ホークアイ(鷹の目)でバールを振り回すのが自慢のsimanto114爺、なかなか面白いことを書いている。

そもそも、ソマリア沖の海賊問題は、南米を経済的・政治的に従属させ、甘い蜜を吸い上げようとした大国同士のエゴのぶつかり合いが絡んでおり、破たんしたソマリアの政府を復活させ、国の産業の復活と自治、住民の平和を保障するための支援こそ…問題解決の一番の早道であるにも関わらず、支配欲に目のくらんだ大国…特にアメリカ、英国、ロシア等が、自分の意のままになる政権を作ろうと問題を限りなく複雑にしているのである。

大国に漁場を奪われ、さらに、その漁場を産業廃棄物のゴミ捨て場にされたソマリアの漁師たちが、生活を守り、理不尽に抵抗して、「怒りの海賊」となったのが発端だと言われています。ゲリラ的に出没する海賊を取り締まるのは、まず筋違いであると同時に、その取り締まりに軍艦と軍隊を使うというのが二重、三重の間違いだろうと思う。

まずは、すべての外国軍は、干渉をやめ、自国へ帰れ!
よそ様の海で軍艦を走らせ、大砲や鉄砲をぶっ放しまくるのは、どこの無法者だ。

略奪した領土や領海や、自決権をすべて無条件でソマリアに返せ!
海賊も顔負けの悪逆非道を繰り返す、アメリカを始めとする大国の、紳士面をしたその仮面の下には、サタンも怖気づく冷酷な計算にほくそ笑む、覇王たちの冷笑が隠されているのだ。

すべての国は対等平等。一切の押し付けと干渉をやめろ!
民族のことは、そこの民族に。国のことは、その国の国民に…すべての問題の解決は当事国にまかせろ。ヨソモンがごちゃごちゃ干渉するな。

・・・とまあ、かなり一方的ではあるが、的は外していないと思う私の意見…どこか間違っているでしょうか?

ええ、大間違い。外しまくりw。まるで生野ともうみwww
ソマリアが南米にあると思い込んでいるボケぶりも面白いが、simantoのホークアイは、ソマリア紛争のみならずアフリカの政治状況について全く見えない目のようだ。

ぼくちんがアフリカ紛争に関して最初に読んだのは、高校生のころ、かのフレデリック・フォーサイスが「ジャッカルの日」で小説家になる前に書いたルポルタージュ「ビアフラ物語」だった。

植民地解放後のアフリカの紛争は、多くが宗主国が引いた国境線と部族社会の間の齟齬に原因があるわけで、旧宗主国の責任はもちろんあるのだけど、紛争が始まってしまうと欧米や国連が介入してもどうにもならないほどにこじれてしまうのも実態だ。

ぼくちんの関心は、ボケた爺の戯言よりも彼の周囲に集う人たちが、そのことをちゃんと指摘できるか。こんなことは九条を擁護することで、護憲派の間でも有名な伊勢崎賢治氏の本なんか読んでりゃ馬鹿でもわかりそうなことだし、最近でも映画「ホテルルワンダ」あたりがそうした状況を描いていたりするのだけど、simantoBBSに集う人たちは、彼にそのことを指摘するだろうかw?・・・平和を唱え九条を擁護している自分にうっとりしているだけのようなのが多いからなぁwww

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