以前、こういう経過で共産党の協力を得られず逮捕されてしまった元検察庁の三井環氏について、ヒゲ戸田氏より情報提供

元公安検事・検察裏金不正告発で冤罪逮捕の三井さんと協力しあっている戸田から、緊急の要請・連絡です。(重複の節はご容赦を)

今こそ腐敗検察を殲滅する大チャンス! 三井さんが燃えてます。
昨日、三井さんから戸田に電話があって、

10/1に検察官適格審査会に対して村木さん冤罪に関与した検察官に厳罰を求める『申立書』を出すので、それへの共同の申立人を戸田さんからも募って欲しい」

との事でした。
ネット掲示板に自分の事務所の住所・電話・FAXだけでなく、携帯電話番号も全部公開してくれ、との凄い決意でした。

申立書状全文を下に紹介しますので、必ず通読して下さい。(かなり長文ですが、元ベテラン検事&冤罪被害者ならではの精緻で迫力ある内容です)
申立書全文:
http://www.asyura2.com/10/senkyo96/msg/383.html
◆共同申立人への参加の要点を述べます。

■申立人になる申し込みにあたっては、氏名と職業・肩書きの通知のみでよい。
・「職業・肩書き」に関しては、「会社員、公務員、無職、学生、自営業、団体役員」等々、簡単な記述でよい。
・住所や電話については不要。
■申込は、三井事務所メール info@syowakikaku.com まで。
■事務処理上の必要上、提出前日の9/30(木)の正午までに必着とする。
出来るだけ早く申し込みを願う。

※申立人の数が多いほど効果がある。数百人、千人規模での申立人を!
この情報を大々的に拡げて欲しい。

補足1:
ジャーナリストの魚住昭らが開設している「魚の目」というブログに、三井さんの告発文2本とこの申立書の3本セットがテキストコピー可能な形で全文掲載されていました。
↓↓↓
「魚の目」:証拠改ざん事件をめぐる三井環・元大阪高検公安部長の告発状
<1> 9/22付け 大林宏検事総長あての告発状
<2> 9/27付け 大林宏検事総長あての告発状
<3> 10/1付け 検察官適格審査会あての申立書
http://uonome.jp/feature/985/3            
です。

今後もこのブログで検察問題、三井さんの闘いが掲載されていくものと思われますので、ぜひ「魚の目」ブログhttp://uonome.jp/ をご注目下さい。

補足2:「社会の隙間から」ブログ記事
■三井環氏ら約百名の市民が「検察幹部らの罷免を求めて」検察官適格審査会へ申し立て
http://fxtrader.at.webry.info/201009/article_45.html
【「検察幹部ら罷免に」 検察官適格審査会へ申し立て】---
(2010年9月24日:朝日新聞)
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201009240041.html

郵便割引制度をめぐる偽の証明書発行事件で起訴され、無罪が確定した厚生労働省元局長の村木厚子氏(54)に対する大阪地検特捜部の捜査について、三井環(たまき)・元大阪高検公安部(66)ら市民約100人が「虚構のストーリーを作り上げた冤罪事件だった」として、伊藤鉄男・最高検次長検事ら9人を懲戒免職処分とするよう求める審査を検察官適格審査会に申し立てる。三井氏側が24日、公表した。

三井氏らが処分を求めるのは伊藤次長検事のほか、最高検と大阪高検、大阪地検の幹部・特捜部検事ら。三井氏らは村木氏に対する捜査は必要な裏付けを怠ったうえ、虚偽の供述調書を作った冤罪事件だったと主張。最高検と大阪高検幹部は村木氏の逮捕・起訴を指示しており、重大な過失があるとしている。10月1日にも審査を申し立てるという。

検察官適格審査会は検察庁法23条に基づいて法務省に設置され、国会議員や法曹関係者らから選ばれた委員が検察官の適格性を審査する。不適格との議決が出た場合、法務大臣が罷免する。1992年に検察官1人が罷免の議決を受けた
ケースがある。
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補足3:この件で、阿修羅掲示板と戸田HPの「自由論争掲示板」に投稿してあります。
阿修羅掲示板:
http://www.asyura2.com/10/senkyo96/msg/383.html
「自由論争」:
http://www.hige-toda.com/x/c-board/c-board.cgi?cmd=one;no=6643;id=01#6643

補足4:「10/1申立書」について、戸田が特に注目した所を列挙しておきます。

◎<四 村木事件の詳細>の1.の末尾で、
・主任検事が失態を演じても、主任検事のみを処分することは「検察官一体の原則」からできないシステムになっている。
それゆえに、過去の冤罪事件において検察官の責任が問われ、処分されたことは一度もない。

◎<四 村木事件の詳細>の3.の末尾で、
・前田主任検事は、改竄が明らかになった9月21日のうちに逮捕されるという異例の事態になった。これは前田主任検事一人に責任を押し付けようとする検察の組織的な隠蔽工作であり、断じて看過することはできない。
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◆前田検事の超スピード逮捕の本質を鋭く批判!

◎<五 検察による虚構のストーリーの完全崩壊>の3.で、
・村木元局長は164日間も勾留され、4回目の保釈請求でようやく保釈された。既にその頃は石井副代表の議員案件であることも崩れ去っていたのだが、検察は保釈に反対したのである。 
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●逮捕後の勾留延長を決めた裁判官、起訴後に保釈を3回も却下した裁判官のボンクラぶりも大問題だ!
村木さん無罪判決での報道では、こういう裁判官の問題が全然指摘も検証もされていない。「人質司法・冤罪監禁」をやっている裁判官の問題も検証して抜本改善すべし!

・貴会(検察官適格審査会)の機能と存在については、十分機能していないとの批判もあるが、今回は法務大臣も積極的に関与した検察官の処分を検討すべきではないか。勇断をもって厳正な処分勧告を行ない、ぜひ存在感を示してほしい。
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●これは形だけの「検察官適格審査会」に対する強烈な皮肉でもある。同時に「法務大臣も積極的に関与しての検察官の処分」の検討を求めている事で、具体的な改善策を示している。

◎<七 改革案>で、
・検察審査会は、検察官の処分に対してそれが適正であるか否かを審査するのみであって、本件村木元局長の事案については審査の対象外である。
・検察官による不当逮捕、勾留、起訴などについても審査できる制度を作るべきである。
(検察の)暴走をチェックする制度が日本には存在しない。
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      ◆大変重要な指摘。

・選挙権を有する国民が委員となって、逮捕起訴の不当、冤罪事件を審査する、
・菅直人政権は政治主導で法案の成立を期することを切に望みたい。
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◆「有権者国民によって」、「不当な逮捕や起訴、冤罪事件を審査する」機構を作れ、という具体的な提言。菅政権の「政治主導」に対する強烈な突きつけ!