日本共産党が提起した戦争法廃止の「国民連合政府」の提案に注目が集まる一方で、「共産党アレルギー」という言葉にぶつかります。「保守票が逃げる」「革命政党だから」というものから「なんとなく怖い」「かたくなな感じで嫌い」というものまでさまざまです。志位和夫委員長は「私たちも、『アレルギー』をなくしていくための努力をします。しかし、いまは互いに過去のいろいろな問題を乗り越え、『アレルギー』を乗り越えるべきときではないでしょうか」(日本外国特派員協会での講演=10月15日)と呼びかけています。乗り越えるべき「共産党アレルギー」とは。
「乗り越えるべき」ですよ。繰り返します。共産党アレルギーは「乗り越えるべき」もので、主語はもちろん有権者。どうです?この上から目線。
有権者が持っているアレルギーをなくすように、党が努力するとは言っているが、自分たちの過ちを認めることなく、有権者が変わって自分たちを認めるべきだと言っておるわけです。というか、志位たんが気を遣っているのに、記者が余計な一言を書いて党の正体をバラしてしまっているという・・・お笑いですなw
それどころか、この発言、実は共産党員も馬鹿にしている。古くからの党員は革命政党だから入ったという人は多い。そういう人たちに納得してもらうのに党大会の議決は絶対に必要なのにやらない。
大阪ダブル選挙で維新憎しだけの野合で保守票が逃げたのは明らかなのに、たまに地方の都合で起きる自共共闘を挙げて「保守票が逃げる」を否定するなど、やっているのは烏賊にごまかすかの努力だけ。
ソ連や中国と仲違いしたのも、元はといえば宮本顕治の権力闘争の都合だ。ソ連はコミンテルンが突如所感派を支持するなんて愚行を犯したものだから、宮本顕治が保身のために追い出したようなもんだ。
中国共産党との関係は同情の余地はあるが、今は関係改善はしたものの無視されているような状態で「尖閣で自制を求めた」程度で、批判など恐れ多くもできないw