しんぶん赤旗
アメリカのオバマ大統領や安倍晋三首相など、環太平洋連携協定(TPP)交渉に参加する12カ国の首脳が北京で開いた会合で、年内の大筋合意は断念し、来年も交渉を続けることを確認しました。交渉期限は決めていません。このまま“漂流状態”に入るとの見方さえあります。交渉の難航は、国の形を変えるとまでいわれるTPPをめぐる対立の根深さを示すものです。交渉の中で日本は農産物や軽自動車などの輸入拡大を求められ、TPPに合意する前から譲歩を迫られています。国民の暮らしを破壊するTPP交渉からただちに撤退すべきです。 

ふだんから、共産党は自民党をアメリカの言いなりと批判しているが、全然言いなりにならないから交渉が難航しているわけなんだが、これんらもアメリカのいいなりだと馬鹿の一つ覚えのように言って回るんだろうな・・・。

むしろ言うべきは、
アメリカのねらいはアメリカ流のルールを押し付けることです。交渉のカギを握るといわれる日米間でも、アメリカが日本に農産物の輸入拡大、とくに牛肉や豚肉の輸入関税を撤廃することや、軽自動車の輸入を増やすため安全に関わる基準まで緩和するよう求めています。 

ここで日本流のルールを押しつけろという論理だってあるんだけどね。たとえば軽自動車(軽トラックだったっけ)はアメリカでは安全基準を満たさないとかで公道を走ることはできない。 ここに日本流を押しつけたら軽自動車のマーケットがどかんと開けるなんて発想はできないもんかね?