志位ボンの綱領教室

見どころはメディア批判

まず、巨大メディアが国民に与える影響の大きさを、マルクス、エンゲルスが活動した１９世紀の欧州と比べました。当時のイギリスでは、最大の新聞タイムズ が５万５千部（人口の０・３％）。現代日本の日刊紙の発行部数は、人口の半分に迫る５１００万部。「１９世紀の欧州と比べて、革命の『決着をつける場』で ある『上部構造』がはるかに巨大になっている」と語りました。

んなことないでしょ。日本の新聞の発行部数が多いのは宅配制度とテレビ欄に支えられているわけで、しかも若いのは新聞読まなくなりつつあるうえに競合メディアも多くなっている。部数＝影響力じゃないのは、非合法時代の赤旗の影響力を知れば分かることというか、赤旗はどこの新聞やねんw

さらに、志位さんは、日本の巨大メディアの異常さを、世界の他の国との比較で語りました。欧米では「クロスオーナーシップ」（異業種メディアの所有） が、相互チェック、報道の多様性がなくなるとして原則禁止されているのに、日本では、５大全国紙がテレビを系列下におき、新聞メディアと放送メディアの相 互チェックが働かず、国民の意識に圧倒的な影響力をもっているとのべました。

それはあるが、雑誌やネットメデイアのことをどう思っているのかな？雑誌やネットメディアは記者クラブにも入れてもらえないのもあって、新聞テレビを敵視しているのはメディア業界の常識。

しかし、最高なのは、やはりここだろう。

こういう状況のもとで、いかにして「上部構造」で、国民の多数派を民主主義革命の側に結集するか。

　志位さんは、「新しい探求と開拓が必要な分野です」として、各分野で国民運動を発展させ、メディアも無視しえない流れをつくることを強調するとともに、次のようにのべました。

　「日本には他の国にはないすばらしい人民的メディアがあります。『しんぶん赤旗』です。一人ひとり読者を増やし、結びついていくことがどんなに大切か。この人民的メディアを大きくすることが多数者革命への道です」


その人民メディアが「かって〜よ♪かって〜よ♪青息吐息」なのは、なぜなのか。アマゾンのキンドル上陸が目の前に迫っていてなお紙メディアに固執する姿は、たぶんレーニンならこういうだろう。

「反革命分子」と