最近話題にも上らなくなった池内さおりたん
日本共産党の池内さおり議員は19日の衆院内閣委員会で、「子どもの貧困」問題について取り組んできた神奈川県内の高校生に嫌がらせや中傷が相次いだ問題を取り上げ、「行政の施策が『手足』なら、高校生たちの取り組みは『魂』だ。バッシングは許されない」と、政府の考えをただしました。
池内氏は、高校生や大学生らも含むメンバーで構成する「かながわ子どもの貧困対策会議」に参加した女子高校生に対し、インターネット上で「この生徒は貧困ではない」などの書き込みがあふれ、県にも嫌がらせの電話が殺到したことを紹介。「私はこの状態を大変に憂う。構造的に広がる耐えがたい貧困からの脱却は、精神論や個人の努力では果たせない。社会全体の取り組みにしなければならない」と訴えました。
この手のバッシングは見ていて不快なものだし、さおりたんの言うことも間違っているわけではないが、そもそもあのバッシングの質問としてはとってもちぐはぐですね。
バッシングしていた連中は貧困を非難していたわけではない。貧困でないのに貧困だと言っているように見えたことにカチンと来たわけです。しかし、専門家の目からするとそうではないということで、かの高校生に出演をすすめた人たち全員がショックを受けていると聞きます。
ならばやることは、貧困の定義を明確にし、国民の理解を進める施策を求めることであって、「バッシングは許さない」なんてキーキーやってても効果はないわけですな。
国民の理解を進める施策と言っても実際やるとなると難しいですよ。おそらく誰もが認める貧困なんてのは、地上波で放映できないくらい悲惨なものとなるでしょう。それをあえて報道せよと迫っても当時者はそんなこと求めてなくて「やめてくれ」と言われるなんてぼくちんでも簡単に想像が付きます。
だからこそ「見えない貧困」だと言われるんです。キャーキャー言うのはもうみんな飽きてますから、そろそろ見えない貧困をどう可視化するのかなんて提案をして欲しいものですな。年収二千万位ある国会議員さまなんですからw