毎日新聞

奥多摩山村工作隊−−。1951年から55年にかけて、「革命」を目指す共産党の若者たちが東京・西多摩の山々に潜伏し、地元住民への工作活動に従事した歴史があった。実態は謎に包まれ、地元でもほとんど知られていないが、事実の解明に向けて調査活動に取り組むフリージャーナリストがいる。調査結果をまとめて本にするのが目標で、証言者や関係資料を探している。【袴田貴行】

中略

川島さんは、西多摩が山村工作隊の活動地域に選ばれた理由として、米軍の立川、横田両基地に近く、建設中だった小河内ダムの反対運動を支援する狙いがあったなどと指摘。「山村工作隊はほとんど研究されておらず、実態解明が不十分になるのではという懸念がある。今後も調査を続け、せめて西多摩での活動の記録だけでも後世に残したい」と話している。


趣味者には、出たら即買いの本になりそうですね。
共産党を信じて裏切られた人たちの記録としても価値があるはずです。