和田秀樹氏の共産主義観 : 日本共産党・民青同盟悪魔の辞典＋

1. 屁の突っ張り
2013年03月13日 23:26
その共産党が社会主義、共産主義は遠い将来の課題で、当面は資本主義の枠内の改革だそうですから和田先生の期待に共産党は応えてくれないと思いますけどね。

和田先生のみならず社会、共産主義社会を期待する人々はいるわけですからそのような人から見れば今の共産主義は修正主義、日和見主義以外の何物でもないでしょう。死んだベネズエラのチャベス大統領のように社会主義的政権と言うのも出来るわけですから何も資本主義の枠内での改革などと自らを縛ることもないのだと思いますがね。

結局、ソ連は社会主義ではなかったなどと事実を直視しない共産党ですが、ソ連崩壊に一番腰を抜かしたのはその共産党であって、社会主義、共産主義を掲げれば国民から嫌われるのが怖くて日和見主義に走ってしまったにすぎないのです。

すべてをご都合主義で自分達の責任を逃れてきた共産党ですがそのご都合主義で言ってることのつじつまが合わなくなったやがて自己崩壊するのが必定と言うところでしょう。和田先生のような方の期待に応える為にも共産党は社会主義政権樹立の新路線を打ち出すべきでしょう。でもそうしたら二段階革命論を掲げていたこの半世紀は何だったのか？と言う話になるし、二段階革命論を最も確定的にした不破や上田の先進国革命論は誤りだったと言うことになる。ここでもつじつまが合わなくなってくる。本当に馬鹿な人達である。

2. 元事務局員で今は反共
2013年03月13日 23:27
主義主張関係なく日本共産党だけはダメです。

民商の重税反対統一行動で通行の妨げをして近隣住民の反感をまた買った模様です。

自己マンの無意味な行動をいつまでつづけるんでしょうね。

3. 屁の突っ張り
2013年03月13日 23:32
訂正。今の共産主義は→今の共産党は、でした。

4. 仮）山田二郎
2013年03月13日 23:40
「トップにろくでもない奴がなる」ではなく「ろくでもない奴しかトップになれない」事も共産主義の根本問題。
共産主義は人間には運用不可能な制度です。

5. ラスティ・ネイル
2013年03月13日 23:58
ロクでもない奴が上がっていっちゃってなおかつ居座れちゃうシステムってのは民主主義の名に値しませんわね。こんだけ負け続けて「綱領の生命力が輝いている」とか「大局的に物事をつかむ」だの社長が言ってたらフツーの会社なら社員が愛想つかしますよ。しかもまともに給料払えないんだから。それで自称「革命家」なんだからどこまでおめでたくできているのやら。

6. 屁の突っ張り
2013年03月14日 00:02
体験的共産主義的人間像というのはやはり無思考と言うこと。競争が嫌いなだけの似非平等主義者。物事の表面しか見れない人。ただひたすら従うことが好きな人達。そして怠け者。まあ考えることの出来ない人達ですからね、この社会を運営する能力など到底ない人々達ですよ。

7. 屁の突っ張り
2013年03月14日 01:27
体験的に共産党員を見て言える事はやはり怠け者ってことかな。すべてを国や社会のせいにして自ら努力をしようとしない人達ですね。貧乏でいることに満足している人達。努力して自分で自分の運命を切り開こうとしない人達。変わる事を一番怖れている人。とにかく使えない人達という事。そんな集団ですからまともなトップなど出てこない。和田先生も精神分析学者ならそのくらいの事わからないようでは使い物にならないですね。

8. わくわく44＠格差大いに結構
2013年03月14日 02:55
豊臣秀吉や堀江貴文氏、橋下徹氏を見て思うのは、「成り上がりに権力と人気が出ると、とんでもないことをやらかす」ということ。
「お里が知れる」という言葉にもあるように、ノブレス・オブリージュは、育ちの環境が大いに影響する。小さいころから上流階級の品位と責任感を叩き込まれて育ってきた人たちであれば、絶対にしでかさないことを、彼らはやってしまった。そして、それを支持するという愚民も多い。社会の秩序が崩壊し、人々の安心・安全が確保できない状態というのは、そういうときにこそ起こりやすい。もちろん、人々が安心・安全に暮らせない世の中では、生命・財産・人権の侵害は起こりやすい。

自分の立場に胡坐をかぐような馬鹿は、どんどん最下層に落とせばよいが、上に行くときは常に謙虚に、「三代で上がればよい」という感情を持って、能力と品位を身に着けてから、徐々に上がっていくことが大切。

そういう意味では、格差は大切。生まれながらの身分に差があることは、人権を守る上では実は重要なこと。
成り上がり者が天下を取り、愚民が支持する社会がどうなのかは、古くはナチスドイツ、今なら軍事クーデターが起こりまくる国を見れば一目瞭然。
これらが人権を守っている国かどうかを考えれば、格差のある程度の固定がいかに大切かはわかろうものなのに。

9. 反共
2013年03月14日 04:50
経済が発展途上の場合や、恐慌など経済が破綻しているときに、共産主義的な経済政策を一時的に取り入れるのは賛成であり必要でしょう。しかし、ソ連やｼﾅのような変な全体主義国家をめざすのならだめ。
ましてや日共は共産主義以前にまともな政治をやる資格も能力も皆無。せいぜい生保で詐欺をやるくらいでしょう。
日本共産党は、
結党以来一貫した反国民集団で、肯定すべき点は一切ない。日本にとって不必要な政党であり国民の敵。

10. 反共
2013年03月14日 04:55
わくわく44さま
＞＞要は資本主義は格差を埋めていくことで発展していくんですね。格差を否定するということは、サイボーグのような人間を作るしかない。20世紀の共産主義で失敗した国はみんなそうであり、粛清や虐殺を繰り返したわけです。
極端な格差は是正すべきだけど、ある程度は必要ではないか。人間ひとそれぞれ差があり、誰一人同じ者は存在しない。

11. 反共
2013年03月14日 05:00
＞＞2
今は反共様
＞＞集団申告ですが、年々人数が減っていますね。
昨年、首都圏のある小都市で同行しましたが、昨年と比べ半分になっているような感じすらしました。
周辺住民も税務署も迷惑この上ない。しかも、ウヨッキーさんがくる場合もあるので、ますます迷惑。ウヨッキーも「共産党員を叩き殺せー」なんていっているけど、やれるものならやっえみろ。（ほしい）Ｗ

12. TAMO2
2013年03月14日 08:13
うわ、呼んだｗ？

小生の共産主義観は、ぼちぼちと書き進めています。以前、ここで書いた汎神論的なモノとして。

http://red.ap.teacup.com/tamo2/1795.html

13. 屁の突っ張り
2013年03月14日 08:59
和田先生のご意見だけどやっぱりずいぶん空想的で抽象的だと思いますよ。社会主義、共産主義を理論だけで考えれば平等な社会を実現できるかのような幻想を持ってしまうのだろう。

しかし問題は現実に存在した社会主義が社会主義であってそれ以外に歴史的に社会主義は存在しないと言うことです。和田先生は意識的なのか日本共産党がどうか、という発言はしていない。日本共産党の現実こそが日本の共産主義運動の現実なのである。

現実を直視せず、自己を認識の対象外に置き、妄想に明け暮れて、ご都合主義で自らの存在を合理化しようとする時には犯罪さえも犯すカルト集団が日本共産党ですからね、さすがに和田先生も日本共産党という切り口からは共産主義について語る事は出来なかったのでしょう。

私は常々言っているが日本共産党はもはや政治学の研究対象ではなく精神病理学の分野における研究対象打と思う。和田先生のような方にこそ日本共産党と日本共産党員の思考回路を研究対象にしていただきたい。特に党首である志位ちゃんの負けても負けてもその根本原因を直視せず何度も何度も同じ方針を意気揚々と打ち出す思考回路については是非その構造と本質を分析していただきたいものだ。

14. QP
2013年03月14日 09:23
一番大切なことは「共産主義」なるカルト宗教に幻想をきっぱり断ち切ることだ。

金持ちも貧乏人もいない、差別も飢餓も悩みもない「共産主義社会」などという桃里の社会は、人間が人間である以上未来永劫実現できるわけがない。
そんなとほうもない夢物語を実現するために、実世界で人類に多大な犠牲を強いてきたのが「共産主義」だ。

こんなカルト宗教は「日本共産党」ばかりではない。全世界の共産党も共産主義者と自任する人間たちも同様だ。連中を絶対に信用してはいけない。

このブログにたむろする元党員たちのなかにはまだ「マルクス主義は正しいが、その教えから反した日共は間違っている」などと思っている人もいるようだが、「マルクス主義が間違っているから、その教えに忠実な日共が間違っているのだ」と早く分かってほしい。

人間は宇宙が創造した最大の欠陥品だ。
その自覚を忘れず、こつこつしこしこやっていくしかないのだよ。

15. todo@ 仮）山田二郎様
2013年03月14日 09:24
＞「トップにろくでもない奴がなる」ではなく「ろくでもない奴しかトップになれない」事も共産主義の根本問題。
共産主義は人間には運用不可能な制度です。

ハイエク：隷従への道　”何故最悪なものが最高の地位を占めるか”　の項にありますね。

16. 屁の突っ張り
2013年03月14日 10:29
QP様、その通りです。ソ連、中国では数千万単位の人々が共産主義の犠牲になっています。先の大戦での日本とアジアでの軍人、民間の犠牲者数が確か300万ではなかったかと思いますからその犠牲者数の膨大さがわかります。その他にも東欧諸国、北朝鮮など犠牲者は世界各地にいてその総数は確認不可能なのではないでしょうか。日本人もスターリンのシベリア抑留によって捕虜の不当な扱いがされ数万単位の犠牲者が出ています。

日本共産党はそのような現実を、あれは社会主義ではなかった、の一言で片付けようとしています。では自分達の目指す社会主義、共産主義がどの様なものなのか、ソ連や中国とどう違うのか（中国はもはや社会主義ではありませんが）日本国民に示すのかと言えばこちらは当面は資本主義の枠内での改革、それもさしあたっては資本主義の歪みを正す、と逃げてしまう。あっちもこっちもご都合主義で責任ある態度を示さない集団、これがもはや政党などど言えないのは当然の事でしょう。

私も若かりし頃一度はこの党を政権の座に付けたいと思いその運動に参加しました。その浅はかさを今の痛恨の思いで振り返っています。短期間とはいえこの集団に自分の人生を委ねてしまった事は悔やんでも悔やみ切れません。また何人かの人間とその道に引き込んでしまったことも深く反省しています。

早く多くの人に共産主義の害悪に気づいて欲しい、一人でも早くこの組織から抜けて欲しい、その思いで忠告と警告の文をこのサイトに書かせていただいております。

17. 伊賀篤
2013年03月14日 10:41
某党の様に、いつまでも【死んだドグマ】に縛られているから、いつまで経っても「共産」という歴史的な理念が、害悪のままに留まっている事に、和田氏は気がついた方が良いと思います。（苦笑）

オススメ…（もうじき拙ブログの１ページ目から消えるので）

文明批判としての資本主義批判の現代における有効性について | 伊賀篤のブログ

http://blue.ap.teacup.com/nozomi/126.html

18. コットン＠春の園芸
2013年03月14日 10:58
>>”何故最悪なものが最高の地位を占めるか・・・
なるほどなー、
これが一番判り易いのが「日本共産党」と言うわけか。
一党独裁でピンポイントで異論、批判を排除して来てますからね。
「社会主義体制は、何故崩壊したのか」･･答えは唯ひとつ、共産党員達が運営していたから。難しい理屈は必要なし。

70年闘争時、若いモン同士で、ワイワイやってて、民主集中制の一大欠陥が、「下級は上級に従う」･で、最終的に書記局独裁（スターリン独裁）で、次なる課題は、党の民主化、とか、やってたのを思い出した。
まっ、スターリン独裁と比べれば、不破独裁、志位指導なんか平和で良いですよ。自分で勝手に潰れてますからね。
　「最悪なものが最高の地位を占める」のも悪くは無い。

19. todo@ 伊賀篤様
2013年03月14日 11:43
格差の問題ですが、自由競争の帰結はフラット化ですよ。国際間の格差はどんどん縮小してるでしょう。賃金だって、少々バカでも安い方がいいという需要は間違いなくあるわけで、需要が増せば価格は上がる。
問題なのは、既得権益。競争の成果を受けとっているのは、競争を免れた特権者というとんでもない話。
解雇規定の規制緩和いいと思いますよ。保身ゆえにアコギを重ねてる連中って結構いますからねぇ。転職を考えたらそうそうムチャはできませんよ。

ウチは業績不振で募集してませんから東大をトップで出ても入社できませんが、ウチも頑張って規模拡大、社員募集しますかねぇ。元公務員なんかが転職してきたらそりゃあもうパワハラやり放題、ワクワクします。

20. クマ
2013年03月14日 12:06
共産主義目指すのは多いによろしおます!!
但し実現は不可能

21. 伊賀篤＠todo様
2013年03月14日 12:16
> 格差の問題ですが、自由競争の帰結はフラット化ですよ。

私の知る限りの【現実】では、レッセフォール（為すがまま）の自由競争【だけ】では、企業間の格差も固定化または拡大化してますし、個人間では時給でも１００倍の差があったり、年収200万以下の世帯もあれば、10億を超える世帯もあるのですが、これは私の【幻覚】ですか？

22. 糺す会＠13. 屁の突っ張り様
2013年03月14日 12:20
<日本共産党はもはや政治学の研究対象ではなく精神病理学の分野における研究対象だと思う＞

　本当にそのとうりだと思います、豊島民商問題が起きた時の党員達を見ると一般常識では理解できない言動ばかりです。

　他人の気持ちを全く理解できない人たち、他人の尊厳など微塵も考えない人たち、他人の提案に対しては言葉尻をとらえて反論することだけを考えて発言の意味を理解しようとしない人たち、数え上げればまだまだあります。

　このひと（党員）達の精神構造は研究対象になると思います。

23. todo@ 伊賀篤様
2013年03月14日 12:46
第三者的な権力が全く介入しないとなると、自由競争の疎外要因が出てくるわけでしょう。一番、有名なのは寡占、独占でしょう。権力と癒着して規制、参入障壁を設ける場合もあります。
ホールドアップ問題もあります。以前流行ったらしいのですが、元受けが仕事は用意するからキャパを増やしてくれと言ってきたとします。借金して設備投資をし従業員を雇う。今度は手のひらを返したように「社員、遊ばせてもしょうがないでしょう」と弱みにつけこんで値切りまくる。規模の縮小はできそうもないですから、多分、覚悟して倒産まで赤字創業するしかないでしょう。
あと有名なところで情報の非対称性。単純な代金踏み倒し（いずれ裏切りがナッシュ均衡になって市場そのものが成立しなくなる）もあります。

＞10億を超える世帯もあるのですが
フリードマン「資本主義と自由」には、資本代（地代や金利）は資本主義勃興以前の五分の一になったと記されています。資本だって供給過剰なら価格は下がりますよ。

24. 伊賀篤＠todo様
2013年03月14日 13:11
> 第三者的な権力が全く介入しないとなると

…という場合の、弊害を貴兄が認めておられるならば、その「第３者的な権力」が如何に民主主義的かつ「公正」に機能するか？…という事が次の問題になります。

そうなると、実際の権力者の善意などにしか期待できない「民主集中制」や「一党独裁」などという、組織内での批判が多数派にならない仕組みは、真っ先に除外せねばなりません。

同時に、【競争】は否定し難い有益な機能を社会に齎す事は認めつつも、既得権益層（富裕層）だけが、優先的に「経済活動」のコントロールが可能という、現在の資本主義の有り方そのものが問われるので、各経済活動単位（企業）での資本（所有権）そのものを、国民に均等に配られたクーポン（経済的な参政権）との交換でのみ、調達可能にするという【市場社会主義】の考え方が、産まれるのです。

その利益の配当は広く薄くなりますので、単に利潤だけをインセンティブ（誘因）にしないで、環境や将来性の有る事を社会に訴える事に成功した企業に、資本は集まりますし、分散型の権力という【市場社会主義】の特徴により、情報の非対称性に基づくモラル・ハザード（依頼人・代理人問題）への、従来の社会主義が持っていた致命的な欠点への回答ともなります。

しかし、これだけでは【競争】の勝者と敗者の世代間の持ち越しによる貧富の格差固定化は果たせませんから、累進課税を強化した「負の所得税＝ベーシックインカム」やら、相続税の強化が必要な訳です。

これが【新しい共産主義】像となるべきでしょう。

25. todo@ 伊賀篤様
2013年03月14日 13:26
＞その利益の配当は広く薄くなりますので、単に利潤だけをインセンティブ（誘因）にしないで

経営は利益のことだけ考えてられるわけでもないでしょう。当然ながら損益もあるわけで、これ、国民みんなで払いましょうということならそれこそ国営企業、公務員です。
　責任を負い損益を弁済する意思と能力があるから、決定者なのではないですか？
　責任を取るということは要するにカネを払うということなのですから、カネがなければ責任は取れないですよ。

26. 仮）山田二郎＠todoさん
2013年03月14日 13:31
>>格差の問題ですが、自由競争の帰結はフラット化ですよ。

本当の意味で自由な市場だとフラットに向かうしかないのでしょう。まあ自由の中に権力や財力を使っての排除と言う手法が加われば別ですがｗｗｗ

27. 伊賀篤＠todo様
2013年03月14日 13:46
> 責任を負い損益を弁済する意思と能力があるから、決定者なのではないですか？

現在（資本主義）の企業でも、損益を出したら、配当はありませんし、損益が積み重なれば企業は倒産して、所有する株式は唯の紙切れになります。
（所有者にとっては有限責任）

これは【市場社会主義】でも同じで、損益を出したら、クーポンを企業に預けた国民に配当はありませんし、損益が積み重なれば企業は倒産して、その国民個人が預けたクーポン（資本）は戻って来ません。
（この場合も、所有者にとっては有限責任）

私も、余程に公共的性格を持つ対象（水道とか送電網とか）以外には、国営企業には反対です。
理由は言うまでも無く（貴兄と同じく）、責任についてモラルハザードが起きる危険が、多すぎるからです。

28. わくわく44＠反共閣下
2013年03月14日 13:50
もっといえば、「格差はある程度固定され、それが代々世襲されていくべきである。しかし、その乖離は小さい方が良い。」のです。
そして『中流階級が多ければ多い方が良い』のです。

資産や所得の乖離が大きく、富が集中している状況では経済は停滞し、社会不安も大きくなります。下層の人たちの生活が成り立たないのは話になりません。下層であっても、「健康で文化的な最低限度の生活を営める」ようにする。お風呂とトイレとキッチンと居間があり、軽自動車1台程度なら所有できる。それに反比例して上流層が資産と所得がその分少ないということで、「差が縮まる」のは悪いことではない。

29. わくわく44＠反共閣下
2013年03月14日 14:01
ただし、われわれは歴史を学ばなければなりません。

戦国時代は「下剋上」の時代でしたよね。それが100年も続いたのです。
下の人間が「俺も天下をとれるかもしれない」と思い、反逆の機会を狙って一気に謀反を起こす。いったん成功しても、今度は自分自身やその子孫が今度は狙われる立場になる。場合によっては親子兄弟でそれが行われる・・・。

こうなると、秩序もへったくりもありません。生命・財産・人権もへったくりもありません。

これを防ぎ、人々の安心と安全を確保するには、「よほどの能力と資格とチャンスがないと、上には行けないものだ」と人々が謙虚になることが必要なのですよ。

品位と秩序の崩壊は、「カネさえ払えば文句ないだろ！」的なことがまかり通ることからも始まります。「お客様は神様だ」なんてことから始まります。「限られた選択以外の選択はしない。それに不満を抱かずにカネを払い、頭を下げて利用する。」ということがまかり通るの世の中になれば、他人を蹴落とす競争がなくなります。
もちろん、これだけだと、社会が発展せず、活性化しません。能力ある人が不満を抱くことにもつながる。なので、これが完全に肯定されるわけではありません。
ただ、こうした要素も時には必要なのです。

あまりに自由になりすぎ、格差を否定しまくり、チャンスがありまくる社会というのは、かえって生命・財産・人権を喪失します。
「生まれた家」で「差が発生する」こと、そしてそれがある程度固定された状態でいることも、実は大切なことなのです。

30. 一時しのぎ@todo様
2013年03月14日 15:06
>格差の問題ですが、自由競争の帰結はフラット化ですよ。

それは独禁法などの政策的誘導が必要条件ではありませんか。だって、かつては都市銀行が13行だったのが、今や三分の一に集約されていますよね。フラット化というのであれば、もっと細分化されるべきでしょう。

むしろ、業界によっては、自由競争の帰結は独占または寡占じゃないですか。極端にいえば、マイクロソフトはパソコンOSの標準ですよね。ただ、パソコンそのものが、スマホだったりタブレットだったりにリプレースされているのが現状でもありますから、情報端末としてのシェアと考えれば、マイクロソフトの地位は相対的に低くなるとは思います。

31. 伊賀篤
2013年03月14日 15:26
> これを防ぎ、人々の安心と安全を確保するには、「よほどの能力と資格とチャンスがないと、上には行けないものだ」と人々が謙虚になることが必要なのですよ。

これは憲法に違反し、身分制が日本に必要だと言っている様なもの。

> 「生まれた家」で「差が発生する」こと、そしてそれがある程度固定された状態でいることも、実は大切なことなのです。

ポジション・トークの最たるもの。
それで本人自身の「責任」では無く、貧困家庭に産まれた人間を説得できると考えるなら、逝ってヨシ

相変らず…

32. todo＠一時しのぎ様
2013年03月14日 16:07
＞それは独禁法などの政策的誘導が必要条件ではありませんか。

なんにせよ寡占、独占はまずい。競争と選択の自由あっての市場です。

33. todo
2013年03月14日 17:13
> 「生まれた家」で「差が発生する」こと、そしてそれがある程度固定された状態でいることも、実は大切なことなのです。

原理原則論なら無論反対ですが、現実的にはありかなと。
かって日本は先進国であったインドや中国の文明を取り入れて発展したわけですが、どうしても日本人の好みには合わなかったものがある。宦官、奴隷制、科挙であったと山本七平（イザヤ・ベンダサン）は書いています。
　宦官と奴隷制については日本人が歴史の早くから遊牧、牧畜から手を引いたことを理由に挙げていますが、科挙については、日本人は大家族としてしか社会を認識できない、何事も万世一系でないと落ち着かないとしています。ただ、有能な人物を登用しなければ組織は衰退する、この場合は養子縁組を利用して一族として登用するのが習慣になったのだそうです。
養子ですぐ思いつくのは野口英世ぐらいですが、実例は多いのではないでしょうか。
科挙や現代中国官吏の腐敗、バブル期の日本の公務員（なんと公務員倫理法が必要になるぐらい腐敗していた）を思うとき一理あるご意見だと思います。

私の好みとしては公務員には仏教の出家システムを応用して厳しい修行を課し滅私の心を養って貰う、これが最良と考えています。水中クンバカとかサハラ砂漠で断食とか最高じゃないですか。朝礼では「全体に奉仕するぞ～　奉仕するぞ～　奉仕するぞ～」のマントラを一万回唱和させる。いいですねぇ。
1000兆も借金があるのにマラソンなんてとんでもない。

34. 反共
2013年03月14日 17:39
＞＞28
＞＞29
あまりに自由になりすぎ、格差を否定しまくり、チャンスがありまくる社会というのは、かえって生命・財産・人権を喪失します。
「生まれた家」で「差が発生する」こと、そしてそれがある程度固定された状態でいることも、実は大切なことなのです。＞＞

わくわくさま
＞＞日本における究極のケースは皇位継承だと思います。これは2673年もの間続いてきた身分制度です。天皇を中心とした家族のような国家、天皇とそれ以外の国民は皆平等こういう体制なんです。これが、2700年もの間支持され続けたわけです。
日共は天皇反対のようですが、天皇を中心とした国体を維持してきたからこそ、変な独裁者が出たりましてや日本が共産化されるような馬鹿なことはなかったんじゃないでしょうか。

35. todo
2013年03月14日 18:24
＞天皇を中心とした家族のような国家

家族だからいいかというとそうでもない。殺人事件の半分は家族親族間のものだそうです。
ただ、これは減少傾向で家族の疎遠化とも無縁でもないと思います。

http://www.jaj.or.jp/wp/wp-content/uploads/2013/02/books_no129.pdf

36. todo
2013年03月14日 18:34
マルクスの金言を思いだしました。

「労働者の賃金は、その再生産に必要な最低限度まで下落する」
ところで派遣労働者は労働力の再生産はしないんでしょう？

だとしたら、次の時代は無いということですよね。
持続性という観点なら恐ろしい時代です。

37. わくわく44＠伊賀篤へ
2013年03月14日 21:33
『もちろん、これだけだと、社会が発展せず、活性化しません。能力ある人が不満を抱くことにもつながる。なので、これが完全に肯定されるわけではありません。』
『ただ、こうした要素も時には必要なのです。』

この文章をまったく無視し、人間として恥ずかしい思考と感情を抱いているのだね。

私がいつ「日本に身分制が必要」と言ったのかね？

8.で述べたことだが、私は「上に行くのは悪いことではない。しかし、一気に上に行くことが容認される世の中は、かえって人々の生命・財産・人権を脅かしかねない」と言っているだけなのだが。

＞それで本人自身の「責任」では無く、貧困家庭に産まれた人間を説得できると考えるなら、逝ってヨシ

私の発言を、文明的な人間の思考と感情を持って読めば、間違ってもこんな理解はしない。
要するに、君は、最下層よりも下の境遇で満足し、不満を抱かず、自分自身を猛省する責務しかないということを自ら告白したに過ぎないということを知れ。

＞相変らず…

相変わらず、何？
私が相変わらず正しいことしか言わないっていうこと？

少なくとも君みたいな「嫉妬と憎悪を正当化する」ような感情と思考は持ち合わせてないので、正しいことしか言えないのよ。

38. わくわく44＠反共閣下
2013年03月14日 21:43
＞天皇を中心とした国体を維持してきたからこそ、変な独裁者が出たりましてや日本が共産化されるような馬鹿なことはなかったんじゃないでしょうか。

この素晴らしいところは、「決して天皇よりも上の権威を持てない」ということを、上流階級の誰しもが認識する点にあります。
それでいて、天皇も皇族も、政治的権能も経済的特権も一切持たない。これが日本国民にとってどれだけプラスに機能しているのか。

政治家や財界の誰しもが、どれだけ権力や財力を持っても、国民に対して天皇を超える精神的影響力を持ち合わせていない。どこかの国のように、絶対的権力を持っている人が出てこないのです。
このことが、あのだらしない民主党政権下で3.11のような大災害が発生しても、秩序が維持され、外国で見られるような暴動や略奪などの行為がなく、世界から称賛された態度があるのです。

39. わくわく＠反共閣下
2013年03月14日 21:51
ノブレス・オブリージュを持たないで上に立つ人が増えると、秩序など維持できません。

「親の背中を見て、子は育つ」という言葉もあるように、上の態度、言動、行動、思想信条を、下は手本にして見習って行動します。
人の上に立つ人は、より自戒し、自律して、人の模範になることが求められます。
そのマインドを持たない人間が上に立つと、どんなことになるのでしょうか？

文明的な思考と感情を持って考えれば、「格差の固定は、ある程度は必要なんだな」という結論に、何の疑問も抵抗もなく達するのですが、「嫉妬と憎悪の感情が認められた」と勘違いしている伊賀篤や東西南北のようなのには理解できないでしょう。

40. TAMO2@わくわく様
2013年03月14日 22:05
うーん、どうなんでしょうね（微笑）。

ノブレス・オブリージュは、まさにエリート教育の賜物であり、日本ではそれがないことが問題だと小生は思います。

少なくとも、京都大学のカリキュラムにはありませんでしたね。東大も聞いた範囲ではなさそうです。

アメリカでは、あるはずなのですが、機能していないように見えます。

よくよく考えると、ますます不安定性を増す世界においては、ノブレス・オブリージュをやれるほど、誰にも余裕がないのではないか、と考えてみたりする。

41. 通りすがり＠２．元事務局員で今は反共様
2013年03月14日 22:28
民商が毎年今頃行っている税務署へのデモ行進ですが、本当、毎年人数が減ってるように思います。

消費税をなくせ、と言いながらデモ行進していても、皆心の中では、自分達（日本共産党）にその力はないことを悟っているはずです。

見ていて哀れに思います。税務署も実質的には税金を払わない運動をしている団体への特別扱いを止める時期だと思います。

42. ＫＭ生@通りすがり様
2013年03月14日 22:51
＞税金を払わない運動をしている団体への特別扱いを止める時期
民商に限らず、総連系商工会や解同系中企連もこの類に入りますね

43. 仮）山田二郎＠通りすがりさま
2013年03月14日 22:56
デモに関しては、ほぼ半減レベルの所もあったようです。（会員数の大幅減にほぼ合っている状況ｗｗｗ）
なお税務署の特別扱いに関してですが、集団申告による威圧効果なんてまるでなく、税務署にしても忙しくなる日が事前にわかる分、じっさいは楽なんじゃないかな？
まあ民商はアベノミクスが大成功しないと、財政的に早晩全国規模の組織としては維持できなるでしょうｗｗｗ

44. todo
2013年03月14日 23:27
＞税金を払わない運動をしている団体への特別扱いを止める時期

民商を辞めて会計事務所に委託してから大分税金下がりましたよ。
　会計事務所ならほぼ丸投げで決算書も損益計算書もちゃんと作ってくれます。別途、有料ですが契約書の作成もやってくれます。
　当方はやっていませんが社保関連も丸投げで大丈夫です。

45. 一時しのぎ@ノブレス・オブリージュ
2013年03月14日 23:40
そんなもんが、この21世紀の世界のどこにあるのか、伺いたいものです。あるとすれば、王族でさえ軍務に就く、イギリスくらいじゃないですか。もっと申さば、かつてフランスもイタリアも王と貴族が存在しましたが、国体が共和制に代わったからといって、両国が日本ごときに罵倒される国柄でしょうか?

あーそうだ。日共信者含めて、無謬に耽る世界中の共産主義社会主義系政党こそ、現代版の王と貴族ｗ
違うのは、王権神授説か人民主権の前衛意識のいずれかに拠るかということでしょうか。

46. busayo_dic@管理人
2013年03月14日 23:52
ぼそっと言ってみる・・・・

このblogの企画維持管理はノブレスオブリージュだと思わなきゃやってけないw

47. 仮）山田二郎＠ノブレス・オブリージュ
2013年03月15日 00:36
まずは皇族から実践すべきですな。
とりあえず皇族男子のさらし首から始めてもらいまひょ。

48. busayo_dic@管理人
2013年03月15日 00:49
一時しのぎさま

>もっと申さば、かつてフランスもイタリアも王と貴族が存在しましたが、国体が共和制に代わったからといって、

あの～、政治の世界と言うのはなかなかややこしいところでございまして、古代ローマはカエサル以前は共和制でしたが貴族がいたり、ヴェネツィアも貴族はいましたが平民より貴族の方が多かった（貴族の定義はある一時期以前にヴェネツィアに住んでいた否か）とか、ましてやギリシャでは奴隷制を持つ民主制もあったりして「王、貴族VS平民」といった価値観では分け分からなくなる政治体制もたくさんあったりして・・・

49. 屁の突っ張り
2013年03月15日 00:57
共産党員の基本的特質を再度整理しておこう。まず第一はなんと言っても無思考。とにかく考えない。彼らは党中央の言うことについ従いすることが考えることだと思っている。また与えられた材料でしか考えない。自分で資料を探して考えることはまずない。

次の特質は無責任と無努力。国や社会が悪いから自分には責任はないと思っている。その結果なんの努力もしない。だから報われることもない。それがさらに国や社会の責任だと強く思い込む。

ある意味無欲。まあ過剰な欲望を持つこともどうかと思うが当然持っていていい欲望もない人が多い。貧乏は本当は嫌なくせに金を稼ぐのは良しとしない。だから公務員や教員のような稼ぐこととはあまり縁のない仕事を選ぶ事が多い。もちろん公務員、教員は稼ぎ過ぎという意見もお有りでしょうが。

まあこの四つの無に集約されるでしょうか。無思考、無責任、無努力、無欲。その結果一般人とは無交流になって閉鎖的な党員世界でしか生きられなくなる。まさに生きる化石のような頭脳構造の人達ですな。そして何の変化もない無変化の世界で死ぬまでいることになる。本当に共産党員ほど世の中が変わらないことを心の奥底では望んでいる日本人はいないと思いますよ。

明日も世界はこのままで何も変わらないでほしいし永遠に文句を言っていたい人達でしょう。権力の座に着くこともなく永遠に政権党に文句を付けていたいのが共産党員の特質でしょう！！！

50. 屁の突っ張り
2013年03月15日 01:26
追記。改めて思うが共産党員ほど世の中が変わらない事を実は望んでいる人間はいないと思いますね。世界はこのままで共産党はそれなりに存在していつも変革者のような格好をしていたい人達って事ですね。本当は何一つ変わって欲しくはない人達ですね。

私の昔の友人達も皆そうですね。30年前と変わらぬことをさも新しい事のようにやっている。もう結果は出ているのに。ひょっとしたらもはや彼ら自身が何をしたかったかもわからなくなっているのではないかと思う。

一般の人間というものは良い意味でも悪い意味でもそれなりに欲があり、また向上心というものもある。しかし共産党員にはないなあ。そう向上心がない。向上心が人並み以下に無いからまず一般社会で認められる事はない。そのくせ自分達の世界では偉そうにしてる奴が多い。30年間なんの結果も出せなかったくせに若い人達には偉そうな事をいう。なんの成果もないくせに！

そのくせ文句ばかり言っている人達。私も若い頃は自民党なんてどうしようもない奴らの集まりだと思っていたがそれなりにちゃんとやっていたんだなあと今は見直している。どうしようもないのは共産党でした。共産党員が何の変化も望まないって全く、漫画だね！

51. わくわく44＠ＴＡＭＯ２閣下
2013年03月15日 02:13
「位高きは、徳高きたるべし」を理解できない人が多数いる模様ですね。

日本で求められる「ノブレス・オブリージュ」とは、まさに、3.11後に計画停電が予定された際、天皇が皇居のブレーカーを落としたことなどの「範を示す」という行動ですよ。
天皇は、停電で国民が苦労することに対して、「日本国民統合の象徴として」、誰に求められたわけでもないのに、率先して「国民と苦労を分かち合おう」ということでブレーカーを落とした。人の上に立つべき人がこういう姿勢だからこそ、良識ある国民は「天皇がここまでするんだから、自分たちも良識ある態度を取らないとね」と見習うのです。

こうしたことは、学校で培われるのではなく、普段の生育環境で身に着けるものです。だからこそ「お里が知れる」という言葉がある。エリート教育以前の話なんですよ。
それが培われない環境にある馬鹿が、カネと権力で上に行けば、下はそれを見習って、やはりカネと権力で物を言わせるようになり、そこには嫉妬と憎悪が渦巻くだけ、「法に触れない範囲で」の足の引っ張り合いで、人々の安心・安全が損なわれやすい状態になります。

52. わくわく44＠ＴＡＭＯ２閣下
2013年03月15日 02:23
私の発言に対して反感・否定・批判・非難等、私を不快にさせる思考や感情を抱くというのは、こうした社会を認めるだけのことなのです。

能力があって下から上がってきた人たちでも、謙虚になって「所詮、私は最下層から上がってきた人間だから」という低姿勢で物事を考え、行動するならばいいですが、ホリエモンのようなのはそうじゃないですよね。

これって、「体は大きいが、精神はまだ子供」「図体のデカイ子供」でしかないのです。
これがいろんな問題を引き起こしていることも、ＴＡＭＯ２閣下はご承知だと思いますけど。

もし、今の日本に兵役があると仮定した場合、上流階級は「いつ徴兵されても良いように、日々鍛錬を怠らない」という使命感を抱くこと。
そして、中流や下層が抱く義務を負う感情や思考というのは「能力がある人や上流階級に、兵役などの危ないことはさせない。」ということです。

矛盾するようですが、日本国民が全員、私が発言した感情や思考を無条件かつ無抵抗に抱くようになったとき、はじめて「格差を完全になくそう」という動きに出る資格と権利を得ることができます。

53. 一時しのぎ@busayo_dic管理人様
2013年03月15日 06:12
48番コメントを拝読いたしました。なるほど、おっしゃるとおりかと。私が高校で習った世界史は単位数が日本史より少なかったこともあってか、同じ厚さの山川版を使っていながら、どうしても割愛される部分があって、四大文明をざっと習った後、欧州史は、いきなりウィーン体制の頃まで時代が飛ばされた記憶があります(逆に中国史は何ら割愛されなかった)。そのためか、後年に自分で世界史の本を読んでも、習っていない時代や地域はあまり記憶できません。

それにご存知でしょうが、日本語での共和制・貴族・平民・奴隷と、欧米語のそれらとは、根本的に意味を違える部分があって、どうも勘違いしてしまうと思います。

カエサル以前の共和制は、現代における国民国家の共和国ではないと思いますが、現代の日本人は誤解しがちではないでしょうか。欧米の貴族は、それこそノブレスオブリージュの体現者という意味を内包したかと思いますが、日本の貴族は奈良朝以前ならともかく、平安朝以降は武力を忌み嫌ってましたし、後年になればなるほど政治的責任から遠ざけられたひ弱な存在になりましたから、護民官意識の有無もありますが、日本の武士階級が欧米の貴族に近いと感じます(武士に護民官意識があれば、会津藩は農民の生活を破綻させてまで、徳川幕府に忠節を尽くさなかったのでは)。

カエサルの就いたその地位の意味と、漢字で書くところの帝とは、もっと峻別されるべきだと思いますが、私を含むバカサヨク日教組の授業を受けた世代は洗脳が行き届いていますから、帝の存在は前近代的で非文明的という(それこそマルクス史観)印象があるのではないでしょうか。むしろ、米や露の大統領など、世襲ではないというだけで、その権力や権威は旧来の帝と同様に理解すべきだと考えます。だって、選挙王制という前例がありましたもの。特にプーチンを見ると、プレジデントという名の実質カエサルでしょう。

54. 一時しのぎ@busayo_dic管理人様
2013年03月15日 06:24
>このblogの企画維持管理はノブレスオブリージュだと思わなきゃやってけないw

もともとは、キンピーさんの問題に関しての、管理人さんの義侠心から、ここを始められたのではなかったのですか。それに、こうして著名な反・日共ブログとなれば、読者の期待は心理学的な意味の報酬(それが通貨価値を持たないところが管理人さんにとって気の毒ですが)となりますし、もはやここまで社会的影響力を有するブログとなれば、いまさら引っ込みが付かなくなってしまったと思います。

55. TAMO2@わくわく様
2013年03月15日 08:07
　小生が過去出会った方々で、ノブレス・オブリージュがあると思った人って、「現段階での」階級とは無関係な気がするんですよ。自分も、かつての地元の有力ブルジョアの末裔として、恥ずかしくないことをしよう、くらいは思っています。

　小生が「学校」を取り上げたのは、旧制高校あたりを念頭に置いているからです。エリートに、ノブレス・オブリージュがなければ、大変なことですから。国家規範が崩壊しますからね。で、おっしゃるとおり、基本的には家庭というか、子供の頃から育まれるのが理想ですが、エリートコースの教育ってのには、どうしても、「成り上がり」が入り込みます。その根性のまま、国家のトップにつけば、どういうことになるか、今の日本を見れば――端的には、片山さつきを見れば――明らかではないでしょうか。

56. TAMO2@わくわく様
2013年03月15日 08:19
　まあ、独り言みたいなものですが、国家という厄介物とどう向き合うか。

　国家の大切な機能は、言うまでもなく国民の生命と財産を守ること、そのためにはおっしゃる通りノブレス・オブリージュがトップには必要で、庶民はそのようなトップを尊敬し、守る気概が必要。

　だけど、私見ですが、資本主義システムは、往々にして、その気持ちの前提となる社会的紐帯を破壊する傾向があります。（ちなみにマルクスたんは、そこに進歩性を見出すという、革命家らしい凄味のある理論を展開しましたが、資本主義社会は数多くのトラウマを産み出すがゆえに行きづまり、傷を負った者たちによる暴力革命が必然であろうと展望しました。小生も、その理路はあり得ると今でも考えています。）

　とにかく、トップが軽々しく口にしてならないのは、優勝劣敗とか、自己責任とか。人間は、そんなものに全面的に耐えられるほど、強いものじゃありません。

　橋下とか、片山さつきとか、ああいうのが国政に出てくることに、暗澹たる思いを抱いています。これ、日本の戦後社会が産んだ最悪の政治家じゃないか、と。こういう「カビ」が蔓延る社会は、ファシズムかスターリニズムの業火に焼かれかねない、と。

57. TAMO2
2013年03月15日 08:20
「行き過ぎた自由主義はファシズムかスターリニズムを齎す」と、最近どこかで読みましたが、どこだったかなあ。

58. QP@57. TAMO2さま
2013年03月15日 08:37
あなたの読んだものとは違うかもしれませんが、同じ意味のことはエーリッヒ・フロムが「自由からの逃走」（1941）で言っています。
人は自由を与えられると、個人が背負う自由の重み（責任とか義務）に耐えられなくて全体主義に走るということです。当時世界で最も民主的と言われたワイマール憲法下でなぜナチズムが台頭してきたかを念頭に書かれた本ですが、若いころ読んで感動した記憶があります。

59. 伊賀篤
2013年03月15日 11:16
ライト・ノベルを読んでると、貴族が僅か何人であっても平民の命を守って死んだなんて、ノブレスオブリージュの美談が出てきたりするけれど…

現代では、例えば東北大震災の時に（庶民の中で）民生委員とか消防団員をやっている人が、最後まで津波から一人でも多くを救おうとして、自らの命を落としたりして、自分は安全な場所に居る為政者なんかより、余程の事…ノブレスオブリージュ的な美徳を持っているんじゃないか？…って言ってみるテスト

60. 一時しのぎ@QP様
2013年03月15日 15:18
>当時世界で最も民主的と言われたワイマール憲法下でなぜナチズムが台頭してきたか

私のHNリンク先トピに因りますと、ケインズはドイツに過大な賠償を課すことでもたらされる政治的しっぺ返しを警告していました(そういうことを、シナチョンは理解できないクズw)。ワイマール憲法だけがナチスを生んだ原因ではないとすべきでしょう。それに、第二次大戦さえ起こさなければ、それこそケインズ的手法でドイツを復興したのは、その当のナチスという皮肉です。(以下リンク先より一部引用)

『平和の経済的帰結』 - ケインズ，J．M．

ケインズは、一次大戦後のパリ講和会議にイギリス大蔵省主席代表として出席する。これまでの戦争では考えられなかった大きな被害を蒙った諸国の感情は複雑で、連合諸国は敗戦国ドイツに対して莫大な賠償を請求する。
ここで良心の人・ケインズは立ち上がり、代表を辞任してこの本を書いた。

「もし、連合諸国がこのような賠償をドイツならびに他の敗戦国に対して課するのであれば、我々連合諸国は敗戦国を一代の間完全な奴隷状態として悲惨な状態に置くことになる。これは、ヨーロッパの未来にとって大きな障害となるばかりでなく、いつか大きなしっぺ返しを食らうだろう。」

61. 伊賀篤
2013年03月15日 17:12
考えてみたら…

既得権益者＝ノブレスオブリージュの持ち主

…なんかでは無いのだから、本人の責任に帰す事が出来ない【産まれた家庭での格差】なんかを肯定できる、規範理論（哲学）なんか、個人の尊重を前提とする現代では、矛盾の無い整合性のある論理としては、とても有りえませんね。

同様に「自由」という権利が【人権】として認められるのは（単なる【特権】では無いのは）、他者に同等の権利内容を認める限り（他者の権利を奪わない事を含）…という規範理論的な「縛り」が含意されているので、それが空論で無ければ「過剰な自由」というのは【特権】を排除した限りで最大限は認められるべきだと、法哲学からは解釈されるのでしょう。

62. QP@60. 一時しのぎさま
2013年03月15日 17:22
エーリッヒ・フロムの「自由からの逃走」は５０年前に読んだもので、内容を詳しく説明できないですが、私は「ワイマール憲法だけがナチズムを生んだ」ことを言うために取り上げたのではなく、№57のTAMO2さんの「行き過ぎた自由主義はファシズムかスターリニズムを齎す」と、最近どこかで読みましたが、どこだったかなあ」というコメントに対して、「自由と全体主義」の関係について適切と思い、取り上げたのです。

フロムは「自由からの逃走」で、「近代における個人の自由が却って個人に責任や義務を負わせ、その重圧に耐えかねると、そこから逃れるために権威主義や全体主義に身を委ねてしまう。そういう状況がワイマール憲法下のドイツにあった」と言っていたと思います。
フロムはユダヤ系ドイツ人で、ナチの弾圧を逃れるためドイツからアメリカに亡命して、戦時下の1941年に「自由からの逃走」を発表し、センセーションを巻き起こした。戦後、日本に翻訳され、思想界に多大な影響を与えたものです。

なお、フロムは「フロイト左派」と呼ばれる心理学者で、「疑惑と行動マルクスとフロイトとわたくし」（1962）では、フロイトよりマルクスを高く評価していましたね。今生きていたら、そのことを何と思うでしょうね。

63. 多重債務者のしんのまゆみ
2013年03月15日 18:07
☆現行のﾄﾞｲﾂが,私にとり一番良い外国
A:ﾄﾞｲﾂの裁判傍聴→楽しいし
B:【日独伊･三国民青同盟】締結していたせいか
ﾄﾞｲﾂの方々,私に優しいです
(ただしドイツ
A:東條英機のナチス
B:ﾁｬｳｼｪｽｸの東ドイツ等,暗い歴史有)
☆さて日本の裁判所は
都々逸の裁判所と異なり,なかなか違憲判決出さないといわれています
ところが
東京地方裁判所民事38部(≒行政部≒定塚誠部総括判事御担当)にて違憲判決出されました
☆そう【被後見人の選挙権を認めない,公職選挙法は→いけん･遺憾と→明快な違憲判決】
ただ本日
A:【新聞に定塚誠裁判長様の笑顔】掲載されてますが
B:実際は,頭の回転は早いけれど,少し気難しい方です
(私はA:東京地裁行政部≒定塚誠部総括判事様or
B:東京地裁労働部≒団藤丈士部総括判事様
どちらかが将来,最高裁判事になられると思ってます)
◎最後に,昨日の判決を受け【総務省+法務省民事局･協議の上】→公選法,改正充すると思います
●私の嫌いな[日本共産党≒塩川鉄也代議士]は,衆院の総務委員。塩川代議士様が
「日本共産党の実績によって公選法→改正充されたｧ」,言いやしないか?心配

64. 反共
2013年03月15日 19:18
＞＞しんのまゆみさま
日本の裁判所は共産党と同じくﾊﾞｶですからね。
ろくでもない判決をしんぶんﾊﾞｶ墓のごとく垂れ流すだけ。期待するだけ無駄。こういうところに厄介にならない人生が一番幸せ。
しんのまゆみさまも、共産党の悪口ばかりではなく、いい点も見つけてみてはいかがでしょうか？
もし見つかればノーベル賞級の大発見ですが。

65. クマ
2013年03月15日 19:45
共産主義ほど競争の激しい世界はおまへんやろなぁ

66. 多重債務者のしんのまゆみ
2013年03月15日 20:38
☆反共様も,言われるように,私
【♪疑う事･憎みあうこと･誰かを妬む事】嫌いな人間
◎裁判所を利用しないで一生終えたいです
●しかしながら,人生において,不幸は,突如として訪れがちです
●特に平成23年4月
甚大過ぎた東日本大震災以外の事柄が新聞一面トップとなった
★【栃木県内で,てんかん薬飲み忘れの為
ｸﾚｰﾝ車を運転中の
柴田被告人様が,意識ないまま,６人の児童を死亡させた交通事故】→私ショックでした
●このような思いもよらない事象,解決する為に【裁判所】→存在すると思います
A:でも裁判にはお金がかかります
B:従いまして,
☆法ﾃﾗｽ≒日本司法支援センター様の役割は重要
尚,上記の悲惨な交通事故
検察官様は交通関係で最も重い
【危険運転致死傷罪での起訴】諦め
柴田被告人様→懲役7年ですみ,良かった
A:私,刑罰軽いの大好き
B:日本共産党様内の党内刑罰も
その,女性とギャンブルに溺れたとされる ,すけひろ元代議士様に党内刑罰なく→ある意味良かった
★勿論,私,すけひろ代議士様憎いですよ
A:私は学歴低め→ﾓﾃﾀ事,一回もないです
B:すけひろ代議士様は社会的地位高く→ﾓﾃたようです

67. 反共
2013年03月15日 21:48
＞＞しんのまゆみさま
間違ってはたのなんて読んじゃﾀﾞﾒですよ。神奈川の魔女畑野某とまちがえてしまう。まゆみじゃなかった君江ですよね（Ｗ
気味悪江
失礼
【♪疑う事･憎みあうこと･誰かを妬む事】嫌いな人間
＞＞共産党はそういう点では上記のオンパレード
こういう党と関わっていると、人格が破壊されます。

◎裁判所を利用しないで一生終えたいです
＞＞黒いｽﾓｯｸをきてひな壇に並んでいる連中は、
人の人生をもてあそびことに異常な快感を覚える特異な人間だとおもって間違えないでしょう。こういう空気に耐えられないのは退官（再任拒否）します。これは日共関係者も同じ。
本当に優秀な弁護士は法廷でﾃﾚﾋﾞみたいに丁々発止で黒を白にすることではなく、こういう場に足を踏み入れないですむようにすること。もっとも、ﾃﾚﾋﾞの法廷劇みたいなことは実際にはないですね。ほとんど儀式みたいなものですから。法廷は黒魔術ごっこですね。

★勿論,私,すけひろ代議士様憎いですよ
A:私は学歴低め→ﾓﾃﾀ事,一回もないです
B:すけひろ代議士様は社会的地位高く→ﾓﾃたようです
＞＞筆さまは高卒でも党ＮＯ４まで上り詰めた実力の持ち主。党外からもファンがいた。
でも上から妬まれたんでしょう。日共幹部は学歴低め大嫌い。でも、ｶｸﾀﾞｲと金をもたらすなら低学歴君でもオオモテ。一兵卒の組織活動家としておおいに利用してやろう。

68. 反共
2013年03月15日 21:54
＞＞66
法テラスって財源は贖罪寄付、つまり罪を減らす代わりに寄付しますよってやつ。ここも法曹天下りでしょ。利権を分け合うだけ。その金で弁護して減刑させるんだから、世の中うまくできたものです。
裏金で罪をもみ消すのとなんら変わりない。検察が事件をつくって、弁護士がもみ消す。ﾌﾟﾛﾚｽの試合みたいだ。

69. 一時しのぎ@QP様
2013年03月15日 22:24
62番コメントを拝読いたしました。おっしゃるとおり、TAMO2さんの57番コメントを受けての58番コメントではあるのですが、そこだけをかいつまんでしまって、フロムはケインズの危惧を無視したのかと、少し疑問に思っていました。

件のフロムですが、このブログでは初耳です、私にとってはですけど。ただ、その主張するところについては、todoさんがよく引用されるハイエク(『隷従への道』やその後の『自由の条件』)と似ているとも思います。

参考・私のHNリンク先トピ「指導者は供給過剰ですが、責任者は絶滅しました」たまにぶっ飛んだ発言で物議をかもすが、時としてドキッとするコメントを残すtodo氏の名言」

70. todo
2013年03月15日 23:09
>件のフロムですが、

「自由からの闘争」もう最低。啓蒙主義臭プンプン。
同じナチスの分析でも「経済人の終わり」なんかとは大違い。全く似てませんよ。

どうもアカはフロム大好きなようですが、これ唯心論の極み。「生産関係は上部構造を規定する」はどこへいった。
無論、ハードとソフトの発展は弁証法的な関係なんでしょうが。

71. わくわく44＠ＴＡＭＯ２閣下
2013年03月16日 01:25
＞自分も、かつての地元の有力ブルジョアの末裔として、恥ずかしくないことをしよう、くらいは思っています。

まさに、そのとおりです。
この程度のことを理解できないで、あ～だ、こ～だ言い訳して、「育ち」を否定したがる馬鹿が、このブログにも出没しているようですが。

＞で、おっしゃるとおり、基本的には家庭というか、子供の頃から育まれるのが理想ですが、

理想というよりも、周囲の環境は人の生育に多くく影響しますからね。
「親の背中を見て、子は育つ」という言葉もあるように、どんな家庭で育ったかというのは、性行に出やすいものです。（もちろん、全員がそうだとは言いませんが）

＞エリートコースの教育ってのには、どうしても、「成り上がり」が入り込みます。その根性のまま、国家のトップにつけば、どういうことになるか、今の日本を見れば――端的には、片山さつきを見れば――明らかではないでしょうか。

「それがダメだ」ということなんですよ。
もちろん、努力と能力でトップの階層になってもいいですが、「下から上がる」にしても、Ｊリーグの入れ替え方式のような、そんな感じで「下から上に少しだけ入る」「上から下に落ちるのも中にはいる」ぐらいがちょうどいい。

72. わくわく44＠ＴＡＭＯ２閣下
2013年03月16日 01:35
＞だけど、私見ですが、資本主義システムは、往々にして、その気持ちの前提となる社会的紐帯を破壊する傾向があります。～（中略）～傷を負った者たちによる暴力革命が必然であろうと展望しました。

だからこそ、人間は謙虚にならなければなりません。
人間、夢や希望を抱くことは良いことです。特に子供のうちは大きな夢や希望を抱くことが、自分自身を高めることにつながる。
でも、大人になるにつれて、「身の程」をわきまえることも覚えなくてはいけない。これがないと、行きつく先は「自分勝手」「傍若無人」なのです。
貧乏な家に生まれて大学へ行けないというなら、大学をあきらめて働き、家族を養ってみんなが幸せになるように貢献する。これが人間としての責務ですよ。
これを、「大学へ行きたい！」と働かずにいたのなら、家族が困ってしまいます。単純な話ですよね。

そして、「自分は大学へ行けなかったが、家族がみんな昔よりも暮らしが良くなった」ということを「幸せ」と感じなければなりません。
さらに、他人の家をみて「あの子は大学へ行けた、すごいことだ。自分にはできないことだ。」と謙虚な気持ちになることです。「自分の家にお金があったなら・・・」なんて思うこと自体が、もはや「自分勝手」なのです。

73. わくわく44＠ＴＡＭＯ２閣下
2013年03月16日 01:42
でも、こうしたマインドが増えれば、無意識に、そしてみんなが一致して格差をなくすように動いていくものなのです。

使命感を抱いて、自分がなすべきことを一生懸命する人が増えれば増えるほど、「人間的な価値」に差がなくなっていきます。
身の程をわきまえて、優勝劣敗の精神をみんなが抱けるようになれば、誰もが自分の「役目」をしっかり果たすようになっていくのです。

『本人の責任に帰す事が出来ない【産まれた家庭での格差】なんかを肯定できる、規範理論（哲学）なんか、個人の尊重を前提とする現代では、矛盾の無い整合性のある論理としては、とても有りえませんね。』というようなマインドを持っている人間が増えれば増えるほど、逆に格差は広がる。

そんな馬鹿が権力や財力を持つことを肯定される社会の行きつく先こそ、『その根性のまま、国家のトップにつけば、どういうことになるか、今の日本を見れば――端的には、片山さつきを見れば――明らかではないでしょうか。』であり、その極端な例が、豊臣秀吉、アドルフ・ヒトラー、橋下徹なのですから。

74. 一時しのぎ@todo様
2013年03月16日 03:33
>全く似てませんよ。

そうでしょうか?私のような理解をする方も、HNリンク先のようにおられます(以下一部引用)。

【書評】隷従への道（ハイエク）

(前略)

ハイエク、アレント、オルテガといった思想家に共通しているのは「本質的な全体主義への嫌悪感」なのだろうと思う。それは何も国家主義の形だけで現れるのではなく、社会主義でも共産主義でも同様の形式が現れる。そしてまた国家だけでなく企業や地域社会などの小集団に於いても同様に表出する。しかしこういった観点は日本の、とりわけ思想系の学問世界ではこの点についてはほとんど議題にすら上がらない。

「自由であることの難しさ」は今に始まった話ではないし、「本当に自由であること」という状態に正解はないのだと思うが、「自由を放棄すること」は以外に簡単に出来てしまうし、その道は無数にあるということなのだろう。この辺はフロムの「自由からの逃走」とも通じるものがある。

75. QP@69. 一時しのぎさま
2013年03月16日 07:58
エーリッヒ・フロムは心理学者ですので、ワイマール憲法下のドイツに対する切り口も経済学者のケインズとはおのずから違います。彼の著作は「文明批評」の観点から見るべきでしょう。

フロムは私の若いころー６０年代には日本でも大変人気のある学者で、彼のおもな著作はほとんど翻訳されていました。まあでも、当時共産党員の友人にフロムの事を話すと、彼は名前も知らなかったですから、マルクス主義にいかれた連中には無視されていたかもしれません。

最近の人はフロムなんて知らないのかなと思い、グーグルで「自由からの逃走」で検索したら、この著作やフロムについて述べているブログが結構多いのに気づきました。

「人間が自由を与えられ、すべての決定や責務が個人にかかってくると、その重みに耐えられなくなって、そこから逃れようとして全体主義に走るようになる」
という心理的葛藤は現代にも十分通じるのではないでしょうかね。

76. QP@70. todoさま
2013年03月16日 09:08
「アカはフロムが大好きだ」とは初耳ですが、アカと言っても日本共産党員ではないでしょう。日本共産党員は日共推薦の本しか読みませんから、フロムなど決して読みません（笑）。

まあ、フロムが大好きなアカは一般的に左翼的傾向のある人間じゃないですか。若き日の私のように（笑）。

前にも言ったように、フロムは「フロイト左派」と呼ばれる心理学者で、フロイトとマルクスを比較して、マルクスのほうを高く評価していました。

フロイトの思想は時代的な制約があるーたとえば「エディプスコンプレックス」の概念は１９世紀の家父長制から、「夢判断」で夢の中の内容をセックスに関連付ける考えはビクトリア朝期の性的抑圧社会から導かれたものーだが、マルクスの考えは時代を超えた普遍性がある、と確かこんな意味のことを、「疑惑と行動マルクスとフロイトとわたくし」（1962）で言っていたような記憶があります。

また、別の著作（著作名失念）では「西ドイツ（東ではない！）は再び全体主義になる恐れがある」などと予言しています。

フロムはソ連東欧崩壊の１０年前、１９８０年に亡くなっていますが、もう１０年長生きしていたら、これをどう感じたでしょうね。

77. todo＠一時しのぎ様
2013年03月16日 10:02
>自由
人それぞれにイメージするところがあって定義無しには議論できないところがあると思いますが、山本七平の定義が分かりやすい。

自由人＝契約の主体、対象
奴隷＝家畜　売買の対象

これはいろいろな人が言葉を変えて言っていることだと思います。契約であれば、自由には責任が伴い、権利には義務が伴うのは当然で、そうでなければ契約など成立しない。
　体制がどうであれ人間、他人様をアテにして生きている状況は変わりないわけで（主人と奴隷の弁証法しかり）、誰も決定的に他人様を支配できない市場であれば、「誰がなんと言おうと、約束したことは責任を持って守って貰わなければ困る」。自由が必然となるのも当然の成り行きでしょう。

もう一つの自由観は物体をただ落とすときに使われる「自由落下」でこれば、万有引力の法則以外のものに妨げられない、本来の姿に戻るといった意味でしょう。
ここでの大問題は本来の姿かどうかを誰がどうやって判断するかでしょう。結局、前衛だったり全能のグルだったりを前提に置かなければ成立しない議論で「致命的な思い上がり：ハイエク」ではないでしょうか。

78. todo@ ＱＰ様
2013年03月16日 10:17
＞「人間が自由を与えられ、すべての決定や責務が個人にかかってくると、その重みに耐えられなくなって、そこから逃れようとして全体主義に走るようになる」

ナチス勃興時のドイツは、ちょうどジャスミン革命のようなものでアナーキーとしか言えない状況でした。加えて社民政権は弱体（議会のおしゃべり屋：わが闘争）で、決められない政治が続いた。
　ルール地方がフランスに占領され破滅的な戦時賠償を要求されているにもかかわらずです。

日常的に経験することですが、民主的にみんなで話あえば結論など出ない。結論が出たとしても誰も責任を取らない。どんな結論でどんな秩序であってもないよりはましだと。

ナチスってこれ「国家社会主義ドイツ労働者党」ですからねぇ。当時の極左と違いは、インターナショナル、つまりコミンテルンの指導を仰ぐかどうかだけだったのではないでしょうか。

79. TAMO2@QP様
2013年03月16日 10:20
『自由からの逃走』、懐かしいです。小生は、２５年ほど前に読みました。ただ、紹介したマルクス主義者は、批判するために読めと言っていた気がしますが、どう考えても、正しいやん、と。ハイエク、オルテガについても、同様の考えが。

さて、現在の「自由」って、フロムの言った時代とはちょっとニュアンスが違うと思うんですよ。自由主義の成果が出始めたあの時代とは異なり、今は自由は建前と化し、自由を口実としたシバキ主義の時代ですよね。例として挙げた片山さつきに代表されるような。

すなわち、自由主義は一面優勝劣敗を齎し、強者がそれに無批判に乗っかって「上から目線」で弱者に説教するような自由主義。これが現在の地平かと。こうなると、弱者はカウンターとして、自由主義批判に行くことになります。それが右のファシズム、排外主義、あるいは左のスターリニズムの生地になる、と。それを分かりやすく書いたサイトがあるのですが、どこだったか・・・。

蛇足ですが、こことも縁のある有田芳生先生がやられたような「排外主義に反対する集会」、尊敬するけど、それだけでは別の「シバキ主義」に転化しかねず、ネトウヨを意固地に追いやるだけだと思いますね。

80. todo
2013年03月16日 10:26
＞さて、現在の「自由」って

現在の自由は自己責任、つまり公務員が税金だけとって仕事はしない、という意味でしょう。

81. 反共
2013年03月16日 14:04
国民にまいナンバーつけるなら、議員や公務員こそ番号つけて監督しよう。

82. 反共
2013年03月16日 14:12
43. 仮）山田二郎
さま
＞＞半減ってそちらもそうですか？
自分のところは民商と年金者組合など民主団体がそっくり穴が開いたようにへってびっくりしました。まさか忘れたわけでもないでしょう。
メーデーで毎年、
高齢者がくしの歯が欠けるようにへってきている反面、新しいメンバーが増えない。と思っていたら、今年の集団申告の減り方は異常でしたね。

とくに当方のところは共産系労組でｶｸﾀﾞｲを熱心にやっているところはあまり減りませんが、民商
は組織拡大をろくにしてないので、元気がないそうです。青色会転向と無申告、死亡入院なんかが原因でへるわけです。結構転向組がいるんです。

もっとも、その労組ですら例年新顔はあまりなく、役員やいつもの顔で義理というかただの数合わせですね。

やはり民商の崩壊も確実に進んで知るんでしょうか。

83. 仮）山田二郎＠反共さま
2013年03月16日 16:44
単位民商レベルでは何とか踏ん張っている所もありますが、その上部は既にまわらなくなりつつあります。（解りやすく言えば人減らし（リストラではない）進行中ｗｗｗ）
企業なんかと違い、この手の組織で人減らしが始まると消滅に向かうしかありません。

84. 多重債務者のしんのまゆみ
2013年03月16日 18:07
☆有田芳生様は,【日本共産党様から不当な除籍攻撃受けた哀しみ】乗り越え
《国会議員≒日本一素晴らしい職業》に,見事に就任され私は嬉しいな!
◎国会議員って偉いですよね。
A:国会議員の職務命令に日本国民は従うべき
B:だから民族差別ﾚｲｼｽﾄ様と言えども
「ウヘェ！有田国会議員様にはかなわない！今後,北朝鮮差別やめます。拉致問題解決の為には
日本と北朝鮮,互いに高めあい。尊敬しあう事が大切」旨,平謝りするべきです
◎最後に
【日本一偉い職業≒国会議員たる有田芳生様】→昔,日本共産党から除籍攻撃。日本共産党様内は
A:除名攻撃→再審査申立権アリ≒手厚い権利保障
B:除籍攻撃→再審査申し立権ナシ≒権利保障ナシ
★これでは不公平
☆除籍攻撃の場合も
再審査申し立権→保障すべきです
◎尚,今後,
A:【日本共産党の除名攻撃事務・除籍攻撃事務】は
外部の独立した【人事観察委員会】が行うべし
B:暴力教師≒小村基･元教諭様,坪田博和教諭様への懲戒処分
市からある程度独立した
【人事観察委員会】が実施。小村先生･坪田先生には→行政不服審査申立や取消訴訟の道ございます
◎日本共産党様も除籍除名者の権利保護を

85. 反共
2013年03月16日 19:04
＞＞84
日共は党員をみんな除名してやって、
楽にしてあげたらいかが？

日本共産党・民青同盟悪魔の辞典＋

和田秀樹氏の共産主義観

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