我らの宮本岳志先生、会計の基礎知識もないのに内部留保で雇用をなんて言ってたのがばれました

さて、私の2月4日の予算委員会質問は45分間の質問でしたが、この質問準備にあたっては、相当幅広く、奥深く、調査と研究を行いました。ですから質問準備の過程で得た知的収穫は数多くあります。

まずは「内部留保」論です。財界などは「内部留保は設備投資などに使われていて取り崩しはできない」などと、さかんに喧伝しています。小栗崇資駒澤大学経済学部教授と谷江武士名城大学経営学部教授の編著「内部留保の経営分析——過剰蓄積の実態と活用」(学習の友社、2100円)という本で、企業会計の見方と経営分析の方法からはじめました。

この本はたいへん優れた本です。第1部は会計の見方と経営分析を分かりやすく解説しているのですが、貸借対照表、損益計算書、キャッシュ・フロー計算書の順に財務諸表とその見方が示されています


もうね・・・今の今まで財務三表の見方も知らずに「大企業は内部留保を吐き出せ」と言っていたのがばれましたw。

財務3表の見方が分かった程度の知性で「相当幅広く、奥深く、調査と研究」するって、どうも

「利益」は、もちろんマルクス経済学で言う「剰余価値」ではありませんし、「利潤」とさえも異なります。


程度の事らしいでつw
それにしても、岳志先生、赤旗の御用学者の本なんか今ごろ読んでてどうするんですか?「相当幅広く、奥深く、調査と研究」したなら故正森成二氏のように、当然財界ご用達の学者の本を読み込んで、反論を想定しているものと思っていましたが・・・

岳志先生の過去の日記から抜粋します

当時35歳ほんの駆け出しの候補者であった私に対して、正森さんは演説の冒頭、「正森成二といえども、寄る年波には勝つことはできないのであります。いま皆さんに訴えた宮本たけし、また選挙区でお世話になる山下よしき、こういう若い有能な働き手が生まれてきていることを、私は本当にうれしく思うものであります。みなさん、彼らはこの正森の仕事を継いでくれる未来をになう政治家です」と訴えて下さったことは生涯忘れられない思い出です。

98年に私が参議院議員となる前に正森さんは健康を害されて引退。残念ながら国会活動をご一緒する機会はありませんでしたが、正森さんが引退後に出版された本「質問する人、逃げる人」は、私たち新人議員にとって国会質問とはどういうものかを学ぶバイブルともいうべき本でした。私も繰り返し読みましたが、逆に読めば読むほど正森成二という山の高さに、肩の荷が重く感じたものです。


たけし先生、あの世で正森先生にどう言い訳するんでしょうかねぇ・・・