しんぶん赤旗
今日の潮流
個人の情報を、どうやって保護していくのか。現代社会に突きつけられた難問は、一人ひとりの問題にとどまらず、企業や国が先頭に立ってとりくむ課題です。ところが歴代政府は、個人情報を管理・統制に利用してきました▼住民基本台帳しかり、マイナンバーしかり。安倍内閣は情報がつまった個人番号カードの導入を着々と進めています。目的は社会保障を抑え、民間企業に活用させるため。自分や家族の情報漏れを防ぐ。それは、生活や人権を守るたたかいでもあります。 

共産党こそ個人情報を悪用するのは政党中トップクラスの前科があるというのは、何を今さらなのだけど、きょうは別口でやる。

個人情報保護法が施行されて以来、PTAとか、いわゆる非営利の地域団体の役員選定がものすごく難しくなっている。たとえぱ昔、ぼくちんが子供の入園前からPTA役員の声がかかった(選挙だけど立候補の段取り付けないとw)のだけど、これは現役員がぼくちんくらいしか入園予定者の父兄を知らなかったからだった。

で、役員やって一年、次期役員を選定しようとして入園予定者の名簿を幼稚園に求めたら「個人情報なので出せません」ときたもんだ・・・もうね、アホか、バカかと。それでどうやって役員選べっての?

そうかと思えば、個人情報保護を高らかに歌うのに限ってネットの情報収集には全くの無自覚で自分で個人情報ばらまいていたり・・・よくバカッターですぐアホが特定されるのが典型的だが、人は意外と自分の個人情報を無自覚にばらまいているから、すぐに特定が可能となるわけだ。

正直なところ、個人情報保護法は弊害も多い。そのあたりも突っ込めないのは、市民の目線に経って仕事をしている党員が以前よりも減っていることを示すのだと思う。特に中央委員会で赤旗作っていたりするとわからなくなるのかも知れないが・・・。