊滅を止められるか?微妙なところだ。