ということで、党大会では歴史的なあいさつが見られそうである。

もともと日本共産党は堺利彦をはじめとした当時の社会主義者の寄り合い所帯みたいなもので、1次共産党壊滅後、創設幹部の多くが後に労農派と呼ばれる、現在の社民党の流れに連なる党派として常に共産党と対立してきた歴史をもつ。

そんな因縁のある社民党党首が共産党の党大会に出ると言うのは、日本の左翼史上画期的な出来事であるのは間違いない。ただ、現状の情勢からすると社民党が共産党に吸収される下ごしらえに見えないこともない。