宮本たけし先生のホームページが70万アクセスを突破したようです。

 おかげさまで私のホームページも、本日70万アクセスを突破しました。2001年12月からはじめたこのホームページ、日記帳「今日のタックル」も紆余曲折はありながらも7年間、書き続けてきました。今ではだいたい毎日1000を超えるアクセスがあり、約3ヶ月で10万アクセス伸びる計算になっています。私のホームページをご愛顧下さっている皆様に、心より厚く御礼を申し上げます

たけし先生のホームページを日本で一番ご愛顧しているのは、ぼくちんであることに異論のある方はおられないでしょう。にもかかわらず電話をしてもメールをしても感謝の言葉をいただいたことがないぼくちん...本来なら表彰状ものなのですが、まそれはともかく、ちっとここをネタにして差し上げましょうか。






板紙・段ボール・包装を扱う「レンゴー株式会社」(資本金310億円、連結売上高4353億円、連結従業員約1万人、東証・大証1部上場、詳しくはホームページhttp://www.rengo.co.jp/をご覧下さい)の社長大坪清関西生産性本部会長は11月8日付「日経」のインタビューで「派遣社員を正社員化するのが課題だ」と述べ、「雇用が安定して従業員の勤労意欲が高まれば、品質の向上や消費の活性化が期待できる。それは企業の成長にもつながる道筋だ」と発言しています。

 トヨタなどがすすめる大リストラ、「ハケン切り」と言われるような大量首切りを許さないたたかいは、その労働者の生活と権利を守るというだけに止まらず、まさに「それは企業の成長にもつながる道筋」でもあります

かどうかは、まだわからんのですよ。この発言は、レンゴーにいる派遣社員は勤労意欲が正社員より少なくて、品質管理と顧客開拓に苦労していると、大坪社長が考えていることを示していまつ。

そうした大坪社長の仮説が正しいのかどうかは、これから数年後のレンゴーの業績によって判断されるのでつ。そして大坪社長が成功してレンゴーの業績を上げたとしても、それが一般化されるかどうかは大いに疑問でつ。

そもそも「経営」なるものを、どこも同じことをやっていると思っていると思ってるでしょ、たけし先生?

いわゆる日本的経営が世界中から称賛されていた時代でも、そうしたやり方ができたのは大企業が多く、中小企業はそうではありませんでした。つーか、やりたくてもできなかった言った方が正しい。

日本の工場現場に外国人労働者が目立ってきたのは、80年代後半、バブルの真っ最中でつ。なぜ仕事がいっぱいある時代に外国人労働者が増えたのか?工場が払える給料で来てくれる日本人労働者がいなかったからです。

もちろん、高給を払えば日本人も来たでしょう。しかし、当時3K(きつい、汚い、危険)と呼ばれた職場には、高給の原資となるカネはなかったのです。現代においても然り。派遣社員の正社員化には、相応のコストがかかります。今の低賃金で従業員が我慢してくれるからなんとか潰れずにいる会社も多いのです。

そうした業種や企業らよって違う事情を全く考慮せず、大坪社長の言葉を大喜びで取り上げて、ほら、私の言った通りでしょと言わんばかりのたけし先生...それではビジネスマンの支持は得られませんよw