こちらのエントリに対し、健三氏から気合いの入ったコメントをいただいたのでこれでエントリ立てます。

「党上川地区委員会は解散すべきである」「最低でも、猿子地区委員長は、今回の事態の責任を取り、即刻辞職すべきである」「日本共産党の地区委員会は全国に多数あるが、これほど低レベルな地区はない」などの声が、旭川市や近郊市町村で、沸き起こっています。

 私が所属する党旭川地区内でも、道常任委員を兼務して、旭川・上川両地区を出先で指導・援助すべき立場にある武藤旭川地区委員長・道常任委員への批判も高まっています。

 その背景にあるは、今回上川地区委員会のファショ的暴挙に対しての怒りだと思います。
 
 >富良野市で共産党選出の唯一の市議会議員佐々木優(まさる)が離党し、今回のいっせい地方選で無所属で立候補。

 となっていますが実際は、「除籍処分」のようです。さらに、上川地区は今回の地方選では、「除籍処分」だらけだったようです。

 詳細を知っている富良野市ある党員によれば、佐々木氏は、一昨年から、上川地区と富良野市委員会に、議員への指導・援助不足を切実に訴えていたようです。

 氏は、共産党市議としては珍しい部類の兼業議員です。玉ねぎを5ヘクタール作付けしており、夫妻でがんばっているようです。

 だからこそ、議員活動を進める上で、地区、市党の支援は不可欠でしたが、援助は皆無に近く、再三『直訴』したみたいですが、なしのつぶて。

 そこで、やむなく無所属を選択したら、『除籍処分」。いきなり別の党候補を立てられたようです。

全国的観光地としても有名な「丘の町」美瑛町でも、今回町議選にあたって「除籍処分」が乱発されました。

 以下は今回の美瑛町議選の結果です。


【 定数 : 14 | 候補者 : 17 】

投票率 : 82.03%

得票数 得票率 名前 年齢 性別 党派・会派

当 736  9.9% 森平 真也 31 男 無所属 新
当 637  8.5% 角和 浩幸 43 男 無所属 新
当 628  8.4% 花輪 政輝 64 男 無所属 現
当 601  8.1% 穂積 力 59 男 無所属  元
当 600  8.0% 斉藤 正 64 男 無所属  現
当 504  6.8% 沢尻 健 62 男 無所属  新
当 455  6.1% 佐藤 晴観 37 男 無所属 新
当 447  6.0% 沼田 成功 71 男 無所属 現
当 443  5.9% 福原 輝美子 69 男 無所属現
当 442  5.9% 浜田 洋一 54 男 無所属 現
当 414  5.5% 山家 慶治 56 男 無所属 現
当 384  5.1% 八木 幹男 61 男 無所属 新
当 380  5.1% 斉藤 幸一 53 男 無所属 現
当 369  4.9% 杉山 勝雄 61 男 共産  元
 192  2.6% 中村 倶和 66 男 無所属 新
 119  1.6% 川上 敦 48 男 無所属  新
 110  1.5% 谷 美智子 61 男 無所属 新

 第4位、601票を獲得した穂積力氏は、4期20年にわたって共産党町議を歴任してきました。しかし、前回は400票獲得しましたが、同数抽選で敗れました。


 したがって、この4年間は地道にがんばってきました。


 ところが、2003年に落選し、2007年は立候補もできなかった、今回最下位の杉山氏が、妻や親族とたくらんで、何も落ち度のない穂積氏に対して、一方的に「穂積不信任」を支部会議で突きつけたのです。


 さらに杉山氏は、上川地区副委員長兼務の地位を利用して、上川地区常任委員会もねじ伏せて、党道委員会に公認取り消しを申請したのです。


 杉山氏のごり押しで告示一週間前に、最終的に公認を取り消された穂積氏は、集落や後援会の支援もあり、再び立候補を決意しました。しかし告示二日前に、沢田武志地区常任委員が穂積宅まで来て、「除名処分」を通告しました。

 酷い事に、「除名処分」は穂積氏本人だけにとどまらず、穂積氏の妻、元役場職員で古くからの穂積氏の友人の党員も、穂積氏を支援して支部をかく乱したと言いがかりをつけ、「除籍処分」にしました。


 そのほか、5人の党員が離党し、美瑛支部は杉山氏一族だけになった有様です。


 わずか一週間前に、穂積氏に対抗して立起を表明した杉山氏が最下位とはいえ、過去2回に取ったこともない票が取れたのは、穂積氏追い落としを少なくとも相当前から画策し、準備していたとの話しが党内外に広がっています。


 永年の同僚党員を、ほぼ謀略に近い言いがかりで追い落とし、いかにも党の救世主みたいに振舞って町議の議席を掠め取る姿は、醜いの一言につきます。


 すでに上川地区委員会は、党規約で固く戒められている「派閥」が横行しており、猿子地区委員長派と、杉山副委員長派の対立は、埋めがたい亀裂を生んでいるとのこと。


 その証拠として、穂積氏曰く「猿子地区委員長は、穂積の味方」というスタンスも、消えてなくなったようで、その力関係の変化が、「除籍」だらけになったみたいです。


 気に食わないものは『除籍』で片づける日本共産党上川地区の政治姿勢が激しく問われています


>佐々木氏は、いつも党会議で「市の幹部職員や同僚市議に赤旗を拡大した」がおなじみだったと言う人物で、そういう人がどうして離党したのか気になるところである。 .


 佐々木氏の知る人の証言では、氏はきわめて謙虚な人物とのこと。したがって、『赤旗』を「押し紙」するような人物でなく、むしろ相手のほうから「いいよ」といわれる人物評を聴きました。


 二期八年間、議会のたびに党派を問わず、同僚議員へお茶を注ぎ配るなどは、中々できないことと思います。


 また、『赤旗』についても、一年にわたって宣伝紙を自費で届け、「まいった購読するよ」といわれるような粘り強さを発揮したようです。


 このような謙虚な人物が、上川地区委員会、富良野市委員会に援助を求めるのはよくよくのことです。しかもその内容は、議会の前に市民の要求を集め吟味す る、難しい案件は討議し、知恵を結集する、議会報告の発行、民報の発行、議会懇談会、姿勢報告会の開催など、至極当たり前のことでした。



 ところが、上川地区委員会の猿子地区委員長と市党の幹部は一切協力せず、すべて佐々木氏任せだったとのこと。


 昨年一年間で、猿子地区委員長が佐々木さんと面談したのは、わずか1日数時間とのことでした。


 しかもこの場所では、「佐々木さんへの援助を最大限する」と話しながら、今日、「除籍処分」をうけても、昨年来一度も会いもしない地区委員長とは、もはや日本共産党の幹部の体をなしていないと思います。


 このような数少ない市会議員の苦悩すら、除籍にいたっても話を聴かない地区委員長に、信頼関係を抱けといっても無理ではないでしょうか。


 全国に300弱の地区委員会がありますが、市議一人、町議一人、他数人の除籍者を出しながら、平然としている地区委員長を、厳しく正せない西野道委員長・幹部会委員、志位和夫委員長の政治責任は大きなものがあると思います。