コメが投機の対象に/試験上場認可 紙議員が批判 - しんぶん赤旗

日本共産党の紙智子議員は２６日の参院農林水産委員会で、政府がコメの先物取引について試験上場を認可したことについて、「コメを投機の対象とすることであり、価格の不安定化だけでなく生産をも不安定にする」「国民の食料の安全で安定的な供給に国は責任を持たなければならない」と批判しました。

先物取引の教科書を読んだことがないのでしょうねぇ、紙智子タン。
先物取引の機能は
(１)商品の価格変動リスクヘッジの場
(２)公正な価格形成の場
(３)資金運用手段の場の提供

生産者の側から見ると（1）が最も大きな役割だ。簡単に言うと、作る前、できるまえに販売価格を決定できるから、たとえば大豊作で価格が大幅下落しても先物で打っておけば採算割れを避けることができる。

もちろん、当初は市場といっても小さいものだから投機的資金が小さくても相場を荒すことは可能だろう。しかし実需を無視することは出来ない。アホほど高騰すれば農家は喜んで売るし、あまりにも安すぎるなら別の販売ルートを見つけたらいいだけ。一年経てば古米になる市場性もあって、実際は投機的な動きは他の商品よりも起きにくいだろう。

それにしてもこの程度の準備しか出来ない議員や秘書にいくら給料出しているのか。これじゃ学生アルバイト程度の金額十分。残りの支給額は給料がもらえない専従に回すべきだろう。