ニ中総・志位報告、今のところblog常連諸兄の評判はあまり良くない。個人的には予想されていた市田クーデターはなかったものの、これまでにないほど党改革に踏み込んだ内容と評価している。
もちろん綱領の是非に踏み込まないなど党改革の肝の部分は手付かずではあるのだが・・・それはそれとして
選挙活動に関しては、党の弱体化が相当進んでいることは明らかだ。
第一は、対話と支持拡大の活動において、一人ひとりの党員がもっている結びつきを生かし、広げるという本来のあり方が弱まっていることです。
第二は、「綱領を語り、日本の前途を語り合う大運動」「集い」を、選挙活動の軸にすえるうえでの弱まりです。
第三は、後援会活動の問題です。(中略)すべての支部が対応する単位後援会を確立し、日常的に活動を発展させる努力が弱まっているのではないかとの指摘が寄せられていることは、たいへんに重要です。
はっきり言ってしまえば、対話と支持拡大を有権者に要請し、集会や後援会活動に参加していただく活動は以前から支部はやっている。やればやるほど来てくれるならしんどくてもやりがいもあるし、今日はもう遅いけど、もう一軒回ろうと言う気にもなる。
しかし集会にも後援会活動にも来てくれない。だから活動が弱まる。そうなるのは集会や後援会活動に来ても面白くないからである。
そんなことをやるより、地域に根ざした活動をやる方がよほど票になる。党員としてビラまきや対話など政治活動は当然必要だ。しかしそれで支持者を集めるのは選挙の時だけでいい。
どうせ年寄りしかいないから、どこかの宗教みたいだが党員を集めて毎月地域でゴミ拾いをやるとか、ボランティアに精を出した方がよほどいい。
「おい、あの人たち何者だ?」
「日本共産党らしいよ」
「ふーん、票集めるのも大変なんだなw」
最初はそんな反応しか返ってこないだろう。しかしこれが週一回でも毎週継続されて数年も経てば地域の人の見る目も変わる。一度話を聞いてやるかと言う気になる人が増えてくる。
しかしそこで出てくる言葉がいきなり「日本の政治の二つの異常」じゃどうにもならない。ああっ、やっぱり共産党だで終わってしまう。
話をするのは、あくまで地元の話に限定すべきだし、経済政策などの話題を振られたらそれこそ聞く力を発揮して相手の言わんとすることをくみ取り「共産党はこんなこと言ってますけど、ダメですかねぇ」なんて感じで批判をちょうだいしたらそこで引く。絶対に「二つの異常」についてしゃべらない!
たとえば財政再建にしても今はリフレ派と反リフレ派が自説を主張しているが、実はどちらも問題認識は財政赤字がひどいで一致している。違うのは財政再建の仕方だ。
税収を増やし、支出を削る→それじゃ不況がますますひどくなる!
紙幣をドンドン刷って返済してしまえ→それじゃハイパーインフレだ!
いずれの主張にも相応の合理性と危険性がある。どちらが正しいとは、簡単には決着をつけられないというか実際やってみないとやってみないとわからんし、片方やれば片方は葬られるわけでどちらがより良かったかかも検証は不可能。
国民はその程度に認識は持っている。だからリフレ派と反リフレ派の論争ですらけっこう冷ややかに見ていたりするのだ。そんな人たちに「二つの異常」など持ち出したら最後、ポイされるに決まっている。
彼らを説得しようと思ったら、彼らの土俵に載って説得するしかない。そのためには彼らの論理を学習すべきだし、学習すれば共産党の経済政策がどのような反論を受けるかも想定できるだろう。
その反論に対し、十分に相手を納得させられる答えが出せる政策が中央から出るまで経済政策に触れてはならないのだ。
最大の問題は、中央委員会の理論分野(要は不破哲三w)にそうした理論を出せる能力がないこと。だから党は疲弊する・・・くそっ、明日志位結語が出るので今回で終えるつもりだったのに終わらない。
ということで続く。
もちろん綱領の是非に踏み込まないなど党改革の肝の部分は手付かずではあるのだが・・・それはそれとして
選挙活動に関しては、党の弱体化が相当進んでいることは明らかだ。
第一は、対話と支持拡大の活動において、一人ひとりの党員がもっている結びつきを生かし、広げるという本来のあり方が弱まっていることです。
第二は、「綱領を語り、日本の前途を語り合う大運動」「集い」を、選挙活動の軸にすえるうえでの弱まりです。
第三は、後援会活動の問題です。(中略)すべての支部が対応する単位後援会を確立し、日常的に活動を発展させる努力が弱まっているのではないかとの指摘が寄せられていることは、たいへんに重要です。
はっきり言ってしまえば、対話と支持拡大を有権者に要請し、集会や後援会活動に参加していただく活動は以前から支部はやっている。やればやるほど来てくれるならしんどくてもやりがいもあるし、今日はもう遅いけど、もう一軒回ろうと言う気にもなる。
しかし集会にも後援会活動にも来てくれない。だから活動が弱まる。そうなるのは集会や後援会活動に来ても面白くないからである。
そんなことをやるより、地域に根ざした活動をやる方がよほど票になる。党員としてビラまきや対話など政治活動は当然必要だ。しかしそれで支持者を集めるのは選挙の時だけでいい。
どうせ年寄りしかいないから、どこかの宗教みたいだが党員を集めて毎月地域でゴミ拾いをやるとか、ボランティアに精を出した方がよほどいい。
「おい、あの人たち何者だ?」
「日本共産党らしいよ」
「ふーん、票集めるのも大変なんだなw」
最初はそんな反応しか返ってこないだろう。しかしこれが週一回でも毎週継続されて数年も経てば地域の人の見る目も変わる。一度話を聞いてやるかと言う気になる人が増えてくる。
しかしそこで出てくる言葉がいきなり「日本の政治の二つの異常」じゃどうにもならない。ああっ、やっぱり共産党だで終わってしまう。
話をするのは、あくまで地元の話に限定すべきだし、経済政策などの話題を振られたらそれこそ聞く力を発揮して相手の言わんとすることをくみ取り「共産党はこんなこと言ってますけど、ダメですかねぇ」なんて感じで批判をちょうだいしたらそこで引く。絶対に「二つの異常」についてしゃべらない!
たとえば財政再建にしても今はリフレ派と反リフレ派が自説を主張しているが、実はどちらも問題認識は財政赤字がひどいで一致している。違うのは財政再建の仕方だ。
税収を増やし、支出を削る→それじゃ不況がますますひどくなる!
紙幣をドンドン刷って返済してしまえ→それじゃハイパーインフレだ!
いずれの主張にも相応の合理性と危険性がある。どちらが正しいとは、簡単には決着をつけられないというか実際やってみないとやってみないとわからんし、片方やれば片方は葬られるわけでどちらがより良かったかかも検証は不可能。
国民はその程度に認識は持っている。だからリフレ派と反リフレ派の論争ですらけっこう冷ややかに見ていたりするのだ。そんな人たちに「二つの異常」など持ち出したら最後、ポイされるに決まっている。
彼らを説得しようと思ったら、彼らの土俵に載って説得するしかない。そのためには彼らの論理を学習すべきだし、学習すれば共産党の経済政策がどのような反論を受けるかも想定できるだろう。
その反論に対し、十分に相手を納得させられる答えが出せる政策が中央から出るまで経済政策に触れてはならないのだ。
最大の問題は、中央委員会の理論分野(要は不破哲三w)にそうした理論を出せる能力がないこと。だから党は疲弊する・・・くそっ、明日志位結語が出るので今回で終えるつもりだったのに終わらない。
ということで続く。