萩原遼氏は、日本共産党に復党してないぞ！

いやはや驚いた。萩原遼氏から直々コメントをいただいたので目立つようにエントリたてます。

19. Posted by 萩原遼    2009年05月25日 13:54

ＷＩＫＹＰＥＤＩＡというものを久々のぞいたら私が「日本共産党に復党した」とあります。事実無根です。このＷＩＫＩなんとやらというものは何ですか。

誰がこんな根も葉もないデマを飛ばすのか。責任者出て来いと言いたい。受け手の方もデマに惑わされないように本人がはっきりと否定しておきます。

私は不当な除籍を認めていません。不当除籍を撤回していったん原状回復せよ、そのあとどうするかは、私が決めます。
　　２００９．５．２５　大阪府八尾市にて　萩原遼

事実無根と言えば、宮本たけし先生が自民党にいちゃもんつけたものの、自民党から返答があったら知らんぷりという恥ずかしい事件を思い出しますが、Wikipediaでは、編集合戦と言って共産党支持者とおぼしき人が党に都合よく事実をねじ曲げて書こうとして、それを修正しようとする人との書き換え合戦がよく行われます。

たぶん日本共産党にとって萩原遼の除籍は党の信頼を揺るがす大事件で、除籍の事実を隠せないなら、復党したと言うことにして党の信用を回復しようと試みた者がいたのではないか？とぼくちん推定いたします。

Comments

[1. 国道134号鎌倉]

　皆さん、今晩は。国道134号鎌倉です。萩原遼先生、ぶさよでぃっくさん、そのほかの皆様方、お世話様です。

　私は、萩原先生の「ソウルと平壌」（大月書店）を週刊文春の記事で知り、購読しました。この本で在日韓国人の北送（帰国）者の悲惨な実態を知りました。萩原先生の諸著作のお陰で朝鮮半島問題を正しく学ぶことができます。心から感謝いたします。

＞Wikipediaでは、編集合戦と言って共産党支持者とおぼしき人が党に都合よく事実をねじ曲げて書こうとして、それを修正しようとする人との書き換え合戦がよく行われます。

　萩原先生の復党話が創作された経緯については、私は全く知りません。
　ただ、Wikipediaの世襲政治家一覧を見ると、共産党の政治家の記載が復活していました。志位委員長も長尾淳三東大阪市長も頼高英雄蕨市長もきちんと列記されています。
　共産党から横やりが入って、また消されるのでしょうか。世襲を否定しきれる状態ではないのに。

[2. JGB]

まあそんなとこだろうと思っていました。
ハギリョウ研究室のサイトには、今でも不当除籍についての文章や、「不破哲三議長は日本の金正日か」と題する「諸君」の記事まで載っているわけですから、復党していてそのままにしておけるわけがない。Wikipediaって、マル経の項目のショボさも驚きますが、共産党に関心が無いのかな? 党関係の項目は放置されてて党員が書き放題なら問題です。

[3. 蜜蜂]

＞ＪＧＢ様
党員によるウィキ書き放題、いいんじゃないの？ほっとけば。自分たちしか書き手がない、つまり論争者がいず、ネットでも関心が低く、忘れ去られている存在の証拠です。気になるのは我々のような共産党オタクだけです。

[4. 道草クー太郎]

>復党したと言うことにして党の信用を回復しようと試みた者がいたのではないか？

　私などはもっと陰湿な意図を感じてしまいますね。萩原氏が党に批判的な人々の注目を得ていることに着目し、「氏はこっそり党と手打ちをしている」と印象づけることで氏への評価下落を策した者の犯行とか。

[5. キンピー]

>私は不当な除籍を認めていません。不当除籍を撤回していったん原状回復せよ、そのあとどうするかは、私が決めます。

党規約第十一条
慎重に調査、審査のうえ、除籍することができる。除籍にあたっては、本人と協議する。〜除籍は、一級上の指導機関の承認をうける。
【協議】
話し合って決めること、またその話し合い。（大辞林）

ずっとご本人が除籍を承諾したものとばかり思っていましたが違ったんですね。
文面から察するに全く認めてないと。
いったいどんな恣意的解釈で除籍したのでしょうか。
もし氷山の一角だったら今までの除籍も疑わしくなってきますね。

[6. 道草クー太郎]

　キンピーさん引用の後ろに「党組織の努力にもかかわらず協議が不可能な場合は、おこなわなくてもよい」という文言があり、得意の恣意的解釈で「意見が合わないから協議不可能」で片付けられることも大いに有り得るでしょう。

　一方、除名の場合は「関係資料を公平に調査し、本人の訴えをききとらなくてはならない」（54条）となっており、一方的な除名は禁止されています。言わずもがなですが、キンピーさん除名はその禁止されていることを党がやってしまった事例ですね。

　党員排除に「除籍」と「除名」のダブルルートができた経緯なども追跡すると面白いです。

[7. キンピー]

クー太郎さん
なるほど。
今まで除籍ってのは話し合いの途中で「こんな党はこっちから辞めてやる！」という展開なのかと思っていました。

ん〜、実際どうか分かりませんが、そうだとすると益々やりたい放題ですね。

[8. キンピー]

宮地さんのところに記事がありましたｗ

http://www2s.biglobe.ne.jp/~mike/hagiwara2.htm

萩原さんの主張は
「（不破・指導部は）説明もなしに勝手に党の方針に反する言動を取ることは、これこそ規律違反」

党の回答は
「自分で党員の立場を放棄し、「党員の資格を明確に失った」といわざるをえず、除籍したものです。」と。

批判するヤツは排除という姿勢です。

[9. 蜜蜂]

クーさんとキンさんの話を聞いていたら、除籍と除名の違いがわからなくなってきたよ〜ん。除籍≠除名でなく、除籍＞除名だよな。そして除籍・除名＝除斥だな。

[10. やりちゃん]

>批判するヤツは廃除

「1984年」の最後の方みたいなことになるより、よっぽど良心的なのではないでしょうか。それだから革命にならなくて済んだ、とも言える。

[11. 道草クー太郎]

　除籍規定の変遷は複雑な経緯を辿っているので、党員すらよく理解できていないのですよね。分かりにくいのですが、10年前にニフテイサーブで書いた文章を元にざっと私の理解を書いてみます。

（1） 20回党大会（1994年）以前の「除籍」規定
　以前の党規約は、党員の離党権を規定した規約第11条と、離党権を行使しない幽霊党員または「党組織が党員の資格に明白に欠けているとみとめた党員」に対する除籍規定＝規約第12条の二段構えでした。

（2） 20回党大会（1994年）の規約改定
　党員の離党権に加えて「機関による離党措置」を規定した新11条と、除籍を別途規定した新12条に改変されました。つまり、改定以前の「自主離党と幽霊党員の除籍」が「離党」にまとめられ、「党組織が党員の資格に明白に欠けているとみとめた党員」の除籍規定が新たな条文として設けられました。

（3） 新「除籍」規定に加わった処分的意味
　この規約改定は一見旧条文の「再編」のように見えますが、さにあらず。なぜなら、「除籍」規定に除名に類するような明確な処分的意味が上乗せされたからです。以下その条文からの抜粋。

　「第12条　党の綱領あるいは規約を否定するにいたって第１条に定める党員の資格を明白に喪失したと党組織が認めた党員、いちじるしく反社会的な行為によって第９条の定める党員資格欠格者となったと党組織が認めた党員は、除籍することができる」（第２０回党大会、１９９４年）

幽霊党員整理のための規定であった「除籍」を「機関による離党措置」などという訳の分からない規定に変更したのも、「除籍」に処分的意味を持たせるための無理なつじつま合わせでしょう。

[12. 道草クー太郎]

　当時『赤旗・評論特集版』紙上で展開された議案討議では、以下のような批判や疑問が提起されています。

○「党の綱領あるいは規約を否定する」とは拡大解釈を生むのではないか？
○「除名」では弁明の機会が認められているのに、「除籍」にはそれがないのはおかしいのではないか？
○「除名」と「除籍」の違いが不明確
○ 意見の違いにより党員を排除することにはならないか？
○ 党員の意見が萎縮してしまうのではないか？

これら異論に対する中央所属の一党員の反論（注・党中央のチェックを通った見解）は、

○「この間の経験をみれば、実際に、党内のごくごく一部ではあるが、綱領・規約に反対しながら党の変質をねらって党にとどまり、自分の見解をひろげようとする者が存在しました。こうした事態への対応を考えれば、党員資格欠格者の除籍規定を規約で明確にすることは必要です」（同紙1994年6月20日付より）

この反論に対しては党員から「党の発展を願う」ことと「変質を狙う」こととの違いはどう区別するのか？ という批判が紙面掲載されましたが、これらの疑問に対して党大会当日の幹部会報告も回答してはいません。「処分の一本化を」という意見に対して「規律違反の有無や程度とは別の、資格欠格者に関する規定だ」という趣旨の説明しかしていません。

[13. 道草クー太郎]

（4）新「除籍」規定導入の時代背景と狙い
　「中央所属の一党員の反論」が挙げている事例は、実際にあった事例を歪めて描いたものです。当時、党員知識人や原水禁運動内党員が党を批判する事例が相次ぎ、その中には離党を通告する人々もいました。その際、党は「離党」を認めず「除籍」でそれに答えたわけです（川上氏が除籍されたのもこの頃です）。

　左右対立構図の明確な冷戦期には党＝革命の側に立つか、反党＝反革命の側に立つかが主要な対立点であり、後者は除名処分の対象でありました。しかし、冷戦構造崩壊とともに、反党ではないが党に批判的なスタンスが広く登場してきます。そういう部分を双葉の内に党から切り離して党中央の指導性を確保する。そのために持ち込まれたのが現行の「除籍」規定ではないかと思います。ここに、「意見の違いによって党員を排除する」というコソコソ採用されてきた禁じ手が正式に規約上の認可を受けたと言うべきでしょう。

　ちなみに、条文中の「党の綱領あるいは規約を否定するにいたって第１条に定める党員の資格を明白に喪失したと党組織が認めた党員」という部分はその後再改定時に「第四条に定める党員の資格を明白に失った党員」と書き換えられましたが、除籍の持つ意味は踏襲しているはずです。

[14. キンピー]

クー太郎さん
ありがとうございます。
除籍の基準が曖昧なのは前々から考えていたことなのですが、こんな遍歴があったのですか。。
ん〜、内部からの変革はほとんど不可能ですね。

19. Posted by 萩原遼    2009年05月25日 13:54

ＷＩＫＹＰＥＤＩＡというものを久々のぞいたら私が「日本共産党に復党した」とあります。事実無根です。このＷＩＫＩなんとやらというものは何ですか。

誰がこんな根も葉もないデマを飛ばすのか。責任者出て来いと言いたい。受け手の方もデマに惑わされないように本人がはっきりと否定しておきます。

私は不当な除籍を認めていません。不当除籍を撤回していったん原状回復せよ、そのあとどうするかは、私が決めます。
　　２００９．５．２５　大阪府八尾市にて　萩原遼

事実無根と言えば、宮本たけし先生が自民党にいちゃもんつけたものの、自民党から返答があったら知らんぷりという恥ずかしい事件を思い出しますが、Wikipediaでは、編集合戦と言って共産党支持者とおぼしき人が党に都合よく事実をねじ曲げて書こうとして、それを修正しようとする人との書き換え合戦がよく行われます。

たぶん日本共産党にとって萩原遼の除籍は党の信頼を揺るがす大事件で、除籍の事実を隠せないなら、復党したと言うことにして党の信用を回復しようと試みた者がいたのではないか？とぼくちん推定いたします。