原発反対運動を監視/科技庁(当時) 80年代後半に/チェルノブイリ事故で世論警戒 - しんぶん赤旗

赤旗のスクープということらしいのだが、ぼくちん実はこれがスクープ扱いされる理由がよくわからない。特に赤旗が自らパブリックアクセプタンスに触れているところからして、それがわかっているなら何でだよ?というわけ。ちょうど80年代ごろは、パブリックアクセプタンスということばが発明されてこれから実地にPAをはかっていこうとされていたことは当時から知られていたことだ

報告は「原子力反対運動の特徴」として、「従来」と「最近」の運動を比較します。「技術論、安全論などの理論中心↓感覚的、情緒的反対」「悲そうな使命感↓遊び感覚、お祭り気分」などと運動の変化を描いており、運動に参加する市民を見下す姿勢が反映しています。

運動の変化を分析しているだけだけじゃないの?というか、役人は実際はどうあれ国民を敵視するような言葉は使わない。使うのは共産党w

 また、「原子力反対運動の背景」を分析して「欧州の一部の国における原子力政策の転換がマスコミを通じ大きく報道されたため、世界的に原子力から撤退する傾向にあると誤解している人が多い」などと、マスメディアにも攻撃の矛先を向けます。さらに、反対運動は「原子力による危険性のみを特別視している」として、反対運動を敵視しています。

反対運動の特徴を調べることが敵視か?反対派に受容されることを目的として調査を進めているのだぞ。

 この分析を受けて、「科学技術庁におけるPAの考え方」として「従来のマス・メディアの利用だけでなく、一般の人々との直接対話による草の根広報を導入する(講師派遣制度の実施等)」「反対派が国際的な結び付きを持ってきていることにかんがみ、国際的な連携を強化する(国際シンポジウムの開催等)」と説明しています。これらの施策は現在も行われています。

当然だ、当時の赤旗はこんなこと問題にしていなかったのだろう。でなきゃ「赤旗は30年前から」とか自慢しているはすだもんwww

そもそも民主集中制に対する異論を封殺する為に、ふだんからネットや党組織を監視するのみならず、査問・除籍など、現実の攻撃を行うのが常識の政党が何を言うかといったところですな。