志位委員長と語る建設の仲間のつどい

志位氏は「建設産業も深刻な経営と生活危機にあります。建設で働く仲間の一番の要求は『仕事よこせ』『賃金上げろ』にあると思います」と述べ、「まず緊急に生活関連の公共事業の前倒し発注、小規模工事の枠拡大、民間住宅の耐震化、バリアフリー化、省エネ化などに公的助成を行うことなどで仕事を確保することに力を合わせて取り組みたい」と強調しました。

十年ほど前には、「無駄な公共事業を削減云々」が日本共産党のいつものセリフだったわけですが、それはともかく仕事がないのが建設業界の一番の問題なわけですね?

昨年秋からの景気後退以前にも耐震偽装事件のおかげで、建築申請でしたっけ?がおりなくなって大変だとか、他にもバブル崩壊くらいからいろいろ構造的な問題が多かったわけです。

そんな中リフォームに転換したり、地方の建設会社は農業に参入したり、仕事を作る努力をやって生き残りを図る会社もたくさんあるわけです。実際このことは志井タンも、経団連相手に言ってきたじゃないですか。

日本経団連の初代会長である奥田碩氏は、かつて「不景気だからといって、簡単に解雇に踏み切る企業は、働く人の信頼をなくすに違いない。そして、いずれ人手が足りなくなったときには、優秀な人材を引き止めておけず、競争力を失うことになる」、「仮に現在、人が余っているというのなら、その人材を使って新しいビジネスに生かす努力をしてこそ、経営者というものです。それもできないようでは、経営者の名に値しません」(「経営者よ、クビ切りするなら切腹せよ」)とのべています。こうした精神にたって、経営者としての責任を果たすことが、いま求められているのではないでしょうか

これは経営者だけでなく、従業員にも必要な姿勢です。にもかかわらず経団連に要求しても、建設業の仲間には、仕事を作る努力をしようと言わないのは、よくないとおもいます まる