必読！JGB VS 屁の突っ張りの魂の対話

二年半前に書かれたJGB氏のblogエントリ。
もともとすごい内容なのだが、最近屁の突っ張り氏が登場して魂をぶつけ合う対話がなされている。

しょせん党にいたことがないというか、敵だったぼくちんなんかでは到底できない濃い対話だ。

高密度かつ長大なので時間のある時に読もう。朝の合間に読めるような内容ではない。

Comments

[1. ぱおろ]

　以前読ませていただいたことがあったのですが、管理人さんのご紹介を受けて、お気に入りに登録しなおしました。

　濃すぎて全部読めていませんが、ほんとに魂のぶつかりあいですね。時間をかけてゆっくり読まさせていただきます

　これに比べたら、人間のなんたるかを知らない、労働者もしたことがない不和上皇のマルクス全集なんてのは、町内会の古紙回収でも受け取って貰えないほど、内容がないよー！

[2. 屁の突っ張り]

いやあ、お恥ずかしい。でも私の実体験ですからお読みいただけたら私の発言の根拠がおわかりいただけるかと思います。でもJGBさんの体験の方が過酷ですよ。

いろいろ書いてきました。これでまとめ、終わりにしたいと思います。
?政治的ロマン、夢としては「社会主義」革命論が政治的行動の強い動機になり得る。共産党は本来「社会主義革命」へのロマンを動機とする政治組織である。

?民主連合政府も含めて民主主義革命から社会主義革命への二段階革命論は現実性がない。「資本主義の枠内での変革」も無理。何故なら共産党は本来?の政治組織であるから。

?戦前・戦後を通じて日本の支配層は?の組織である共産党をコントロールすることで自らの支配を維持してきた。とりわけスパイを送り込むことは重要な手段であった。この党を本来の?の政党にしてもならないしかといって消滅させてもならない。本当の「反体制運動」を分裂させるために存続させるのが支配層の意思である。

?二段階革命論はそのための最も有効な「政治的主張」である。何故なら民主主義社会では選挙による政権交代があり?の政党は政権交代に耐えられないからである。支配層はそこに目をつけいかにも共産党が「議会を通じて」?を達成する「夢」を振りまき、その前段階の「民主的変革（革命）」を実現すかのような幻想を国民に与え「反体制運動」を分裂させる。

?「民主集中制」はそのための幹部たちの「生活維持システム」である。

?現在党内、特に党中央には多数のスパイがいてスパイが党の方針を決定している。民主党によって政権交代が実現した今、政権擁護・維持政党であった「共産党」今後どのような形で存続させるか目下思案中である。しかし今後も「反体制」運動を分裂させるために存続させることに変りはない。

以上、現役党員は早く「悪夢」から覚めましょう。

[3. 屁の突っ張り]

失礼しました。？は番号を打ったのですがちゃんと表示されませんでした。各段落頭に１〜６までの番号が付き、文中の？は全部１となります。読みにくくて申し訳ありません。これで最後です。

[4. 屁の突っ張り]

すみません。最後の文を以下に訂正します。

スパイでない現役党員は早く「悪夢」から覚めましょう。

[5. ぱおろ]

屁の突っ張りさま

　とっても参考になりました。

　昨年の不和上皇と中曽根大元帥の赤旗トップ対談記事が、なぜああも自然に実現したのかが、上記の書き込みでやっと理解できたような気がします。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik09/2009-07-07/2009070701_04_0.html

　要するに、水面下であの二人は連絡を取り合っていた疑いがアリアリですよね。

　特に中曽根大元帥は、戦前の元内務省官僚から総理大臣に駆け上がった人物だから、スパイ養成には何らかの形でかかわっていたはずです。

　屁の突っ張りさまの説は、近年では神戸市長選挙で実証されていますね
（共産党含む市民派勢力は樫野氏で一本化していたのに、公示前に突然共産党が市民派勢力から離脱し、独自候補をを擁立、その結果に保守市長が当選）。

http://www.senkyo.janjan.jp/election/2009/28/00010381.html

　結局、この神戸の選挙では、共産党は、市民派勢力が保守市政から市政を奪還することよりも、１）共産党の勢力拡大と２）意図的か結果的か別として、保守市長の延命を選んだわけですよね。

　こんな構図って、ちょっと前の愛知県知事選でもありました。
http://www.todofuken-senkan.jp/pref/aichi.html

　でも、共産党が今まではアメリカ傀儡の自民党政権の延命のために存在価値があったとすると、二大政党制に突入すれば、もはや国家権力からはその存在価値は急速に薄れてくるのではないでしょうか？　
　

[6. ぱおろ]

もうひとつ質問させてください。

　戦後の日本が、現在の繁栄を保っているのは、長期自民党政権による「共産主義化ブロック」が成功したことが大きな要因といわれています。

　しかし最前線で「共産主義化ブロック」をしていたのは、宮本顕治一派ではないでしょうか。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%85%B1%E7%94%A3%E5%85%9A　

　ソ連、中国共産党の干渉を「自主独立路線」ではね続けたのは、日本国民への大きな功労だと思いますが、これは自民党、財界と利害が一致しています。

　もしかしたら、この「共産党自主独立路線」でも、国家権力と共産党とのつながりがあったのではと考えたのですが・・

[7. busayo_dic@管理人]

屁の突っ張りさま＆ばおろさま

日本の支配層が共産党をコントロールしていたというのは、想像力ありすきですw

ただ90年代から財界にすり寄ろうとしていたのは事実で、こんなこともありました。
http://kinpy.livedoor.biz/archives/51506769.html

それから2007年の愛知県知事選は、珍しく民主党が悪いケースです。
http://kinpy.livedoor.biz/archives/50718075.html

[8. ぱおろ]

管理人さま

　了解です

　ここ数日暑かったので・・・
　
　アイスノンで頭冷やしまつｗ

[9. TAMO2]

共産党に関する陰謀論系では、

・ミヤケンは戦前からの政府のスパイ説
・野坂参三が延命できたのは、ソ連のスパイだったから（これは「実証されたけど」）


ってのがありますね。れんだいこ同志のサイトに色々あります。

[10. TAMO2]

結局、人間の弱さ・欠点などを受け入れられるかどうか、の問題だと思います。

先日、「光の雨」（立松和平著）を立ち読みしてたら、新左翼も共産党も無差別な、左翼の「ダメ」さを考えざるを得ませんでした。

本の中ほどで、「共産主義化」なる概念を登場人物が批判する中で、そんなことが書いてありました。

理性主義の病気ですかね。土佐高知さんのところで、こんな感じのことを書いたら、対話打ちきり宣告されました。

[11. TAMO2]

一般社会の会社の中で、「ある仕事」が出来ないならば、その仕事をその人にやらせず、配置転換するなり解雇するなりするだけ。ドライなものです。ところが、左翼党派内部では「糾弾」され「改造」される。それに失敗すれば自殺にまで追い込まれる。（小生みたいな人間ならば、追い込みかけた人間を惨殺しますがね。）

共産党が批判して止まない「解雇をする会社」と、共産党のように出来もしないことを強要する組織、どちらが非人間的でしょうかね。

[12. 屁の突っ張り]

管理人様、「日本の支配層が共産党をコントロールしていたのは想像力ありすぎです」とのこと。果たしてそうでしょうか？

戦前の党がスパイに支配されていたことにはご異論ないかと思います。戦前の日本の支配層はソ連で片山センの秘書で強制収用所から生還した勝野金政氏からソ連の実態を聞き知っていたのです。

戦後、一般にはスターリン批判後に社会主義社会の実態は知られたが日本政府の方が遥かに先に知っていたのです。彼らは共産主義者がいかなるものであるか知り「スパイ政策」でトップからコントロールすることが一番有効な方法であると知っていたのです。

現に野坂参三はソ連崩壊で初めて証拠が出てきてばれたではありませんか。ソ連が崩壊しなければ、あるいはしても資料が出てこなければ野坂はいまだに日本共産党の「英雄」だったでしょう。スパイ野坂が「例外」と考えるのは共産主義者の実態を考えればあまりにも甘い考えでしょう。

私は党内には多数のスパイがいるといいましたがスパイはお互いをスパイと知らないのが常識です。そしてスパイは党の方針に忠実であり、
最も疑われない人ほど怪しいのです。

現在スパイが党内で最も力を入れているのが不破上皇周辺で「よいしょ」することでしょう。
不破上皇の古典から学べを持ち上げれば持ち上げるほど現実から遊離して共産党は「共産党らしく」なるのです。

それから宮本-不破時代に完成した「二段階革命論」は最も「共産党らしい」理論であり一見最も合理的な「日本変革プラン」のように見えますが実際は日本の変革を遅らせたプランであったことは歴史的に明らかでしょう。こういうプランを党の公式プランにするのがスパイの役割なのです。
以上、本当に最後です。

[13. キンピー]

1つの尺度でしか人間を判断できないからおかしな事になるのでしょうね。

そういえば彼の人のときも思わず口走ってしまいました。
「処分したるんも愛情やで」

[14. busayo_dic@管理人]

屁の突っ張りさま

>果たしてそうでしょうか？

屁の突っ張りさまには、かないませんねぇ〜(^^;)
このあたり、実は書けない話が多くて・・・それでもひとつだけ、皆まで言わすなという立場で申し上げれば

日本共産党内でのモグラ（スパイ）の識別力は、志位不破を代表とする主流派にはほとんどありません。党内で最もモグラの存在に敏感かつあぶり出しが上手いのは、実は当blogに集うような党員なのです。

つーか、書けませんけど、いくつか報告も来ています（マジ）

[15. 太宰ファン]

スパイというと、中国や北朝鮮のスパイが幹部会にいたんじゃないでしょうか。今もいる？不破氏が主導して、急に朝鮮総連と友好関係を復活したり、中国共産党との蜜月は、あまりに唐突な感じがします。50年問題で弱みとか握られてるとか。今から思うと、70年代~80年代の幹部会委員のかなりの割合が、党中央の地下潜伏期に中国にいたらしいのです（国内の武装闘争の司令部？）。最近、宮地さんのホームページで知りました。工藤晃とか榊利夫とか立木洋とか（ちがってたらごめん）。どういう活動実績で幹部会委員になったのっていう不思議な方々。工藤晃、ソフトな物腰とは違って、60年代の文革前の、日本共産党と中国共産党とが蜜月時代に、毛沢東の哲学の危険性を指摘した三浦つとむ氏を糾弾する論文を前衛に書いているのを「さざなみ」で知りました。三浦氏は毛沢東の文革発動を予言していたのに。中国共産党の番犬みたいな論文。話を元に戻すと、例の伊藤律の件も当時の幹部会委員のかなりの人が中国に幽閉されてるって知ってたはずで。実際に日本共産党がやってしまった50年ごろの武装闘争の話（例えば白鳥事件）も中国が全部握っていて、そういうのをネタにスパイにされてる、っていう推理なのですが。

[16. busayo_dic@管理人]

大宰ファンさま

諸般の事情から説明できない（それでもしようとすると本一冊分くらいになるのもあります）のがもどかしいのですが、日本共産党内でスパイが暗躍しているのは事実です。

しかし、貴兄が思っているような構図で動いているわけではありません。

そのあたりはスパイ出身の小説家、サマセット・モームとかグレアム・グリーンとかジョン・ル・カレの小説をお読みになれば概略は把握できます・・・いずれもかなり難解ですが、それがスパイの住む世界ですので。

[17. 労働者]

話に横から入ってすみませんが、共産党の内部にスパイがいると思うと驚きです。確かに、
・公安警察関係の情報を売り渡すスパイ
・創価学会公明党
・統一協会
・各種ニセ左翼
・中国、ソ連
などなどこの内何種類かは存在が確認されてきましたし、今でもあるかもしれませんね。
公安警察なんかは末端でもいいんでしょうが、やはり市議レベルにもいるんでしょうか？
ま、暴力革命をやるわけじゃないし、バレて困ることもないと思いますが。

[18. けろりん]

警察官なかでも公安警察は所謂エリートコースであり中でも共産党を担当する部門は、その最先鋒だそうであります。その理由は、やはり全国に支店があり党員も、それなりにまとまった数がいる、つまりは彼らの予算を獲得する絶好のえさとなるのが日本共産党という訳であります。遠くの昔に武装闘争路線を放棄し今や、その牙の痕跡すらもなくなって久しい共産党。党員の構成は自立歩行も怪しくなった高齢者が主体の共産党。それでも公安警察が共産党を監視対象とし続けるのは一重に一度獲得した予算を減額されたくないの一言に尽きるのであります。彼らにしてみれば共産党ほど美味しい獲物はいないかもです。自分たちが監視対象であることも良く認識していないトロ臭さ。多くは気が小さく、一寸きっかけを作って工作をかければ簡単にスパイになる人間性。こんな彼らを調教しSに仕立てあげ内部情報をリークさせる。この手のスパイを幾人も運用し功績をあげれば、その警察官は間違い無く出世出来るのであります。このようなパターンでスパイになり地区委員、専従者、さらに上級に進んで行く党員は数多く存在します。

[19. ？？]

共産党上層部で誰がスパイなの？実名出しなよ。見てるかもしれないけど勇気を出して告発しなよ。

[20. コットン＠酷暑ボケ。]

共産党のスパイ性、民主運動への介入、分裂症は、党の歴史から見て、絶対在るモノとして見ていかないと、人生をかけた運動などをやるべきではありません。
少年党員の頃、4.17ゼネスト（1964年）の思い出が深い。全党がゼネスト中止の説得に走り回ってました。
7月に党中央が変な事をしてすみません。と自己批判が出ましたが、宮顕は北京に居てた。悪いのは聴濤で処理されてますが、歴史的に見れば、新日和見主義処分と合わせ、宮本スパイ説というのに説得力はある。
しかし、賢い奴が、深く考えると、並外れたアホな方針が出てしまうと言うのも歴史の真実やしなー、、

赤旗に4.17ゼネストが敵の挑発だと言う数々の証拠が上がって来るというのもなー。

結果、敵側は全く手を汚す事無く、総評の統制処分として、公労協内の共産党員活動家を追放出来てますから、宮本がスパイとすれば、神業でしょう。個人では出来ませんから、チーム宮本として考えるべきかもな、、怖すぎるな。

当時は、中ソ論争もあって、1963年は部分的核実験停止条約が調印されて、志賀義雄の除名も有って、原水禁運動が分裂というのもあった。
振り返ってみると、凄い少年時代やったと思う。（以上、自分勝手語り）

[21. 元自衛官]

共産党内のスパイの件、非常に興味
ありますね。戦前の特高警察の報告書が
国立公文書館のサイトで見たとき、
左翼関係で摘発されたものの9割近い
のが転向したと謳ってます。その中には
スパイとして利用されたのもあったので
はないかと想像します。
現代のスパイについては共産党が崩壊し
歴史的文書として古本屋あたりででてく
るまでの楽しみにしてましょうかね