週刊東洋経済に、不破タンのインタビュー

とっても気になる一点。

マルクスについては誤解が多い。有名なのは、たとえばマルクスは革命は暴力革命といっているというもの。これはレーニンの整理であり、マルクスは普通選挙権に注目して、それを通じて革命ができるといった最初の革命家だった。

だからこそ、「マルクスを、マルクス自身の歴史の中で読む」ことをお勧めしたい。


共産党宣言は何なのよ?

共産主義者は、自分の見解や意図をかくすことを恥とする。共産主義者は、彼らの目的は、既存の全社会組織を暴力的に転覆することによってのみ達成できることを、公然と宣言する。支配階級をして共産主義革命のまえに戦慄せしめよ! プロレタリアはこの革命によって鉄鎖のほかにうしなうなにものもない。彼らの得るものは全世界である。
万国のプロレタリア団結せよ!


思想の転換が行われたならそこを明記するのが「マルクス自身の歴史の中で読む」ことだろう。こんなだから不破捏造と呼ばれるのだ。



追記
下記コメントで政治将校氏が紹介されている「カール・マルクスの生涯」をリンクしておきます。

カール・マルクスの生涯カール・マルクスの生涯
著者:フランシス ウィーン
販売元:朝日新聞社
発売日:2002-08
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