いやはや、赤旗より速いわ、産経の志位報告の文字おこしw。共産党報道にかける熱意は赤旗以上ですねwww
でそれはそれとして、ポイントはやはりここ!
第1に、野党共闘の勝利と比例を軸にした共産党の躍進を一体に追求するという点では、全体として両者の相乗的推進が図られ、重要な成果を挙げることができた。野党共闘に力を尽くすわが党の姿勢は共感を広げ、比例を軸にした党躍進を目指す取り組みを推進する大きな力となった。同時に、各県からの報告では、新しい方針のもとでの時勢への率直な反省が寄せられた。その一つは、野党共闘での選挙制度に手を取られ、比例の対策が弱かった。対話で選挙区が中心となり、比例が付け足しになったなどというものだ。
今ひとつは、比例代表の新しい目標である850万票、15%以上をやり抜く構えを支部まで確立する支援援助が十分にされず、事実上はやれるだけやるということになったというものだ。総選挙に向けて教訓としたいと思う。
第2に政治は変えられるという希望を広げ、空前の規模で働きかけを行うという点では、メッセージの伝え方を研究し、ビラ、ポスターなどの宣伝物の大胆な刷新に取り組み、共産党は政治をこう変えるというポジティブな、前向きのメッセージが伝わるものにするなど多くの貴重な教訓を作った。同時に、党員と支持者の奮闘にも関わらず、働きかけの規模という意味では、やりきれることをやりきらずに開票を迎えた。対話と支持拡大の規模は、前回参院選比で対話は96%、支持拡大は93%、目標比で支持拡大は50%にとどまった。ポスター、ビラを活用しきれなかった党課題を残した。情勢にわが党の働きかけが追いつかない、この弱点の打開は今後の大事な課題だ。
これはもう5年以上前から続いている傾向で、要は拡大能力のある党員が高齢化によってドンドン引退していて、彼らに代わる若い党員を確保できていないと言うこと。それが対話や支持拡大数の減少につながっている。しかし、それでも票が出ているのが問題だ。
赤旗はドンドン減っているのに票は増える・・・赤旗拡大に汗を流している党員の努力をせせら笑い結果になっている。赤旗なんか売らなくても支持は伸びるという不都合な果実がますます明らかになってきているわけだ。
党員としては、ますます赤旗拡大のモチベーションが減るからね。専従は必死かも知れないが、党に金を出すだけでカネをもらうことがない党員なんかは、「さっさと政党助成金もらえよ馬鹿」とか本気で思っているだろう。
同時に、党の自力の問題が私たちの最大の弱点であり、反省点であることは各県からの報告で共通してなされることだ。量的指標を報告すると、今回の参院選を2013年参院選比で、党員数は94.8%、(党機関紙の)しんぶん赤旗日刊紙読者は92.6%、日曜版読者は91.5%で戦った。日曜版読者は1人当たりの得票は5.00票から6.39票へとさらに広がった。
世代的継承は待ったなしの大問題となっている。職場支部は団塊世代の党員が退職し、存続の危機に直面しているところが少なくない。多くの地域支部は、年配の党員が活動の中心を担い、さまざまな困難を抱えながら奮闘している。
順調に党勢は落ちている。そして今の支部を支えているのは高齢党員であり、地区委員会あたりでも無給の半専従みたいな人が支えているところも多い。そんな中、1月15日の党大会に向けて
しんぶん赤旗
27回党大会成功をめざす「党勢拡大大運動」について、期間を6中総から党大会を開く来年1月末までの4カ月余とし、強く大きな党づくりのために、全党があらゆる力をそそぐことを訴えました。党勢拡大を根幹にすえ、目標として、(1)すべての党支部・グループが新しい党員を迎え、全党的に2万人の党員拡大に挑戦する(2)「しんぶん赤旗」の読者拡大では、すべての都道府県、地区委員会、支部・グループが、26回党大会時水準を回復・突破し、全党的には日刊紙2万人増、日曜版10万5千人増をめざす―ことを掲げました。26回党大会の活動の総仕上げとして位置づけて取り組むことをはじめ、大運動の政治的意義について述べ、「『党勢拡大大運動』を必ず成功させ、第27回党大会を党史に新たなページを刻む歴史的大会として大成功させよう」と総決起を訴えました。
やっぱり来ました!党勢拡大の大運動!
現在の党勢では絶対と言っていいほど無理な水準で、無理にやるなら実体のない幽霊読者や幽霊党員が大量に発生するのが必定。何のために「実体のない党員」を一年以上かけて整理したのかわからない事態となるでしょう。
そして、党勢後退は引きつつづき止まらないでしょうね。