テレビ朝日の番組「サンデープロジェクト」での、志位委員長を交えた討論のニュース。未だに共産党の悪い所を引きずっていないこともないが、相当うまくなっている。たとえばここ

私は、景気の問題を考えても、例えばトヨタが(人員を)切ると、リーディングカンパニー(主導的企業)が(人員を)切ると、そうするとさっきの田原さんの表でも、全部横並びでドミノ倒しで切り始めるわけですよ。それからソニー、キヤノンが切ると、リーディングカンパニーが切ったら、これも横並びが起きるわけですよ。こうやってやりだしたら、それこそどうなるか。一つの企業にとっては首切りをやったら、その瞬間は財務状況はよくなるかもしれない。しかしみんながやり出したら景気の底が抜けてしまいますよ。

 いま外需がだめになっているときに、内需の底も抜けちゃったら、いったい例えば車だってどこに売るのか。外で車が売れなくなった、国内でも売れなくなった、そうしたらトヨタだって本当にいよいよ深刻になりますよ。ですからここでは、雇用を守る責任を企業に果たさせることをきちんとやってこそ、景気もよくなっていくし、企業にとっても先行きが出てくるということを、私はいいたいですね

大企業敵視の姿勢を捨て、企業の立場も目配りすると、こうも説得力のある発言になるわけだ。こうした姿勢で続けて行けば、未だ党員数増加に疑いを持っているぼくちんでも、選挙となると無党派層からかなりの票が流れてくるんじゃないかと思ってしまう。

しかし、気になることもある。志位タンがうまくやって選挙で勝ったとして、その理由を党員がどこに求めるかだ。

これまでやってきたことが正しかった!と言えば、党は10年後、力を無くしている。

こうすればよかったのか!と気がつくなら、再生の見込みはないでもない。

さて、どっちに転ぶだろう?