日本共産党は、他党と同じ論理で批判されることを極端に嫌う。たとえば二世。共産党の政治家の子供が同じ共産党で政治家の道を歩めば、世間の常識では二世として扱われる。しかし、共産党は二世と呼ばれることを極端に嫌う。

七年ほど前だったか東大阪の長尾市長(共産党の二世政治家)が当選した頃に、ウィキペディアの二世議員の項で共産党の二世について掲載されると削除されるを繰り返す編集合戦がひどく行われた。 長尾だけでなく、志位たんも二世だけどw

そんな日本共産党で、このたび穀田恵二の息子、穀田全が京都東地区委員長に就任した。来年本当に総選挙があるなら穀田は出るだろうが、無ければ70歳になるから再来年以降の選挙に穀田は出ないとみられ、その後継として二世の全が出てくる可能性が高まった。

当然、全を二世と呼ぶと、共産党は実力で選んだと反発するだろう。で、その主張も多分間違ってはいないというか、ウソをついているわけでもないから話はややこしい。だって全以外、この年齢の幹部候補は全滅しているのだ。

全だけが生き残れたのは、恵二の威光で党幹部の幹部候補の若者をいじめるのことができなかったからだというのが京都府委員会の通説である。