ネット帝国主義と日本の敗北―搾取されるカネと文化 (幻冬舎新書)ネット帝国主義と日本の敗北―搾取されるカネと文化 (幻冬舎新書)
著者:岸 博幸
幻冬舎(2010-01)
販売元:Amazon.co.jp
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宮本たけし衆議院議員の知識ベースは20年遅れているのが定説でしたが、10年に短縮されたようです。

岳志先生の書評によりますとこの本

インターネット上の利益はグーグルやヤフー、ミクシィやモバゲー、アマゾンや楽天などのプラットフォーム・レイヤーが儲けを独占し、いわゆる新聞や音楽業界などのコンテンツ・レイヤーはどんどんやせ細っていかざるを得ないからくりを暴いています。

その結果、ジャーナリズムと文化が深刻な打撃を受ける結果になることと、インターネットの世界が結局アメリカのネット企業による独占の世界であることを示して、警鐘を乱打しています。私の担当する文部科学委員会が「著作権法」を所管し、近々著作権法の改正も予定されているだけに、非常に興味深く一気に読みました。


という内容のようですが、リンク先のアマゾンの読者書評を読めば明らかなように、こういうことは10年前には言われていたことなんですね。
それをきちんと書き切った本がもう絶版ですけど


「ネットワーク経済」の法則―アトム型産業からビット型産業へ…変革期を生き抜く72の指針「ネットワーク経済」の法則―アトム型産業からビット型産業へ…変革期を生き抜く72の指針
著者:カール シャピロ
IDGコミュニケーションズ(1999-06)
販売元:Amazon.co.jp
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なんですけど、まあそれはそれとして

5年以上かかって宮本岳志先生の時代遅れは、20年から10年に短縮したのは事実です。
この調子だと、あと5年経つと、やっと時代に追いつくと思います。