こちらの声明に関して、全学連・都学連側からの返答がtwitterでさなれている。返答者哲平

@teppy_k氏は全学連中執だ。ぶっちゃけなんで全学連委員長(あるいは三役)がやらないのかは、言わないでおこう。本当の責任者は、たとえばこの調子なので、哲平氏には同情する。 

長文でのリプありがとうございます。本来は全学連の公式な代表団としてもっとあなた方と密な話し合いが素早くできていなければならないはずなのに、こういった状況であることは遺憾に思っております。落ち着いたらもう少ししっかりした形で返信させていただきます。


この先、全学連中執での議論なども、できる範囲でリアルに発信していこうと思っています。たぶん。 個人アカウントですので「たぶん」以上の責任はもちません。


さて!長文リプはじめます。。。。かなりの量になります。

 


改めて、お忙しいところ長文での真剣なメッセージ、ありがとうございました。全学連・都学連の書記局の者とも一緒に読ませていただき、一同、ようやく本質的に議論する土台ができたのではないかと感じているところです。


今回まずは、全学連活動の責任の一端を担いながらtwitter上にも生息している、無名の中執個人として回答させていただきますね。


私のは反論ではなく(そもそも、私はディベート的な反論はまったく苦手だという弱点をもっていますが)、自治や全学連のあり方をともに深める立場での回答だと思ってください。


 (1) 前提として、養自治会JCで例の決定があった28日以降の動きについて簡単に述べます。ご存知の通り、新フェス実委は、前日までの話合いの内容が一変したことで困惑しながらも、実行委員会を受けて養自治会に新たな話合いを求めてきました。


しかし一方で、全・都学連は、駒場の現役役員や@karoku1991さんも4月初めは繁忙期だろうと考えているのと同時に、全学連は昨年度のように常駐がいない、都学連は中心メンバーが新フェスにかかずらっている、という事情もあり、公式な対応をまだとっていません。このことは、何か無用な不信感を抱かせてしまったかもしれません。


今後は、私たちのやり取りも議論の土台の一つとしつつ、全学連・都学連から正副委員長へ会談を申し入れてゆくと思います。批判ビラはじめ一方的な対応をとるつもりはないことをまず申し上げておきます。


(2) 第一に「党派性」や「お花畑化した状態」という問題意識を挙げていただきました。全学連が全員加盟制自治会の連合体である以上、当然党派に縛られたり、党派的だと見なされることは良いはずがないと思います。私は、これまで関わった全学連や各学園の現場では偏らず実のある議論をし、方針を立てるよう心掛けてきたことを誓うことができます。もっとも、その議論や立てた方針の射程となる学生像が偏狭でないか、真に学生のためになり継続・発展しうる活動をつくれているか、反省は常々あります。


現に、各自治会の活動でも、全学連の活動でも、変えていかなければいけないことは多いと思います。もっと広範な学生がみずから魅力とやりがいを感じて関われる活動に、という問題意識もあります。ですので、そうした議論の中で、広範な学生を遠ざける党派性がどこから、どのような構造で実際のところ働いていた(いる)のか、検証していくべき問題でしょう。この問題についてはまだ、現時点では私も答えられるだけの知識や感覚を持てていないのが不甲斐ないところです。


(3) 続いて、では全学連の会議や企画やそれをおこなう上での感覚、そのものがお花畑で魅力がないのかという問い。学連のとりくみの硬直性を私も全く感じないわけではなく、実際、企画で"つまらない""本当の焦眉の課題からずれている"と感じた方が少なくないのであれば、そうした駒場の方々にも話をよく聞き、総括すべきと思います。(もっとも、そうした「ききとり」はこれまで何度となくやってきているわけですが、学連側の態度や緊張感のなさに起因して「本音が言えなかった」とおっしゃるのなら、改めて工夫して総括すべきでしょう。)


ただ、そもそも論の重視や企画のやり方が、全体として学生に違和感を感じさせ、遠ざけていたものかと問われれば、決してそうではないというのが、これまでの私の感覚です。学連と駒場との関係の中でこれまで「あるべきそもそも論」の押し付けがましさを感じさせてしまった部分などその扱い方には反省すべきところが多くありますが、そもそも論自体は、これまでの各自治会の蓄積と教訓から成っているものであり、今の学生、今の大学当局に対するときにも、それは参考になると思います。


それは、毎年どこかしら、自治会セミナーに新しく来てくれる学園の方々との話を通して、確信していることです。また、互いの活動を交流し、その意義について考え、活動向上を目指す場として、自治会セミナー等の企画自体にも大きな意味があると思っていることを申し添えておきます。運営主体の意識的問題として話はのちほど(5)で述べます。


第二の問題意識「干渉体質」。都学連委員長が「事実誤認もある」とも言っていましたが、学連の側の姿勢にある種の傲慢さがあったという指摘をよく受けとめたいと思います。大きな論点だと思います。


ここで、要求実現の絶対化問題について述べられましたね。私は以前のツイートで「要求実現中心の自治会のあり方を見直し」とは書きましたが、私を含め学連の誰も、駒場の自治会が要求実現そのものを「否定」し始めたとは認識していないと思います。


要求実現という言葉についてですが、女子オリやボランティア組織、教科書リサイクル・設備貸し出しなどの公共的事業も、学生のためにやっていますよね。それをすべて「要求実現」という言葉で表していたのは間違いなのでしょうか。


そうした意味で言えば、要求実現が自治会活動の中で相対化されるべき概念だというのが私は今のところよく分かっていません。屁理屈でなく、学生の声や学生の利益しか指標がないのならやはり、そうした声の実現が中心とならざるを得ないと思うのです。


現在、貴方や駒場の執行部の言っている「相対化されるべき要求実現」とは、「アンケートや対話、議論の中で学生の声が浮き彫りに→議論され決議案に→大会でみんなの要求として決定→実現へ」というルートのことをおっしゃっているのでしょうか?


だとすれば、そういうルート以外でも、要求が実現されることはあると思います(私がそもそも論を語る際は必ず言及しています)。広く学生に寄与するものであれば、大会を具体的に通さずとも、緊急性のある課題に自治会主体の側からチャレンジしていくのが否というわけではないでしょう。代議員大会で決議を上げる以前の駒場の被災地ボランティアだって、立派な活動であったろうと思います。


ただし現在の規約では「公式の場で民主的に決定する」のが内外に公的団体としての正当性をもつ基本だという点は動かしようがなく、公式な場での決定を基本にした路線・方針で活動していると認められていてこそ、大会で具体的には決めていないこともできるのだと思います。


もちろん、学生の実情に合わせて大会の運営方式を変えたり、代議員大会に替わる意思決定方法を新しくみんなで決めて規約に書くのは十分ある方向性でしょう。現在の規約を根本から無視することだけは、学生との関係でどうしてもできないと思いますが。


目に見える意味が感じられないといってすぐ規約を無視する自治会なら、新入生全員から自治会費を集め学生の公益のためにやっていますという理屈が通らないと思うし。全学連も、全員加盟制の自治会で構成されることを前提にしている以上は、加盟学園の学生や規約を見ることなく、その代表者の言うことをただ受け取るだけではいけない(バランスは大事ですが)。と思っているのですがどう感じますか。そう言い続けていると、全学連ではもはや全国の大半の学生自治団体とずっと噛み合わないでしょうか。


以上、駒場が現時点で「規約を根本無視」「自治会を名乗る資格がない」などとは全く思っていませんが、根本でそういう噛み合わなさを感じていたので少し突っ込んで述べた次第です。うーん、全員加盟制自体がどうこうという議論に結局帰着するのですかね。


(5) 第三の問題意識「世界観」? 全学連の主体自身が保守的な世界観にがんじがらめになり、自分の頭で、真剣で連合体としての発展を目指せていないのではないかということについて。@karoku1991さんが、全学連の存在意義をそもそもどう捉えているか私の中では曖昧なのですが、私は、


(A)「加盟自治会が共通して抱える学園の枠をこえた課題(学費負担軽減など)にとりくむこと」、

(B)「学生のための、全国の学園の質的発展(多くの自治会が結集・交流することで、学生自治の力に寄与することを通して)」


の大きく2点で説明し、理解されるものと思っています。全学連の決議にも合致します。


以上をふまえてですが、私は(むろん、駒場が抜けたら云々という以前の問題で)大きく危機感を持っています。あえて言いますが、これまでの大会で、全学連が十分に現状を総括しきれてきたとは思っていません。


また、ここで、「中央執行委員会としては、財政的に役員や設備も十分に置けないことを言い訳にせず、それぞれが問題意識を出し合い、活動に創意工夫はしてきたと思います」というポーズ主義的答えだけで(そりゃ一定はそうに決まってますから)


@karoku1991さんの問題意識に答えられるとも思っていません。ただ、前提としては、やはり前中執であった貴方とも一緒に発展を考えたいのです。全学連は連合体に過ぎぬからこそ、それぞれが問題意識をともに共有して、思うことを伝え合い、協力を構築しなければ活動できません。


もっとも、中執一年目で学園での負担も重かった昨年度の貴方に「そう思うなら毎回会議に来て、twitterでつぶやくんじゃなく自分から本音で提案しとけよ!」などと、より全学連の首脳に近い私などが一方的に責めることなどできません。


ただ、やはり現在の全学連を作ってきたのはみんな、という意識を共有し、簡単にお互いに失望することなく、一人ひとり、そして各学園に考えてもらわなければ、全学連はもはや存在し得ないと思っています。


駒場の皆さんに関しては、私としては、もし脱退の提案を考え直す余地があるなら考え直してほしいと思っています。


ただし、駒場が脱退しようがしまいが、学生のためを考えれば「これからも共同していこう」と思っていただけるような全学連活動を、つくっていこうという覚悟はありますし、そちらのほうがより本質的だと理解しています。


最後、厳しいことも言いかけましたが、全学連として駒場のみなさんと建設的な話し合いを経ることで、駒場の学生のため、また、他学園ひいては全国の学生のためにつながっていくことを望んでいます。私は今年度、可能な限りがんばっていきたいと思っています。


こんなアカウントもつくっちゃったしね・・・最後に、大会の報告がまだ届いていないのは全学連の落ち度です。今週送らせていただきます。


えーと・・・最初にディベートは云々、といいながら回答のための回答になってしまった部分もある。


僕のアカウントでも今後は、理屈だけでなくもうちょっと具体的なことをつぶやくように。少しずつ学生の思い・願いや関心事に近づくようにします。


最初の赤字の部分
 もはや全学連は、専従をおくことすら出来なくなった。
伝統的な手法であるビラ攻撃はしないと明言した。

この二点は重要だ。 

その他は、私もTwitterで突っ込んでおいたが、「上」の目もあるのだろう。「お花畑」に固執するという不利な条件を背負わされてたいへんだねというのが、ぼくちんの感想。